低金利カードローンの比較ランキング!利息を安く抑えて借入できるのはどこ?
更新日:2023.01.23

「お金を借りたときの利息が不安…」と考える人は、低金利のカードローンを選んでキャッシングすることが重要です。
例えば、30万円を100日間借りた場合、金利18%と14.5%では利息に3,000円弱もの差が生じてしまいます。
この記事では利息を安く抑えて借りるための、低金利カードローンの比較ランキングの紹介と選び方についての説明をしていきます。
低金利カードローンを利用するためのポイント
<低金利カードローンの上限金利ランキング>
順位 | カードローン名 | 下限金利 | 上限金利 |
---|---|---|---|
1 | ろうきん「マイプラン」 | 3.875% | 8.475% |
2 | JAバンクカードローン(※1) | 4.30% | 12.00% |
3 | JCB CARD LOAN FAITH | 4.40% | 12.50% |
4 | りそな銀行カードローン | 3.50% | 13.50% |
5 | イオン銀行カードローン | 3.80% | 13.80% |
6 | ソニー銀行カードローン | 2.50% | 13.80% |
7 | みずほ銀行カードローン | 2.00% | 14.00% |
8 | 三井住友カード カードローン | 1.50% | 14.40%(※2) |
9 | 三井住友銀行 カードローン | 1.50% | 14.50% |
10 | 楽天銀行スーパーローン | 1.90% | 14.50% |
11 | 三菱UFJ銀行カードローン バンクイック |
1.80% | 14.60% |
12 | 東京スター銀行カードローン | 1.50% | 14.60% |
13 | 横浜銀行カードローン | 1.50% | 14.60% |
14 | 住信SBIネット銀行カードローン | 1.59% | 14.79% |
15 | オリックス銀行カードローン | 1.70% | 14.80% |
16 | きらぼし銀行カードローン | 1.60% | 14.80% |
17 | 千葉銀行カードローン | 1.40% | 14.80% |
18 | スルガ銀行カードローン | 3.90% | 14.90% |
19 | 西日本シティ銀行カードローン NCBキャッシュエース |
13.00% | 14.95% |
20 | セブン銀行カードローン | 12.00% | 15.00% |
※1 JA東京スマイルの場合。
※2 振込専用タイプの場合。カードタイプの場合は15.00%。
目次
低金利のカードローンはどこ?各金融機関の金利を比較

カードローンは大別すると消費者金融と銀行が提供しているものがあり、銀行カードローンは消費者金融のカードローンと比較して、低い金利に設定されています。
一方で、より低金利にこだわりたいなら、ろうきん(中央労働金庫)や農協(JAバンク)での借入も検討しましょう。あまりなじみがないかもしれませんが、人によっては最適な選択になるかもしれません。
銀行カードローンとろうきん、農協について詳しくみていきましょう。
金利が低いのは本当?銀行やろうきん・農協のカードローンを比較
まずは代表的なメガバンクとろうきん(中央ろうきん)、JAバンクの金利を比較します。
金融機関名・カードローン |
|||||
---|---|---|---|---|---|
借入金利 | (JA東京スマイルの場合) |
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無利息期間 | |||||
利用限度額 | (各JAにより異なる) |
特にろうきんやJAバンクの上限金利が低いことが見て取れます。

ろうきんのマイプランの場合、下記のように利用者に応じて金利の幅が異なります。
※本記事での「ろうきん」は「中央ろうきん」のケースについて解説しています。
- 労働組合員や公務員などの団体構成員
年3.875%~7.075% - 生協組合員および同一生計家族
年4.055%~年7.255% - 一般の勤労者
年5.275%~年8.475%
マイプランの場合、ろうきんに普通預金口座を開設して、給与振り込みや公共料金の引き落としなど数多くの取引を行うことで、最大で金利を年3.2%も引き下げることができます。
ろうきんのマイプランと同様、JAバンクのカードローンの上限金利も低いです。
ただし、ろうきんやJAバンクの場合、申し込みから融資までに2~3週間程度かかるので、すぐにキャッシングすることはできません。
また、居住または勤務する地域によっては、カードローンを利用できないろうきんもあるので確認しておく必要があります。

借入金額100万円なら利息はどう変わるかシミュレーションしてみた
銀行カードローン、ろうきん、農協(JAバンク)それぞれでお金を借りた場合、金利や返済額はどれくらい違うのか、返済回数別にシミュレーションしてみました。
参考:三井住友銀行「カードローン返済シミュレーション」
100万円を借りて3年(36ヶ月)かけて返す場合
借入金利(年) | 毎月の返済額 | 利息総額 | 返済総額 | |
---|---|---|---|---|
銀行カードローン | 年14.0% | 3万4,177円 | 23万377円 | 123万377円 |
ろうきん | 年8.0% | 3万1,336円 | 12万8,091円 | 112万8,091円 |
農協 | 年10.0% | 3万2,267円 | 16万1,599円 | 116万1,599円 |
上記の例では、年14.0%と年8.0%で年6.0%の金利差があり、毎月の返済額が3,000円程度、3年間の利息総額および返済総額は10万円以上も違ってきます。
ここではいずれも「3年で返済」として試算しましたが、返済期間が長くなればなるほど利息総額および返済総額の差は開いていきます。
この比較結果からもわかるとおり、返済の負担を減らすには、少しでも金利が低いカードローンを選んでお金を借りることが大切です。
借入金額50万円なら利息はどう変わるかシミュレーションしてみた
続いて、50万円を借りて2年で返済する場合はどうなるのかシミュレーションしてみましょう。
参考:三井住友銀行「カードローン返済シミュレーション」
50万円を借りて2年(24ヶ月)かけて返す場合
借入金利(年) | 毎月の返済額 | 利息総額 | 返済総額 | |
---|---|---|---|---|
銀行カードローン | 年14.0% | 2万4,006円 | 7万6,143円 | 57万6,143円 |
ろうきん | 年8.0% | 2万2,613円 | 4万2,716円 | 54万2,716円 |
農協 | 年10.0% | 2万3,072円 | 5万3,726円 | 55万3,726円 |
100万円の例ほどの差は開いていませんが、やはり金利が高いと利息総額も返済総額も増えやすく、返済が大変になります。
できるだけ低金利のカードローンを選んで、できるだけ借リる金額を少なく抑えて、できるだけ早く返済し終えることが返済総額を安く抑えるコツです。
低金利のカードローンの選び方!上限金利を重視しよう
ここでは低金利のカードローンの選び方を解説します。特に銀行が金利の低いカードローンを展開していますが、どのように選べば良いのでしょうか。
おすすめは、まず自分が保有している口座の銀行を優先して検討することです。

そのうえで、次に挙げるポイントで保有口座の銀行をチェックして、問題がないか、許容できるかを確認しましょう。
もし「金利が他行とくらべて高い」「メリットがない」と思ったのなら他の銀行カードローンを検討しましょう。
上限金利が低いカードローンか
カードローンの利用限度額が低いほど高い金利が適用されます。
5万円を借りる程度の少額で借り入れるケースが多いことを考えると、上限金利が低いカードローンを選ぶのがよいでしょう。
金利優遇があるカードローンか
先ほど述べましたように、ろうきんのマイプランの場合、ろうきんでの取引に応じて、最大で年3.2%の金利引き下げの優遇が受けられます。
また、みずほ銀行、りそな銀行の場合だと、同行の住宅ローンを利用していると、カードローンの金利を年0.5%引き下げてくれます。
以上のようにカードローンで金利優遇が受けられる金融機関もありますので、漏らさずチェックしておきましょう。
無利息期間などの特典やキャンペーンを実施しているカードローンか
たとえば楽天銀行カードローンの場合、無利息期間があるだけでなく、入会するだけで1000ポイント獲得できます。
また、住信SBIネット銀行カードローンの場合だと1,500円分の自行ポイントがもらえます。PayPay銀行カードローンの場合では契約するだけで1,500円がもらえます、かつ無利息期間も設定されています。
ほかにも一定期間金利の引き下げを行ったり、無利息期間を設定する銀行もあります。
カードローンで借りたお金の返済負担を軽減したいなら、各種特典・キャンペーンを実施している銀行かどうかを確認しましょう。
低金利カードローンの比較ランキング!金利の満足度が高い9社を独自調査

当サイトの編集部では、実際にお金を借りた人を対象にアンケートを行い、「とても良い」「良い」「ふつう」「悪い」「とても悪い」の5段階で満足度を調査しました。
その結果、上位9社のカードローンは下記のとおりになりました。
1位のバンクイック(三菱UFJ銀行)の評価点は3.62と高いものでした。消費者金融と比べて金利が低く、メガバンクなので信頼できるなどの声が寄せられています。
これから、1位から9位までの各社にはどのような特徴があるカードローンなのか、具体的に解説していきましょう。
1位:バンクイック(三菱UFJ銀行カードローン)は低金利で融資も最短即日

融資時間 | 最短翌日以降 |
---|---|
金利 | 年1.8%~14.6% |
無利息期間 | なし |
限度額 | 500万円 |
審査時間 | 最短翌営業日 |
在籍確認の電話 | あり |
Web完結 | 申し込みまでは可能 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 適用利率と同率 |
申込み・審査時の必要書類 |
運転免許証・パスポート・健康保険証・個人番号カード・在留カード・特別永住者証明書のいずれか2点 ※その他、収入証明書が必要な場合あり |
借入条件 | ・満20歳以上65歳未満で国内に居住している ・原則安定した収入がある ・アコムの保証を受けられる |
銀行カードローンにおいては申し込みから借り入れまでに時間がかかるというイメージがあるのですが、バンクイックの場合は、最短翌日となっています。

また、利用できる提携ATMも豊富で、借り入れや返済がしやすい環境が整っている点も特徴です。返済回数が多くなりそうであれば、返済時の利便性にも注目したいですね。
なお、三菱UFJ銀行の普通預金口座を持っていなくても、バンクイックに申し込むことができます。
バンクイックのメリット
- 三菱UFJ銀行はもちろん、提携のコンビニATMでも手数料無料で利用可能
- 最短翌日のスピード融資が可能
- 最低返済額は月1,000円からでOK
バンクイックのデメリット
- 都市銀行のカードローンの中では金利はやや高め
- 借入限度額が他行よりも低め
バンクイックが向いている人は、提携ATMが多いこともあり、繰り上げの返済回数を増やして早めに完済したい人や、大手都市銀行で借り入れをすることで安心感を得たい人に向いていると思われます。
バンクイック利用者の声
- ・金利が低く安心感がある
- ・メガバンクで金利が低いため信頼できる
公式サイト:三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
2位:楽天銀行スーパーローンは無利息期間と楽天ポイントプレゼントがうれしい

融資時間 | 最短翌日 |
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金利 | 年1.9%~14.5% |
無利息期間 |
楽天銀行が指定した日から30日間 ※楽天銀行口座との同時申込者限定 |
限度額 | 10万〜800万円 |
審査時間 | 最短翌日 |
在籍確認の電話 | あり |
Web完結 | 可能 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 年19.9% |
申込み・審査時の必要書類 |
本人確認書類(住民票の写し、運転免許証+健康保険証など) ※その他、収入証明書が必要な場合あり |
借入条件 | ・満20歳以上62歳以下で国内に居住している人 (パート・アルバイト、専業主婦は60歳以下) ・毎月安定した定期収入がある、または専業主婦 ・楽天カード株式会社またはSMBCファイナンスサービス株式会社の保証を受けられる |
楽天銀行スーパーローンは、インターネット銀行が提供するカードローンで楽天ユーザーを強力にサポートしており、楽天会員ランクに応じて返済能力を判断し、審査の優遇を受けられます(※)。
※必ずしもすべての楽天会員さまが審査の優遇をうけられるとは限りません
楽天銀行カードローンに入会するだけで楽天ポイントを1,000ポイント獲得できます。
なお楽天銀行では定期的にキャンペーンも行っているので公式サイトで内容を確認してください。
楽天銀行カードローンのメリット
- 銀行では珍しく無利息期間がある
- 毎月の返済額は2,000円からと少額でOK
- スマホでいつでも借り入れ可能
楽天銀行カードローンのデメリット
- 店舗がないため、担当者と相談しづらいこともある
- 申し込みがWEB上からに限られている
楽天銀行カードローンが向いている人は、スマホやパソコンから24時間365日利用できるため、インターネットを使い慣れている人でしょう。返済能力の観点からカードローンの審査に通過しにくい「専業主婦」でも申し込める点もポイントです。
また、楽天銀行カードローンの場合、申し込みから融資までにはやや期間がかかりますので、時間的に余裕がある人に向いているといえます。
楽天銀行カードローン利用者の声
- ・事前説明が丁寧だった
- ・金利が低い
- ・7〜8%の利率で借りられたので、かなり有利だった
公式サイト:楽天銀行カードローン(スーパーローン)
3位:横浜銀行カードローンはおまとめにも使える金利が魅力的なローン

融資時間 | 最短翌営業日以降 |
---|---|
金利 | 年1.5%~14.6% |
無利息期間 | なし |
限度額 | 1,000万円 |
審査時間 | 最短翌日 |
在籍確認の電話 | あり |
Web完結 | 可能(カード発行あり) |
担保・連帯保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 不明 |
申込み・審査時の必要書類 |
本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど住所・氏名・生年月日が確認できるもの) ※限度額50万円超を希望する場合は、収入証明書も必要 |
借入条件 | ・満20歳以上満69歳以下 ・安定した収入がある人、もしくはその配偶者(パート・アルバイト可。学生不可。) ・神奈川県、東京都、群馬県前橋市・高崎市・桐生市のいずれかに居住または勤務 ・保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証が受けられる ・横浜銀行ならびにSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の個人情報の取り扱いに同意する |
大手地方銀行である横浜銀行は、地域での信頼度は抜群です。神奈川県以外に東京都に在住もしくは勤務している人が申し込めます。
その他にも、支店のある群馬県の前橋市・高崎市・桐生市に在住もしくは勤務している人も申し込めるようになっています。
横浜銀行カードローンは、リボ払いや他のローンなどを一本化することが可能です。
横浜銀行カードローンのメリット
- 最短翌営業日以降に審査結果がわかる
- 利用限度額が1,000万円と高い
- 横浜銀行の口座がなくても、24時間WEBで申し込み可能
横浜銀行カードローンのデメリット
- 神奈川県や都内の在住者などに申し込みが限られている
横浜銀行カードローンが向いているのは、神奈川県や東京都内の在住もしくは勤務している人です。
その他にもリボ払いやその他にも借り入れがあって、ローンを一本化したい人に向いています。
横浜銀行カードローン利用者の声
- ・金利が低い
- ・銀行系なので安心感がある
- ・金利とネームバリューで選択した
公式サイト:横浜銀行カードローン
4位:スルガ銀行カードローンは14%台の上限金利に加えて銀行負担のがん保障がある

融資時間 | 最短翌営業日以降 |
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金利 | 年3.9%~14.9% |
無利息期間 | なし |
限度額 | 800万円 |
審査時間 | 原則翌営業日以降 |
在籍確認の電話 | あり |
Web完結 | 可能 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 年19.5% |
申込み・審査時の必要書類 |
本人確認書類(以下のうち2つ) |
借入条件 | ・20歳以上70歳以下 ・安定した収入がある |
スルガ銀行はユニークな商品展開を行う銀行であり、カードローンについても他行と違いがあります。
中でも保険料を銀行負担で「がん保障特約付き消費者信用団体生命保険付帯ローン」を選べるのは、スルガ銀行カードローンの大きな特徴です。
申し込みの手続きは、書類の記入も来店も不要で、身分証明書となる運転免許証などをスマホやパソコンでアップロードすればOKという手軽さです。
静岡県の地方銀行でありながら、申し込み条件に住所地・勤務地などの制限もありません。
スルガ銀行カードローンのメリット
- がん保障特約がついているため、カードローンを利用中に万一のことがあった場合、ローンの借入残高がゼロになる
- スルガ銀行の普通預金口座が不要で申し込める
- 月々3,000円から返済が可能
スルガ銀行カードローンのデメリット
- 銀行カードローンとしては金利が高め
スルガ銀行カードローンが向いている人は、手軽にWebで申し込みをしたい人です。
また、がん保障特約を付加して、残っているカードローンの借入残高のために、いざというときの保障を備えておきたい人にとっても向いています。
ただし、がん保障特約をつける際には、がん保障のための審査に通らなければなりません。
公式サイト:スルガ銀行カードローン
5位:みずほ銀行カードローンは低金利で口座保有者はさらに金利優遇

融資時間 | 最短翌営業日以降 |
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借入金利 | 年2.0%~14.0% |
無利息期間 | なし |
利用限度額 | 10万〜800万円※ |
審査時間 | 最短翌営業日以降 |
在籍確認の電話 | あり |
Web完結 | 可能 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 年19.9% |
申込み・審査時の必要書類 |
・本人確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証などのうち1点) ※その他、収入証明書が必要な場合あり |
借入条件 |
・満20歳以上満66歳未満 |
銀行カードローンの中でも借入上限金利が低めなのがみずほ銀行です。
しかも、みずほ銀行の住宅ローンを利用している人は、さらにカードローンの借入金利が0.5%引き下げられる優遇を受けられます。仮に借入金利が上限の場合、年13.5%で借りることができます。
みずほ銀行へは来店不要で、ネットや郵送などで申し込むことができます。
なお、みずほ銀行カードローンを利用する場合は、みずほ銀行の普通預金口座を開設しなければなりません。
みずほ銀行カードローンのメリット
- みずほ銀行のATM利用手数料が無料(条件あり)
- イーネットATMは月3回手数料無料で利用が可能
- 銀行カードローンのなかでは借入金利が低めの設定
みずほ銀行カードローンのデメリット
- コンビニの提携ATMを利用すると所定の手数料がかかる
- みずほ銀行の普通預金口座がない場合は、口座を開設しなければならない
みずほ銀行カードローンが向いている人は、できるだけ低い借入金利で借りたい人に向いているでしょう。
みずほ銀行のATM手数料が無料のため、生活圏内にみずほ銀行がある人には向いているといえます。
公式サイト:みずほ銀行カードローン
6位:オリックス銀行カードローンは一般的な金利だがガン保障がついて安心

融資時間 | 最短翌営業日以降 |
---|---|
金利 | 年1.7%~17.8% |
無利息期間 | なし |
限度額 | 800万円 |
審査時間 | 不明 |
在籍確認の電話 | あり |
Web完結 | 可能 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 借入利率+年2.1% |
申込み・審査時の必要書類 |
・氏名・住所・生年月日が確認できる本人確認書類(運転免許証や健康保険証など) ※その他、所得証明書類を求められる場合あり |
借入条件 | ・満20歳以上69歳未満で国内に居住している ・原則、毎月安定した収入がある ・オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社の保証が受けられる |
オリックス銀行カードローンでは、ガン保障特約付きプラン「Bright」へ加入できるサービスを展開しています。
「Bright」に加入しておけば、死亡・高度障害状態になったとき、またはがんと診断確定されたときに、オリックス銀行カードローンの借入残高が0円になります。
ガン保障特約付きプラン「Bright」の保険料はオリックス銀行が負担してくれるので、カードローンの利用者は保険料負担は不要です。
※ただし「Bright」の加入には保険会社の審査が必要なため、健康状態などによっては加入できない場合もあります。
オリックス銀行カードローンのメリット
- 「死亡・高度障害状態」または「がんと診断確定された」ときは借入残高が0円になる
- 申し込みから借り入れまでWEBで完結
オリックス銀行カードローンのデメリット
- 上限の金利が高め
オリックス銀行カードローンは、申し込みから借り入れまでWEBで完結できるため、忙しい人に向いているといえるでしょう。
また、ガン保障特約付きプラン「Bright」に加入できるため、いざというときに借入残高が残らないよう保障を確保したい人にも向いています。
公式サイト:オリックス銀行カードローン
7位:住信SBIネット銀行カードローンは同行で住宅ローン借入があれば金利優遇

融資時間 | 不明 |
---|---|
金利 | 年1.59%~14.79% |
無利息期間 | なし |
限度額 | 1,200万円 |
審査時間 | 数日以上 |
在籍確認の電話 | あり |
Web完結 | 可能 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 年20.0%以下 |
申込み・審査時の必要書類 | ・本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなどいずれか1点) ・希望借入可能上限額が50万円を超える場合、収入確認書類の提出も必要 |
借入条件 | ・満 20 歳以上満 65 歳以下 ・安定継続した収入がある ・保証会社の保証を受けられること ・住信SBIネット銀行の普通預金口座を保有している(カードローンと同時申込可) |
住信SBIネット銀行カードローンではローンカードは不要です。スマホアプリから申し込みから借り入れ、返済まで手続きを完結できます。
大きな特徴としては、SBI証券口座保有登録済み、または住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用していて借入残高があると、カードローンの金利が年0.5%引き下げられます。
つまり、最大で金利を年0.6%ほど引き下げられるのです。
キャンペーンも定期的に実施され、たとえば対象の支店でカードローンを新規申し込みをして契約すると、JALのマイルや現金に交換できる「スマプロポイント」も獲得できます。
また、クレジットカード「ミライノ カード(JCB)」を保有し、住信SBIネット銀行口座を引き落とし口座に設定すると、カードローンの金利が年0.1%引き下げられます。
住信SBIネット銀行カードローンのメリット
- 明細・ローンカードの送付がないため、家族や周囲にバレにくい
- 利用限度額が1,200万円と高い
- 借り入れ・返済時の手数料が0円
- 返済は毎月2,000円からOK
住信SBIネット銀行カードローンのデメリット
- スマホがないと手続きしにくい
住信SBIネット銀行カードローンが向いているのは、カードローンを利用しているのを家族や周囲にバレたくない人といえるでしょう。
また、住信SBIネット銀行では独自のスマプロポイントを導入しているため、ポイントを利用しながら貯める楽しみ・交換する楽しみも味わえます。JALのマイラーであれば利用の価値がありそうです。
公式サイト:住信SBIネット銀行カードローン
8位:新生銀行スマートカードローン プラスは利息の低さに加えて提携ATMの手数料が0円

融資時間 | 最短翌営業日以降 |
---|---|
金利 | 年4.5%~14.8% |
無利息期間 | なし |
限度額 | 500万円 |
審査時間 | 最短即日 |
在籍確認の電話 | あり |
Web完結 | 可能(カード発行あり) |
担保・連帯保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 年20.0% |
申込み・審査時の必要書類 | ・本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)2点、もしくは本人確認書類1点と住所確認書類(住民票の写しや公共料金の領収書など)1点の合計2点 ・50万円を超えて契約する場合は、収入証明書類(源泉徴収票など)の提出も必要 |
借入条件 | ・満20歳以上満70歳以下で国内に居住している ・本人または配偶者に安定した収入がある(パート・アルバイト可) ・日本国籍を持っている、もしくは外国籍で日本語が理解でき、永住権または特別永住権を持っている ・新生フィナンシャル株式会社の保証を受けられる |
新生銀行スマートカードローン プラスは、提携ATMでの借入や返済が手数料0円で利用できます。ATM手数料は安いとはいえ、返済回数に比例して膨れ上がってしまうので、出費を抑えるために注目したいポイントですね。
さらにサポートも充実しており、スマートカードローンセンター(平日9:00〜18:00まで)へフリーダイヤルで電話をすれば、オペレーターが申し込みなどの問い合わせについて対応してくれます。
インターネットバンキングを利用すれば24時間365日、借り入れ・返済が可能となります。
新生銀行スマートカードローン プラスのメリット
- 提携ATMの利用手数料が無料
- 初めてのカードローン契約でT-ポイント最大2,000ポイントプレゼント
新生銀行スマートカードローン プラスのデメリット
- 支店・営業所が少ない
新生銀行スマートカードローン プラスが向いているのは、インターネットバンキングやコンビニATMを利用することに抵抗感がない人といえるでしょう。
新生銀行は支店・営業所が多くないですが、借り入れや返済ができる提携ATMが全国各地のコンビニにありますので、不便さは感じないと思われます。
また、新生銀行スマートカードローン プラスを利用するとTポイントが貯まるので、Tポイントを集めている人にも向いています。
公式サイト:新生銀行スマートカードローン プラス
9位:J.Score「AIスコア・レンディング」はAIによって金利が決まる新世代のサービス

融資時間 | 最短即日 |
---|---|
金利 | 年0.8%~15.0% |
無利息期間 | なし |
限度額 | 1,000万円 |
審査時間 | 最短即日 |
在籍確認の電話 | あり |
Web完結 | 可能 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 年20.0% |
申込み・審査時の必要書類 |
・運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書より2点または、1点とその他確認資料の計2点 ※このほか、源泉徴収票など収入証明書類の提出が必要な場合あり |
借入条件 | ・満20歳以上満70歳以下で国内に居住している ・安定かつ継続した収入が見込める (学生でも、アルバイトなど安定収入があれば可。永住権のない外国人も可。) |
個人向け融資サービス「AIスコア・レンディング」は、J.Score(ジェイスコア)にて審査を行います。
AIスコア・レンディングの場合は、個人のスコア(得点)によって利用限度額や金利が提示される仕組みになっており、スコアが高いほど信用力が高いとされ、有利な条件で借り入れができます。
申し込みの際にはスコアに関する質問にチャット形式で回答するだけ。わずか数分で完了します。その後、回答から得られたスコアにもとづいて返済能力が審査されます。
J.Score(AIスコア・レンディング)のメリット
- AIスコア診断だけなら信用情報に影響しない
- 借りなくても契約するだけでPayPayポイントが1,000ポイントもらえる
- J.Scoreのスコア次第で有利な条件で利用できる
J.Score(AIスコア・レンディング)のデメリット
- 仮審査に通っても本審査に通るとは限らず、信用情報機関に照会される
- J.Scoreのスコアによっては利用できないこともある
J.ScoreのAIスコア・レンディングが向いているのは、高スコア(勤務先、勤務期間、年収などの質問による)が期待できる人に向いているといえるでしょう。
なお、AIスコア・レンディングの場合は即日融資が可能であり、平日の夜間や土日でも借り入れができます。
申し込みや借り入れ、返済の手続きはWeb完結できますので、仕事や家事などに忙しい人にも向いています。
公式サイト:J.Score「AIスコア・レンディング」
利息を安くするには消費者金融の無利息期間を利用しよう

上記でも触れていますが、一定期間無利息やキャッシュバック、ポイントプレゼントなどのお得な特典・キャンペーンを活用することで、カードローンの金利や利息を抑えることができます。

無利息期間を設けているのは消費者金融が多く、消費者金融であれば即日で融資を受けることも可能です。
カードローンの無利息期間と金利を比較
無利息期間を実施しているカードローンを以下に比較してみましたので、チェックしてみましょう。
取扱会社名 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
金利 | ||||||
無利息期間 |
上記で取り上げている銀行や消費者金融では、無利息期間が設けられています。
金利が高いイメージがある消費者金融のカードローンであっても、無利息期間があるなら、短期間の借り入れであれば元金だけの返済で済む可能性があります。
無利息期間のある消費者金融について、さらに詳しく説明します。
レイクなら無利息期間が契約日翌日から最大180日間と長い

数あるカードローンの中でも、特に無利息期間が長く充実しているのが新生銀行グループの「レイク」です。
他社は無利息期間があっても「30日間」ということが多いですが、レイクは「30日間」だけでなく「60日間」や「180日間」も選べます。条件等は以下の通りです。
- 30日間無利息……はじめての利用で、限度額200万円超
- 60日間無利息……はじめての利用で、Web申込み限定。限度額200万円まで
- 180日間無利息……はじめての利用で、借入額のうち5万円まで。限度額200万円まで
基本的に、借入額が多いときは60日間、少ないときは180日間を選ぶのがお得になりやすいです。レイクの公式サイトでは、どちらがどれくらいお得かシミュレーションできますよ。
参考:レイク公式ホームページ「選べる無利息」
アイフルは契約日翌日から30日間の無利息期間が用意されている

アイフルでは、はじめて利用する人なら契約した日の翌日から30日間は無利息になります。この期間内であれば、一度すべて返済し終わってもう一度借りた場合でも無利息の対象です。
ただし、アイフルで無利息期間があるのは「キャッシングローン」「SuLaLi」「ファーストプレミアムカードローン」のみで、借り換え専用ローンやおまとめローンなどは含まれません。
参考:アイフル公式ホームページ「最大30日間利息0円サービス」
アコムも他社同様に契約日翌日から30日間の無利息期間あり

アコムは、アイフル同様「契約日の翌日から30日間」を無利息期間としています。こちらも、はじめて利用する人限定で、借り換えローンなどは対象外です。
大手消費者金融の中では標準的な仕様と言えますが、無利息期間があるのとないのとでは大違いです。なるべくこの期間内に返済し終えるようにしましょう。
契約日とお金を借りる日のあいだが空く場合、その分無利息期間が減ってしまうので要注意です。
参考:アコム公式ホームページ「30日間金利0円サービス」
プロミスは初回借入日から30日間の無利息期間がある

プロミスの無利息期間は「初回借入日の翌日から30日間」です。一見、アコムやアイフルと同じように見えますが、こちらは「契約日」ではなく「初回借入日」が基準になっています。
つまり、契約してから実際にお金を借りるまで日にちが空いても、30日間という無利息期間は確保されるということです。「いつかすぐ借りられるように、とりあえず今は契約だけしておこう」という人にも便利です。
プロミスで無利息期間を得るためにはメールアドレスの登録とWeb明細の利用が必要なので、忘れず手続きしましょう。
参考:プロミス公式ホームページ「30日間無利息サービス」
カードローンの金利とは?しくみや計算方法を契約前に知っておこう
お金を借りる際に避けて通れないのが金利です。ここではカードローンを利用するうえで最低限知っておきたい金利の基礎知識を紹介します。
金利とは?利息がかかる仕組み
カードローン会社の公式ホームページなどをみると、「年5.0〜18.0%」といった形で金利を公表しています。
金利は、借りたお金に上乗せしてカードローン会社に支払う利息を計算するための基準となる重要な要素。
金利が低ければ低いほど、安い利息で済ませることができ、出費を抑えられるのです。
金利は安いに越したことないといえますが、カードローンを選ぶ際は金利だけでなく即日融資が可能か、周囲にバレない配慮があるか、といった点もチェックするようにしましょう。
カードローンにおける低金利の目安
カードローンには消費者金融系と銀行系があり、金利設定に大きな違いがあるので低金利といえる目安は異なります。
平均的な借入金利(年) | 低金利といえる目安 | |
---|---|---|
消費者金融系 | 年3.0〜18.0% | 年18.0%より下 |
銀行系カードローン | 年2.5〜14.5% | 年14.0%より下 |
低金利の目安を知るうえで注意してほしいのが、金利の下限ではなく上限の金利に注目すること。
なぜなら初めての申込みの場合や、利用を始めたばかりで返済実績が少ない人は上限(に近い)金利が適用されることが多いからです。
消費者金融系と銀行カードローンの上限をみると、それぞれ18.0%、14.5%と大きな差があります。
どちらを選ぶかで低金利の目安は異なりますが、低金利にこだわるなら銀行カードローンを選ぶことになるでしょう。そうなると14.0%を下回っているかどうかが大きな目安になります。
金利からカードローンの利息を計算する方法
カードローンを利用したら、結局どれくらいの利息を払うことになるのでしょうか?
以下の計算方法で利息を割り出せます。予定している借入額や返済日数などを当てはめて、目安を把握しておきましょう。
借りた金額×金利(年利)×借りた日数÷365日=利息
※うるう年の場合は365日を366日に置き換え
金利はもちろんですが、借りた日数によっても利息額が変わることがわかります。
計算式だけだとわかりにくいので、一例として30万円を借りて、100日後に返済したケースでシミュレーションをしてみましょう。
消費者金融の一般的な金利である18.0%と、低金利といえる14.5%の場合で比較しました。金利によってどれくらいの差が出るでしょうか?
■金利14.5%の場合
300,000円×14.5%×100日÷365日=利息11,917円
■金利18.0%の場合
300,000円×18.0%×100日÷365日=利息14,794円
利息の差額=2,877円
この利息の差を高いと考えるか、安いと考えるかは人によりますが、これは100日で完済した場合のケース。
日数が伸びれば伸びるほど金利の違いによって差は開いていきます。たとえば返済に300日かかれば、利息の差は8,630円にまで広がってしまいます。
自分の返済能力を考慮し、返済に時間がかかりそうであれば低金利にこだわるのは重要なことといえるでしょう。
金利の計算方法については「カードローンの金利計算|金利・利息の負担を低く抑える方法を紹介」の記事でより詳しく説明しています。
なるべく低金利でお金を借りる方法!適用利率や返済利息に注目しよう
お金を借りるうえで大事なのが、いかに出費を抑えるか、つまり利息額を圧縮できるか、という視点です。
そのためには、大きく分けて2つの方法があります。
- カードローン会社が決める「適用利率」を下げること
- 返済利息を下げること
これらの方法について詳しくみていきましょう。
カードローンの適用利率を下げる方法

カードローン会社は、金利を5.0%〜18.0%といった幅のある形で設定しています。注意したいのが、利用実績がなければ上限の18.0%が適用されることが多いという点です。
少しでも低い金利に設定されるようにするのが大きなポイントです。そのための方法をいくつか紹介しましょう。
方法1 審査上有利になる条件を揃える

自分に適用される金利が何%になるかは、申込書の記載内容をもとにした審査の結果、つまり返済能力によって決まります。審査ではさまざまな項目をチェックされていますが、たとえば以下のような条件にあてはまると有利になりやすいです。
- 年収が多い
- 正社員
- 他社での借り入れが少ない など
すぐに変えられないものもありますが、金利に直結するのでできる限り意識してみましょう。ちなみに返済能力をアピールするためにウソの申告をするのは絶対にNGです。
方法2 すでに口座や取引がある銀行のローンを利用する

自分が普段取引している銀行のカードローンを検討してみるのもよいでしょう。
みずほ銀行やりそな銀行などのように「自社で住宅ローンを契約している人なら年0.5%金利引き下げ」といった優遇を行っていることがあるからです。
一例を挙げましょう。
- 住信SBIネット銀行:自社のクレジットカード所有+自社口座を引き落とし口座に設定で金利優遇
- auじぶん銀行ならauIDがあれば金利優遇
- 楽天銀行なら楽天会員ランクに応じて審査優遇(※)
※必ずしもすべての楽天会員さまが審査の優遇をうけられるとは限りません
これらを有効に活用しましょう。
方法3 キャンペーンを利用する
金融機関によっては、キャンペーンを実施しているタイミングで申し込めば「期間限定の特別金利」で利用できる場合があります。
自分がお金を必要としているタイミングと時期が重なるかは運次第なところもありますが、うまく利用できれば通常より低い金利で借りられてお得です。
キャンペーンの情報を見落とさないためにも、カードローンを検討するならきちんと公式サイト上の案内を確認したり、1社だけでなく複数社を比較してみたりするのよいでしょう。
方法4 増額にチャレンジする
どこのカードローンでも、基本的に限度額(借りられる金額の上限)が高い人ほど金利が低くなります。限度額を上げる(もっと借りられるようにする)ための手続きが「増額申請」です。
増額申請をすると、改めて返済能力が審査されます。そのカードローンで何度かお金を借りて毎回期日どおりに返済していた人や、最初に申し込んだときより年収が上がっている人などは、信用力が上がって限度額も上がる可能性があります。

増額に成功して限度額が上がれば、金利が下がる可能性もありますよ。
新規申込の直後に行っても審査結果が変わりにくいので、少なくとも半年以上は利用したあとで行うとよいでしょう。
方法5 借り換えや一本化を検討する
すでにカードローンの借り入れを抱えている人は、借り換えやまとめることで金利を下げられるかもしれません。詳しくは後述します。
返済する利息の総額を減らす方法
つづいては、利息の総額を減らす方法をいくつか紹介します。
方法1 できるだけ早く多く返済する

利息の負担を減らすための鉄則は「できるだけ早く返し終わる」ことです。冒頭のシミュレーションでも示したとおり、返済期間が長くなればなるほど、利息がどんどん膨らんでいきます。
毎回最低返済額だけを機械的に返していくのではなく、少しでも余裕ができたら追加返済(随時返済/繰り上げ返済)をして、できるだけ早く多く返済に回していくようにしましょう。
手数料無料で、スマホから手軽に追加返済ができるカードローンも多いですよ。
方法2 無利息期間を上手に活用する

カードローンの中には「無利息期間」があるタイプもあります。多くは「30日間」ですが、もっと長いところも。詳しくは「無利息期間特典や低金利キャンペーンがある消費者金融カードローン」で解説しています。
無利息期間内に返し終えれば、利息を一切払うことなく、借りた分をそのまま返すだけで済みます。
「あと数日で給料日」「ボーナスが入金されれば返済できる」など、もう少し待てば確実に返済できる目途が立っているときなどに特に有効です。
方法3 本当に必要な金額だけを借り入れる

当然ですが、借りる金額が多くなればなるほど利息も多くなり、返済が大変になります。
カードローンは限度額までならいくらでも手軽に借りられますが、本当に必要な金額だけをその都度借りるのが利息を抑えることにつながります。
ATMで自分のお金を引き出す感覚で「使うかもしれないから」「念のため」と多めに借りてしまう人もいますが、一度借りてしまうと使っていない間も利息が膨らんでしまうのです。
大事なのは、自分自身の返済能力をしっかり把握すること。
カードローンに頼るのは、どうしても必要なのに他の方法で調達できない緊急時だけ、借りる金額も最小限にとどめておきましょう。
カードローン以外にできるだけ低金利でお金を借り入れる方法

カードローンよりも低金利でお金を借りる方法はいくつかあります。
銀行が取り扱う低金利の商品・サービスについて、一つずつ紹介していきましょう。
銀行のフリーローンはカードローンより金利が低く資金の用途は自由
フリーローンとは、資金の用途が自由な多目的ローンをいいます。一般的にカードローンよりもフリーローンのほうが金利が低いです。
例えば、みずほ銀行のフリーローンの場合、変動金利は年5.875%、固定金利は年6.85%です。
銀行の目的別ローンは銀行のフリーローンより金利が低い
目的別ローンとは、マイカー購入やリフォームなど、資金の用途・目的が限定されているローンをいいます。
一般的に目的別ローンの金利は、カードローンやフリーローンの金利よりも低いです。
例えば三菱UFJ銀行の場合、「ネットDEマイカーローン」の金利は年1.300〜2.450%(変動金利)、「ネットDEリフォームローン」の金利は年2.875%(変動金利・保証料込み)です(2022/9現在)。
銀行の当座貸越は定期預金の金利に年0.5%上乗せした程度の金利で借入できる
当座貸越(とうざかしこし)とは、普通預金の残高が不足した場合に、定期預金などを担保として自動的に融資を行うサービスをいいます。
当座貸越で定期預金の合計額の90%まで借りることができ、限度額は200万~500万円程度が一般的です。
当座貸越の金利は、多くの銀行では定期預金の金利に年0.5%上乗せした金利が適用されるケースが多いです。
カードローンの借り換えや一本化で金利を低くできる可能性がある
カードローンの金利の差がある場合は、現在契約しているカードローンから、金利の低いローンへ借り換えることで、返済総額を抑えることができる場合があります。
また借入先のローンが複数あって、返済額の負担が重く、返済の管理もやりにくいときには、複数のローンを一本化することで、返済の負担・管理を軽減できる可能性があります。
借り換えや一本化で返済総額を軽減できる可能性がある
「借り換えローン」とは、新たにローンを契約し直して、現在契約しているローンを一括返済するローンをいいます。金利の高いローンから金利の低いローンに借り換えると、返済総額が減る可能性があります。

「おまとめローン」とは、複数のローンを一本にまとめたローンをいいます。金利の低いおまとめローンに乗り換えることで、返済総額を軽減できる可能性があります。
おまとめローンは総量規制対象外なので、年収の3分の1以上借入をしている人でも利用できる場合があります。

借り換えや一本化の契約で注意しておきたいこと
借り換えや一本化をする際に注意しておきたいのは、これまで延滞などがあると返済能力を疑われて審査に通らない可能性が高くなることです。
また、低金利で借り換えや一本化ができたとしても、返済期間が長くなってしまうと、結果的に返済総額が増えてしまうこともあります。
低金利のメリットを享受するには、あらかじめ返済計画をシミュレーションしておき、現状よりも返済総額が少なくすむ返済期間はどれくらいかを見極めることが大切です。
さらに、借り換えや一本化をすることで、毎月の返済額が無理の金額になっているかも確認しておきましょう。
借り換えや一本化ができるカードローンの金利を比較
銀行や消費者金融が取り扱っている「借り換えローン」や「おまとめローン」について、下の表にて比較してみました。
取扱会社名/ローンの名称 |
|||||
---|---|---|---|---|---|
金利 | |||||
無利息期間 | |||||
利用限度額 |
アイフル「かりかえMAX・おまとめMAX」
アイフルには「かりかえMAX」と「おまとめMAX」の2つのおまとめローンがあります。
現在アイフルを利用している人が一本化をするときには「かりかえMAX」、初めてアイフルを利用する人が一本化をするときには「おまとめMAX」に申し込むことになります。
「かりかえMAX」「おまとめMAX」と名称こそ違いはありますが、商品の特徴・仕組みは同じです。
消費者金融や銀行のカードローン、クレジットカードのリボ払いも一本化の対象となります。
アイフルは電話による在籍確認は基本的に行わないため、家族や周囲にバレにくいという特徴もあります。
アコム「借換え専用ローン」

借換え専用ローンの利用限度額は300万円までとなっており、他の借り換えローン・おまとめローンと比較して利用限度額は低く設定されています。
金利についても年7.7%~18.0%と、上限金利、下限金利ともに高めです。
auじぶん銀行「借り換えコース」
auじぶん銀行 借り換えコースは即日融資が可能です。
電話で依頼すれば、手数料無料で自分の口座に振り込みを依頼できますし、コンビニATMでも手数料無料で借り入れ・返済ができます。
ただし、借り入れができるようになるのは審査に通ってから1週間程度かかります。
ろうきん「マイプラン」
ろうきんの「マイプラン」だと、低い上限金利で複数のローンをまとめて借り換えることができます。
ただし、マイプランを借り換えとして利用できるのは、労働組合員や公務員等の団体会員に限られています。
上記の条件に該当する人であれば、利用する価値はありそうです。
低金利のカードローンを利用したい時の注意点

低金利のカードローンは魅力的なサービスですが、一方で注意しなけらばならない点があるのも事実です。
代表的な注意点をまとめたので把握しておきましょう。
低金利の銀行カードローンは審査が甘いか厳しいか?審査基準について解説
銀行のカードローンは、消費者金融のカードローンに比べて金利が低い傾向があります。しかしその反面、銀行のほうが審査が厳しいと言われています。
銀行も民間企業なので、低い金利で利益を出しながら事業を継続していくためには、貸すかどうかの段階で申込者の返済能力を慎重に判断せざるを得ないのです。低金利に魅力を感じて申し込んでも、審査に通過できなければ利用できません。
ただし、審査に通過できるかどうかは申し込んでみないとわかりません。最初から「どうせ無理だ」とあきらめるのではなく、試しに申し込んでみるのもひとつの方法です。銀行によっては、公式サイト上に借りられる可能性があるか事前に確認できる診断コーナーを設けている場合もありますよ。
低金利のカードローンは申込みや契約から借入まで時間がかかる

銀行のカードローンは、消費者金融カードローンに比べてお金を借りられるまでのスピードが遅い傾向があります。
大手消費者金融では一般的な最短即日融資は、銀行では通常不可能と考えてよいでしょう。数日かかることを見越して、余裕を持って申し込みたいところです。
「今すぐお金が必要!」など切羽詰まった状況では間に合わない可能性があるので注意しましょう。
一度の返済が少額だと利息が大きく膨らんでしまう
銀行のカードローンは毎月の返済額が2,000円など、少額ずつ返していけることが多いです。「返済額が多すぎて家計が圧迫される事態を防げる」「ゆっくり少しずつ返していけて安心」と思うかもしれませんが、これも要注意です。
なぜなら、毎月の返済額が少ないほど返済期間が長くなり、返済期間が長くなるほど利息が膨らんでいくからです。いつまで経っても返済が終わらず、最終的な返済総額が多くなってしまうことがあります。
「追加返済」などを使って、できるだけ早く多く返していくのがよいでしょう。
この記事のまとめ
低金利でカードローンを利用したいのであれば、まずは銀行カードローンから検討してみるのがよいでしょう。
ただし、カードローンそれぞれに違った特徴やメリット・デメリットがありますので、カードローンの内容を比較して理解した上で選ぶことが大事です。
カードローンには無利息期間のある商品もあります。低金利でなくても、借入金額や返済期間によっては、返済総額を抑えられる場合もあります。無利息期間のカードローンを使ったほうがお得なのか、事前にチェックしておきましょう。
また、金利を低くするために「借り換えローン」や「おまとめローン」を利用する方法もありますし、カードローン以外にも低金利で利用できるサービスもあります。
返済負担を軽くするために自分にとってベストな方法は何なのか、よく考えてから実行に移しましょう。
監修者

ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。家計の見直しや貯蓄、各種ローンなどを専門分野とし、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行う。著書に『宅建資格を取るまえに読む本(総合資格)』、『 これ1冊で安心! 介護保険のしくみ・使い方・お金のすべて(ナツメ社)』などがある。
【保有資格】
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、 証券外務員Ⅱ種、 宅地建物取引士合格者、 福祉住環境コーディネーター2級、 整理収納アドバイザー1級