銀行カードローン
銀行カードローンのおすすめ15選!金利や審査時間を徹底比較
更新日:22.06.23

「銀行カードローンはそれぞれ何が違うの?自分に合っているのはどれ?」
「銀行カードローンは安心感があるけど、それ以外の特徴は?」
この記事では銀行のカードローンを徹底比較し、それぞれの特徴について解説します。
一口に「銀行系」と言ってもメガバンクだけでなく、地銀系、ネット銀行と幅広く、それぞれにメリットや強みもあるので、特徴を抑えることで選択肢も広がるはず。
自分にぴったりの「銀行のカードローン」を見つけましょう。
この記事を読んで分かること
- 銀行のカードローンとは、メガバンクや地方銀行が提供している融資サービスのことを指す
- 銀行カードローンを選ぶ際には金利、融資スピード、使いやすさを重視すると良い
- 総合力が高い銀行カードローンはバンクイックと三井住友銀行カードローン
- 低金利の銀行カードローンならりそな銀行カードローン
- 申し込む前に、振り込み融資やネット決済に対応しているか確認すると良い
目次
総合力が高いおすすめの銀行のカードローン2選
バンクイック|銀行のカードローンながら最短翌日融資が可能

実質年率 | 年1.8%〜14.6% |
---|---|
限度額 | 10万円〜500万円 |
融資時間 | 最短翌営業日 |
振込融資(Web完結) | 可能 |
申込基準 | 満20歳以上65歳未満の方で原則ご本人に安定した収入のある方 |
人気ポイント
-
- Web完結申込後、テレビ窓口でローンカードを受け取ることで最短翌営業日に借入可能
- 三菱UFJ銀行の口座をもっていれば、Web上で借り入れ・返済が可能
- アプリからカードローンの申込が可能
- 三菱UFJ銀行、イーネット、ローソン、セブンATMなら利用手数料無料
- 郵送物をなしにできるので、周囲にバレにくい
※ 2022年3月31日(木)をもって、テレビ窓口での新規申込受付を終了しております。
三菱UFJ銀行が提供している「バンクイック」は融資スピードが魅力のカードローンです。
Web完結申し込みなら24時間申込可能で、ローンカードを郵送ではなくテレビ窓口での受け取りにすれば最短翌営業日には借り入れができます。
加えて、アプリからも申込みができたり、他行の口座であっても振込融資や口座振替返済に対応していたり、三菱UFJ銀行の普通口座をもっていればインターネットバンキングによる返済もできるなど、わざわざATMに向かわずともサービスが利用できるのもうれしいポイントです。
※ 2022年3月31日(木)をもって、テレビ窓口での新規申込受付を終了しております。”三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)を使って、お振り込みでご返済いただけます。 ”
他の銀行のカードローンと比べても融資スピードはトップクラスで、サービスを利用する上での使いやすさもある「バンクイック」は、特に人気の高いカードローンです。
三井住友銀行|最短翌営業日に借入れができ振込融資にも対応

実質年率 | 年1.5%〜14.5% |
---|---|
限度額 | 10万円〜800万円 |
融資時間 | 最短翌営業日 |
振込融資(Web完結) | 可能 |
申込基準 | 満20歳以上69歳以下の方で原則ご本人に安定した収入のある方 |
人気ポイント
- Web完結申込後、店頭でローンカードを受け取ることで最短翌営業日に借入可能
- 振込融資、口座振替返済にも対応
- アプリからカードローンの申込が可能
- 三井住友銀行、イーネット、ローソン、セブン、ゆうちょ銀行ATMなら利用手数料無料
- 三井住友銀行の口座をもっていれば、契約後手持ちのキャッシュカードから借り入れができる
三井住友銀行カードローンの強みは融資スピードです。申込後、店頭でローンカードを受け取ることで最短翌営業日には融資を受けられます。
さらに、アプリから申込ができ、振込融資や口座振替返済にも対応しているため、近くにATMがなくても利用しやすいのはうれしいポイントです。
”口座振替をご指定のお客さま
ご指定の約定返済期日までにカードローン口座へご入金がなかった場合、カードローンの返済用預金口座よりお借入残高に応じた約定返済金額を自動引き落としによりご返済いただきます。 ”
融資スピードと使いやすさの点から「バンクイック」と同様に人気のあるカードローンです。
銀行のカードローン選びで重要な3つの視点
一見どれも同じように見える銀行のカードローンですが、それぞれに特徴があります。
その特徴と、自分の重視するものが合っているかどうかを見極めるのが、銀行カードローン選びの第一歩です。
そして、銀行カードローンの特徴は以下の3つに分けることができ、これらが比較検討するときの「視点」になります。
- 金利
- 融資スピード
- 使いやすさ
これらの視点で、主要銀行を比較し一覧表にしてみました。
都市銀行 | 三菱UFJ銀行 | 年1.8%~14.6% | ◎ 翌営業日 |
◎ |
---|---|---|---|---|
三井住友銀行 | 年1.5%~14.5% | ◎ 翌営業日 |
◎ | |
みずほ銀行 | 年2.0%~14.0% | △ 1週間程度 |
〇 | |
りそな銀行 | 年3.5%~13.5% | △ 1週間程度 |
〇 | |
地方銀行 | 福井銀行 | 年2.8%~14.6% | △ 1週間程度 |
△ |
十六銀行 | 年1.6%~14.6% | 〇 2~3日 |
△ | |
千葉銀行 | 年1.4%~14.8% | ◎ 翌営業日 |
〇 | |
ネット銀行 | 楽天銀行 | 年1.9%~14.5% | △ 1週間程度 |
◎ |
オリックス銀行 | 年1.7%~17.8% | △ 1週間程度 |
◎ | |
住信SBIネット銀行 | 年1.59%~14.79% | △ 1週間程度 |
〇 | |
東京スター銀行 | 年1.8%~14.6% | 〇 1週間程度 |
〇 | |
PayPay銀行 | 年1.59%~18.0% | △ 1週間程度 |
〇 | |
ソニー銀行 | 年2.5%~13.8% | △ 1週間程度 |
△ | |
auじぶん銀行 | 年1.48%~17.5% | △ 1週間 |
〇 | |
イオン銀行 | 年3.8%~13.8% | △ 5日程度 |
〇 | |
セブン銀行 | 年14.0%~15.0% | 〇 2営業日 |
〇 |
※2021年7月時点
多くの人が気になるポイントは「金利」と「融資スピード」ですよね。それ以外にアプリで申込や借り入れが手軽にできるといった「使いやすさ」も重視しましょう。
使いやすさで考慮するポイント
- アプリで利用できるか
- 振込融資に対応しているか
- ネット返済が可能か
- 手数料が無料になるATMの数
ここからは「金利」「融資スピード」「使いやすさ」のポイントでおすすめの銀行カードローンを紹介します。
消費者金融よりも低金利!金利を押さえたい人におすすめのローンは?

一般的に銀行のカードローンは、消費者金融のカードローンよりも金利が低い特徴があります。
その中でも、特に金利が低く設定されている銀行のカードローン5つをまとめました。
金融機関名金利(最大年率)りそな銀行 | 年13.5% |
ソニー銀行 | 年13.8% |
イオン銀行 | 年13.8% |
みずほ銀行 | 年14.0% |
楽天銀行 | 年14.5% |
千葉銀行 | 年14.8% |
このように、「金利」という視点で見れば、最大年率が13.5%とかなり低く設定されているりそな銀行が優位であることがわかります。
なお、上記の銀行カードローンのほかにも、おすすめの低金利の銀行カードローンを取り上げて解説した記事がありますので、ぜひご覧ください。
りそな銀行|金利(最大年率)13.5%は銀行トップクラスの低さ

実質年率 | 年3.5%〜13.5% |
---|---|
限度額 | 10万円〜800万円 |
融資時間 | 1週間程度 |
振込融資(Web完結) | 可能 |
申込基準 | 満20歳以上66歳未満の方でご本人に継続安定した収入のある方(利用限度額が200万円超の場合は満60歳未満の方) |
人気ポイント
- 実質年率が年3.5%~13.5%と銀行の中でもトップクラスの金利の低さ
- 口座開設後、借り入れと返済をアプリで一括管理できる
りそな銀行のカードローンの最大の魅力は、銀行の中でも特に金利が低く設定されていることです。
ただし、完済までに時間がかかるほど支払う利息の総額は大きくなるため、「金利が低い=支払う利息が少ない」とはならないので注意が必要です。
とはいえ、しっかりとした返済計画のもとで利用すれば負担を小さくできるカードローンといえるでしょう。
申込時にりそな銀行の口座がなくても、審査結果の通知後に口座を開設すれば問題なく、その後アプリで振込融資やネット返済を管理できるようになるのも使いやすいポイントです。
今すぐお金を借りたい場合に選ぶべき銀行カードローンは?

銀行のカードローンは消費者金融に比べ審査期間が長く、そのぶん融資スピードは遅くなってしまいます。
それでも「今すぐにお金が必要」という人のために、銀行のカードローンの中でも特にスピーディーな融資が期待できる5つをまとめました。
金融機関名融資スピード(最短融資時間)三菱UFJ銀行 | 翌営業日 |
三井住友銀行 | 翌営業日 |
十六銀行 | 2~3日 |
東京スター銀行 | 1週間程度 |
楽天銀行 | 1週間程度 |
最短融資時間で比べると、もっとも早く借り入れができるのは三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」と三井住友銀行のカードローンです。
「とにかく融資スピードを重視する」「急いでお金がほしい」という人にとっては、まず検討したい銀行のカードローンといえるでしょう。
振込融資やネット決済ができる?使いやすさを重視するならこの銀行
「使いやすさ」は、銀行のカードローンを実際に利用するとその大切さがわかるポイントです。
一口に「使いやすさ」といってもいろいろな意味がありますが、ここではサービスを手軽に利用できるかどうかを中心に、次のような要素で主要都市・ネット銀行を比べてみました。
- 振込融資ができるか
- ネット返済ができるか
- 手数料が無料になるATMの数
- アプリの利用ができるか
金融機関名 | 振込融資 | ネット返済 | 手数料無料ATM | アプリ |
---|---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 〇 | 〇※ | 三菱UFJ銀行、イーネット、ローソン、セブン | ○(申込、借入診断、返済シミュレーションなど) |
三井住友銀行 | 〇 | 〇※ | 三井住友銀行、ゆうちょ銀行、イーネット、ローソン、セブン | ○(申込、借入残高確認、次回返済期日確認など) |
りそな銀行 | 〇※ | 〇※ | りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行 | ○ ※(申込、借入管理、返済管理など) |
楽天銀行 | 〇 | 〇 | 三井住友銀行、みずほ銀行、ローソン、イーネット、セブン、イオン | ○ ※(申込、ネット返済、利用可能額確認などができるメンバーズデスクにアプリからアクセス) |
オリックス銀行 | 〇 | 〇 | 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、西日本シティ銀行、ゆうちょ銀行、イオン、セブン、イーネット、ローソン | × |
※自行銀行口座を保有している人限定
このように、カードローンの使いやすさの面では、その銀行の口座を持っていればそれほど大きな差はありません。
たとえば、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行のような都市銀行のカードローンは、同行の口座をもっていれば振込融資、ネット返済などが可能になり、ATMが近くになくても手軽にサービスを利用できます。
自分がすでに口座をもっている銀行のカードローンを選ぶというのも、「使いやすさ」の視点で考えれば理にかなった選択肢といえます。
一方、楽天銀行やオリックス銀行といったネット銀行のカードローンは、同行の口座をもっていなくてもインターネットバンキングを利用できるため、主要銀行の口座がないという人に向いています。
ただしアプリの利用については、楽天銀行は同行の口座保有者に限られますし、オリックス銀行は利用できるものがないので注意しましょう。
あわせて読みたい記事
銀行のカードローンQ&A
そもそも銀行のカードローンとは?
銀行のカードローンとは、メガバンクをはじめ地方銀行やネット銀行、信用金庫などが提供している融資サービス商品です。

基本的に無担保で、住宅ローンや教育ローンなどの目的型ローンと違って利用の目的も自由となります。
利用金額は5万円程度の小口から500万円、800万円と幅広く、金利は借入限度額の大きさによって違ってきます。
なおカードローンには自動融資機能が付いているものもあり、銀行の普通預金口座から残高を超える公共料金やクレジットカードなどの引き落としがあった場合、不足分を自動的に融資してもらえます。
”うっかり入金を忘れてしまっても、不足分をカードローンで自動融資するため、予定通りの引落しが可能です。”
ただしカードローンの返済そのものには、自動融資は使うことはできません。
銀行のカードローンは消費者金融より審査が厳しい?
結論から言いますと、消費者金融より銀行のカードローンの方が審査は比較的慎重です。
その理由は、一般的に銀行のカードローンでは、銀行だけでなく「保証会社」も審査に加わっているためです。
”カードローンにおける「保証会社」とは、ローン商品を提供する金融機関と提携し、保証業務を担当する会社のことです。
主に銀行カードローンが保証会社と提携して商品を展開しており、アイフルをはじめとする消費者金融カードローンは保証会社を設けていません。”
保証会社というのは、返済不能になった利用者に代わって借入金を銀行に対して返済する会社で、連帯保証人の会社版と考えればわかりやすいでしょう。
多くは消費者金融や信販会社が保証会社になっていて、カードローンを申し込むと、銀行の審査の前に保証会社が審査をします。
このように二重のチェックを行っているので、審査に時間がかかるのです。
面倒なシステムのように思えますが、担保も使用目的も問わずにお金を貸すわけですから、厳格な審査が必要になるのです。
別の言い方をすれば、審査に通過したということは社会的な信用が高いということの証明ともいえるでしょう。
銀行カードローンの利息の計算方法は?
金利とは、借りたお金に対して生じる借入日数に応じた利息の割合のことです。
金利の上限は法律で決まっていて、貸付金額が10万円未満では年20.0%、10万円から100万円未満では年18.0%、100万円以上は年15.0%となります。
支払利息の計算式は以下のとおりです。
借入金額×金利(実質年率)÷365日(うるう年の場合は366日)×借入日数
例)100万円を金利年15.0%で31日間借りた場合
100万円×15.0%÷365日×31日=約1万2739円
→1ヶ月で約1万2739円の利息が発生
返済は長引けば長引くほど利息が多くかかります。
カードローンは基本的に毎月一定額を支払うリボ払いのようなものなので、できるだけ早く返済して、トータルの支払金額を少なくするようにしましょう。
ホームページなどでカードローンの詳細を見ると、「金利、保証料込み」「保証料不要」と書かれていることがあります。 保証料というのは、無担保の代わりに保証会社に払う手数料のことです。
カードローンではあまり見られませんが、「保証料別」となっている場合、金利に保証料が上乗せされるのでご注意ください。
銀行のカードローンは総量規制の対象になる?

総量規制とは、利用者の支払い能力を超えた貸付をしないことを目的に、限度額を年収の3分の1以下にするという貸金業法による規制です。
総量規制はクレジットカード会社や信販、消費者金融会社に適用される規制で、例えば年収300万円の人にその3分の1の100万円以上を貸し付けることはできません。
”過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。”
一方、銀行などの金融機関は貸金業法の対象ではないので、総量規制を受けません。そのため借入限度額も、銀行の方が高く設定できるのです。
とはいえ各銀行とも独自の上限ルールなどを設けており、誰もが利用限度額いっぱいまで借りられるとは限りません。
ファイナンシャルプランナーからの「一言アドバイス」
借りたら返さなければならないのがローンです。そう考えると、返済額に直結する金利は、できるだけ低いに越したことはありません。
この点において、銀行のカードローンは消費者金融よりも大きな優位性があるといえるでしょう。
また、自動融資機能が付いているのも特徴ですが、便利である反面、知らず知らずのうちに借入総額が膨らんでいくということにもなりかねません。
着実に返済を進めていくためにも、返済の都度、「あといくら残っているのか」「着実に残債が減っているか」をしっかりと明細等で確認する習慣を身につけるようにしましょう。
この記事のまとめ
この記事では「金利」「融資スピード」「使いやすさ」という3つの視点から、銀行のカードローンを比べておすすめを紹介しました。
特に金利の低さは、銀行のカードローンの大きな魅力です。時間にある程度余裕があるのなら、金利面で有利な銀行を選ぶのが賢い選択といえます。
最短融資時間が翌営業日という銀行もありますが、融資スピードをとにかく重視するなら消費者金融のカードローンを選んだ方がよいケースもあります。
3つの視点と自分が重視することをよく検討して、ぜひ自分に合った銀行のカードローンを見つけてくださいね。
監修者

ファイナンシャルプランナー
株式会社エフピーウーマン代表取締役。編集者を経て2005年4月に女性のためのお金の総合クリニック「株式会社エフピーウーマン」を設立。現在、雑誌、講演テレビ・ラジオ出演などのほか、人生の“やりたい”を“できる”に変える『お金の教養スクール』を運営中。『女性のためのお金の不安、仕事のもやもや相談Book』など著書は40冊以上に及ぶ。 FP woman|代表取締役 大竹のり子
投稿日:22.02.10