アイフルのおまとめローンの審査は厳しい?メリット・デメリットを解説

アイフルのおまとめローン

アイフルのおまとめローンは「おまとめMAX」と「かりかえMAX」の2種類があります。

アイフルを利用したことがある人だけでなく、一度も利用したことがない人でも、アイフルのおまとめローンに申し込むことができます。

また、銀行のローンクレジットカードのリボ払いの残高も、アイフルのおまとめローンの対象になるのも特徴です。

これからアイフルのおまとめローンの特徴やメリット・デメリット、他の消費者金融のおまとめローンとの違い、おまとめローンの申し込みの流れなどについて詳しく解説します。

アイフルのおまとめローンの特徴

  • アイフルのおまとめローンは「おまとめMAX」と「かりかえMAX」の2種類がある
  • 銀行のローンクレジットカードのリボ払いの残高も、アイフルのおまとめローンの対象になる
  • おまとめローンは通常のローンと比較して審査が厳しい
  • おまとめローンで結んだ契約に違反すると、借入残高の一括請求をされることがある
  • 借金の返済に困ったときには、弁護士に相談するのも一つの選択肢

目次

アイフルのおまとめローンは2種類ある

アイフル公式サイト「おまとめMAX・かりかえMAX」の画像 参照:アイフル公式サイト「おまとめMAX・かりかえMAX

アイフルのおまとめローンには、以下の2種類があります。

上記の2種類のおまとめローンの商品内容に違いはありません。金利や利用限度額、申込年齢なども同じです。

それでは、おまとめMAXとかりかえMAXにはどのような違いがあるのでしょうか?

これから詳しく解説していきます。

「おまとめMAX」はアイフルを利用中・利用したことがある人向けのおまとめローン

おまとめMAX」とは、現在アイフルを利用している人、および過去にアイフルを利用したことがある人に向けた、おまとめローンです。

おまとめMAXの特徴

申し込みから融資までの時間 最短で即日融資
金利 年3.0%~17.5%
無利息期間 なし
利用限度額 1万円~800万円
在籍確認の電話 原則なし
申し込み・契約・借り入れ・返済のWeb完結 申し込み・契約まではWebで可能
申込年齢 満20歳以上69歳まで
担保・連帯保証人 なし
遅延損害金 年20.0%
アプリ なし

おまとめMAXは、貸金業者からの借り入れをはじめ、銀行ローンやクレジットカードのリボ払い(リボルビング払い)も、おまとめの対象となります。

ただし、銀行ローンやショッピングのリボ払いをまとめるときには、別途書類の提出が必要になります。

おまとめMAXは、Webからであれば24時間365日申し込みが可能です。

また、ローンカードなし、郵送物なしで利用できるため、家族や周囲にバレにくいおまとめローンといえます。

おまとめMAXの利用に向いている人

  • アイフルを利用中で、複数の消費者金融・銀行などから借り入れがある
  • 過去にアイフルを利用したことがあって、複数の消費者金融・銀行などから借り入れがある
  • 借入先を一つにまとめてスッキリさせたい
  • 返済期日を毎月所定の一日にまとめたい
  • 金利を低くして、利息と返済総額を抑えたい

「かりかえMAX」はアイフルの利用が初めての人向けのおまとめローン

かりかえMAX」とは、初めてアイフルを利用する人に向けた、おまとめローンです。

かりかえMAXの特徴

申し込みから融資までの時間 最短で即日融資
金利 年3.0%~17.5%
無利息期間 なし
利用限度額 1万円~800万円
在籍確認の電話 原則なし
申し込み・契約・借り入れ・返済のWeb完結 申し込み・契約まではWebで可能
申込年齢 満20歳以上69歳まで
担保・連帯保証人 なし
遅延損害金 年20.0%
アプリ なし

かりかえMAXは、おまとめMAXと同様に、貸金業者からの借り入れはもちろん、銀行ローンやクレジットカードのリボ払いも、おまとめの対象です。

また、Webから24時間365日申し込みができる点、ローンカードや郵送物なしで利用できるため家族や周囲にバレにくい点も、おまとめMAXと同じです。

かりかえMAXの利用に向いている人

  • アイフルの利用は初めてだが、テレビCMなどでアイフルになじみがある
  • 複数の消費者金融・銀行などに借り入れがある。アイフルにおまとめローンがあるなら利用したい
  • 借入先を一つにまとめてスッキリさせたい
  • 返済期日を毎月所定の一日にまとめたい
  • 金利を低くして、利息と返済総額を抑えたい

アイフルのおまとめローンのメリット・デメリット

アイフル公式サイト「おまとめMAX・かりかえMAX」の画像 参照:アイフル公式サイト「おまとめMAX・かりかえMAX

アイフルのおまとめローン(おまとめMAX・かりかえMAX)には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

アイフルのおまとめローンのメリットは以下が挙げられます。

一方で、アイフルのおまとめローンには以下のデメリットがあります。

これから具体的に詳しく解説します。

メリット1:低金利で月々の返済負担を軽減できる可能性がある

複数の消費者金融や銀行などからローンを組んでいる場合、それぞれの借入先では高めの金利が適用されているケースがしばしばあります。

こういった複数の借入先のローンを一つのおまとめローンにまとめることで、借入総額が増えるとともに、現状よりも低い金利が適用される可能性が出てきます。

そしておまとめローンの金利が低くなることによって、毎月の返済額も軽減できる可能性が出てきます

メリット2:借入先が少なくなるので返済管理もラクになる

複数の消費者金融や銀行などから借り入れている場合に面倒になるのが、毎月行わなければならない返済の管理です。

返済日を選べる借入先は多いとはいえ、すべての借入先を同じ返済日にすることは難しいですし、返済方法についても必ずしも同じにできるとは限りません。

複数の借入先があると、返済期日をうっかり忘れてしまったというようなことが起こり得ます。

借入先が複数あり、毎月の返済で悩んでいた人にとっては、おまとめローンにまとめることで借入先がアイフルに一本化されるので、返済の管理がラクになります

アイフルへの返済は1ヶ月に一度、約定に基づく計画的な返済を行っていくので、段階的に借入残高が減少していき安心できます。

メリット3:銀行ローンもリボ払いもおまとめの対象に

おまとめローンを取り扱っている消費者金融や銀行はありますが、おまとめができる対象がカードローンのみに限られていることは少なくありません。

一方でアイフルのおまとめローンの場合は、消費者金融のカードローンのほか、銀行ローンやクレジットカードのリボ払いも、おまとめの対象になっています。

クレジットカードのショッピング枠のリボ払いは、気づいたら利用残高が増えてしまっているという人は少なくないと聞きます。

リボ払いで利用残高が減らない人でも、アイフルのおまとめローンの対象にできるというのは心強いのではないでしょうか。

メリット4:家族や周囲にバレにくい

お金を借りるときに多くの人が心配するのが、「家族や周囲の人にお金を借りたことがバレてしまうのではないか」ということではないでしょうか。

アイフルのおまとめローンの場合、申し込みはWebや電話で行うことが可能です。

Webからでの申し込みであれば誰にも知られることなく、24時間365日いつでも行うことができます。

また、Webでの申し込み・契約であれば郵送物は一切ありませんので、家族や周囲にもバレにくいといえます。

デメリット1:おまとめローンは審査が厳しい

これまでアイフルのおまとめローンのメリットについて述べてきましたが、ここからはデメリットについて解説します。

アイフルのおまとめローンは、定期的な収入がある満20歳以上69歳までの人が審査の対象となります。

まずは、通常のカードローンと比較して、おまとめローンのほうが審査が厳しい傾向にあることが挙げられます。

複数の借り入れをおまとめローンに一本化される分、返済能力について厳しくチェックされるからです。

さらに、おまとめローンは、貸金業者から借り入れできる額が年収の3分の1までと制限される「総量規制」の対象とならないため、貸す側のアイフルとしても本当に返済できるのか、じっくりと見極める必要があるのです。

デメリット2:すべての複数の借り入れがおまとめになるとは限らない

アイフルのおまとめローンに申し込んで借り入れができた場合、基本的には返済先はアイフル一社にまとめられます。

しかし中には、アイフルのおまとめローンの対象にならない借り入れもあり、借入先をアイフル一社のみにできない場合もあります

また、まとめたい借入額が多い場合は、年収や返済能力などから総合的に判断して、対象となるすべての借り入れを一つにまとめることができないケースも考えられます。

アイフルのおまとめローンに申し込んだとしても、必ずしもアイフル一社にまとめることができないケースもある点は注意が必要です。

アイフル以外の消費者金融で扱うおまとめローンと比較

消費者金融の看板画像

アイフル以外の消費者金融でも、おまとめローンを取り扱っている会社があります。

ここでは、以下の消費者金融のおまとめローンの特徴を紹介して、アイフルのおまとめローンとの違いについて比較しつつ解説します。

アコムの借換え専用ローン:消費者金融での借り入れの借り換えを専門とするローン

アコム公式サイト「借換え専用ローン」の画像 参照:アコム公式サイト「借換え専用ローン

アコムの借換え専用ローンとはどのようなローンなのでしょうか?

商品の特徴について下記の表にまとめましたのでご確認ください。

アコム「借換え専用ローン」の特徴

申し込みから融資までの時間し 最短で即日融資
金利 年7.7%~18.0%
無利息期間 なし
利用限度額 1万円~300万円
在籍確認の電話 あり
申し込み・契約・借り入れ・返済のWeb完結 可能
申込年齢 満20歳以上72歳以下の人
(年齢によって利用限度額の上限に違いあり)
担保・連帯保証人 なし
遅延損害金 年20.0%
アプリ なし

アコムの借換え専用ローンと、アイフルのおまとめローンとはどのような違いがあるのかについて、以下にまとめてみました。

アコムの借換え専用ローンとアイフルのおまとめローンの違い

  • アコムの借換え専用ローンは、消費者金融での借り入れの借り換えを専用とするおまとめローンです。アイフルのおまとめローンように、銀行ローンやクレジットカードのリボ払いをまとめることはできません。
  • アコムの通常のカードローンの利用限度額は800万円までですが、アコムの借換え専用ローンの利用限度額は300万円までです。一方のアイフルのおまとめローンの場合、利用限度額は800万円までとなっています。

SMBCモビットのおまとめローン:SMBCモビット会員だけが利用できるローン

SMBCモビット公式サイト「おまとめローン」の画像 参照:SMBCモビット公式サイト「おまとめローン

SMBCモビットのおまとめローンとはどのようなローンなのでしょうか?

商品の特徴について以下の表にまとめていますのでご参照ください。

SMBCモビット「おまとめローン」の特徴

申し込みから融資までの時間し 最短で即日融資
金利 年3.00%~18.00%
無利息期間 なし
利用限度額 500万円
在籍確認の電話 あり
申し込み・契約・借り入れ・返済のWeb完結 なし(申し込みは電話のみ)
申込年齢 満20歳以上65歳までの人
担保・連帯保証人 なし
遅延損害金 年20.0%
アプリ なし

SMBCモビットのおまとめローンと、アイフルのおまとめローンとではどのような違いがあるのか、下記にまとめてみました。

SMBCモビットのおまとめローンとアイフルのおまとめローンの違い

  • SMBCモビットのおまとめローンは、SMBCモビットの会員(すでにSMBCモビットを利用している人)が対象のローンです。おまとめローンのみを利用することも可能ですが、その場合は通常の審査に加え、おまとめローンの審査が必要になるため、利用するまで時間がかかってしまいます。アイフルの場合は、これまで利用したことがある人、そして初めて利用する人に向けたおまとめローンがあります。
  • SMBCモビットのおまとめローンの申し込みは電話のみに限られています。一方、アイフルのおまとめローンでは、電話のほか、Webでも申し込みが可能になっています。
  • SMBCモビットでおまとめをしたときは、SMBCモビットが申込者に代わって借入先に返済の振り込みをしてくれます。一方、アイフルのおまとめローンの場合は、自分でそれぞれの借入先に返済分を振り込まなくてはなりません。

プロミスのおまとめローン:クレジットカードのキャッシングも対象

プロミス公式サイト「おまとめローン」の画像 参照:プロミス公式サイト「おまとめローン

プロミスのおまとめローンとはどのようなローンなのでしょうか?

商品の特徴について下記の表にまとめましたのでご確認ください。

プロミス「おまとめローン」の特徴

申し込みから融資までの時間し 最短で即日融資
金利 年6.3%~17.8%
無利息期間 なし
利用限度額 300万円
在籍確認の電話 原則なし
申し込み・契約・借り入れ・返済のWeb完結 申し込み・契約まで可能
申込年齢 満20歳以上65歳までの人
担保・連帯保証人 なし
遅延損害金 年20.0%
アプリ なし

プロミスのおまとめローンと、アイフルのおまとめローンとではどのような違いがあるのか、以下にまとめてみました。

プロミスのおまとめローンとアイフルのおまとめローンの違い

  • プロミスのおまとめローンの場合、消費者金融からの借り入れのほか、クレジットカードのキャッシングをまとめることが可能できます。ただし、銀行ローンやクレジットカードのショッピングなどは対象になりません。一方のアイフルのおまとめローンの場合は、銀行ローンやショッピングのリボ払いもおまとめの対象になります。
  • プロミスのおまとめローンの返済回数は最長120回(10年)までですが、返済回数はプロミスと相談して決めることができます。アイフルのおまとめローンの場合では、返済回数は最長120回(10年)までと定められています。
  • プロミスのおまとめローンの利用限度額は300万円までです。一方のアイフルのおまとめローンの利用限度額は800万円までとなっています。

レイクの「レイク de おまとめ」:申込者名義で直接、借入先に返済してくれる

レイクの「レイク de おまとめ 参照:レイク公式サイト「貸金業法に基づくおまとめローン『レイク de おまとめ』

レイクが取り扱う、貸金業法に基づくおまとめローン「レイク de おまとめ」とはどのようなローンなのでしょうか?

商品の特徴を以下の表にまとめていますのでご確認ください。

レイク「レイク de おまとめ」の特徴

申し込みから融資までの時間し 最短で即日融資
金利 年6.0%~17.5%
※100万円以上の場合、年6.0%~15.0%
無利息期間 なし
利用限度額 1万円~500万円
在籍確認の電話 あり
申し込み・契約・借り入れ・返済のWeb完結 なし(申し込みは電話のみ)
申込年齢 満20歳以上70歳までの人
担保・連帯保証人 なし
遅延損害金 年20.0%
アプリ なし

レイクの貸金業法に基づくおまとめローン「レイク de おまとめ」と、アイフルのおまとめローンとではどのような違いがあるのか、以下にまとめてみました。

レイク「レイク de おまとめ」とアイフルのおまとめローンの違い

  • レイクの「レイク de おまとめ」は、おまとめローンであるものの、まとめる対象となっているのは他社借入金の返済のみに限られています。アイフルのおまとめローンの場合、自社からの借り入れも対象になっています。
  • レイクの「レイク de おまとめ」の審査に通ったときには、レイクが申込者に代わって借入先に返済の振り込みをしてくれます。一方のアイフルの場合は、自分でそれぞれの借入先に返済分を振り込まなくてはなりません。
  • レイクの「レイク de おまとめ」で適用される金利には「100万円未満」と「100万円以上」で違う2つの金利の形態がありますが、アイフルのおまとめローンでは1つの金利の形態しかありません。

アイフルのおまとめローンの審査は厳しい?

JICCとCICのパンフレット画像

アイフルのおまとめローンに申し込むと、いくつかメリットがありますが、通常のアイフルのカードローンと比較すると、審査は厳しいといわれています。

おまとめローンの審査はなぜ厳しいのでしょうか?

また、おまとめローンのどのような審査基準があるのでしょうか?

どのようなポイントが重要視されるのか詳しく解説します。

おまとめローンで重要視する3つの審査基準

おまとめローンは、通常のカードローンと比較して借入総額が大きくなるため、貸す側もさまざまな角度から融資しても大丈夫か、完済できるのかを念入りにチェックしていきます。

おまとめローンは総量規制の対象外のため、年収の3分の1を超えて貸し付けることが可能であることも審査が慎重にならざるを得ない要因の一つといえます。

おまとめローンを審査するとき、重要視する3つの基準は下記のとおりです。

  1. 安定した収入に基づいた返済能力があるか
  2. 過去に返済トラブル・金融事故を起こしていないか
  3. おまとめの対象となる借金か

1.安定した収入に基づいた返済能力があるか

アイフルのおまとめローンの申込条件としては、「満20歳以上69歳まであること」「毎月安定した収入があること」がポイントになり、審査する上では重要な要素になっています。

ただし、毎月安定した収入を得ている場合でも、家族構成や、自宅が賃貸か持ち家か、住宅ローンがあるのかによっても、返済に回すことができる金額は変わってきます。

おまとめローンの審査では、現在の収入はどうなっているのか、どれくらい返済に回すことができるのかを総合的に判断して、申し込んだおまとめローンで借り入れやローンをまとめられるのか、いくらまでならまとめられるのかを判断します。

融資の判断をする際にベースとなる収入は、審査の合否を大きく分けることになるのです。

2.過去に返済トラブル・金融事故を起こしていないか

借り入れ・ローンをおまとめローンでまとめることを希望する場合、単純に借り入れ・ローンをまとめて管理しやすくしたいケースと、返済が苦しいので少しでも返済額を抑えたいケースが考えられます。

特に後者の返済が苦しいような場合、返済トラブルの有無が審査に大きく影響してきます。

例えば、借り入れ・ローンの延滞・遅延をしたときなどの記録は、信用情報機関が管理する信用情報に5年程度残ることになります。

もしこの約5年以内に返済を遅延していたり、滞納したことがあったりした場合には、おまとめローンの審査通過は厳しいと考えた方がよいでしょう。

また、任意整理・個人再生・自己破産などの「債務整理」を行い、信用情報にその記録が残っている場合は、おまとめローンの審査に大きく影響します。

債務整理をした場合は5~10年間程度、新規でローンの契約やクレジットカードの作成ができなくなってしまいます

返済トラブルや金融事故は、審査を通過するために重要なポイントになるのです。

3.おまとめの対象となる借金か

おまとめローンは、複数の借入先の借り入れ・ローンを一本にまとめられるローンです。

ただし、どのような借り入れ・ローンでもまとめられるわけではありません。

消費者金融や銀行などへおまとめローンへ申し込みをする際には、事前に自分の借り入れ・ローンがおまとめローンの対象となっているかどうかを確認することが大切です。

アイフルのおまとめローンの場合、おまとめローンの対象となっている借金が幅広くなっています。

なお、アイフルのおまとめローンは、貸金業者からの借り入れ・ローンをはじめ、銀行ローンやクレジットカードのリボ払いもおまとめの対象となっています。つまり、アイフルのおまとめローンでは、これら以外の借り入れ・ローンであれば、おまとめの対象外となるのです。

アイフルのおまとめローンの利用の流れ

アイフルのおまとめローンのパンフレッドの画像

アイフルのおまとめローンを利用するときには、どのような手続きで進めればよいのでしょうか?

利用する流れは下記のとおりです。

それぞれがどのようなタイミングで何をしなければならないのか、必要になる書類にはどのようなものがあるか、詳しく解説します。

1.おまとめローンの申し込み

アイフルのおまとめローンを申し込む方法は、電話やWebの2通りあります。

Webからであれば、24時間365日いつでも申し込むことができます。

申し込み時に必要な書類は下記のとおりです。

本人確認書類

(1)本人確認書類(写真付き本人確認書類)
・運転免許証
・パスポート(所持人記入欄があるもの)
・住民基本台帳カード
・特別永住者証明書
・在留カード
・公的証明書類(氏名・住所・生年月日あり)
・個人番号カード(表のみ)

(2)写真付きの身分証明書がない場合
・健康保険証
・年金手帳
・母子健康手帳

(3)補完書類
・戸籍謄本(抄本)
・住民票
・住民票記載事項証明書
 など

Webまたは電話で申し込む場合、上記の(1)(2)のいずれか2点、もしくは(1)(2)からいずれか1点と(3)から1点の合計2点が必要になります。

おまとめローンを申し込む際は、自分にとって必要な書類は何か、確認しておくとよいでしょう。

収入証明書

  • 源泉徴収票
  • 住民税決定通知書
  • 給料明細書
  • 確定申告書
  • 所得証明書

上記のいずれかの収入証明書の最新発行分のコピー1部をアイフルに提出します。

給与明細書を提出するときには下記の点に注意が必要です。

(1)直近2ヶ月分が必要になります。住民税の記載がある場合には、直近1ヶ月分のみで可となることもあります。

(2)賞与支給のある場合は、1年以内(夏・冬おのおの)の賞与明細書も合わせて提出することが必要です。

その他書類

  • 他社の借り入れ条件等が確認できる書類

そのほかにも、アイフルから書類の提出を求められることがあります。

2.おまとめローンの審査

アイフルのおまとめローンは、「定期的な収入がある20歳以上69歳以下の人」のすべてが審査の対象となります。

また、Webでも電話でもどちらで申し込んでも、審査内容は同じです。

審査をするときには在籍確認は必ず行われますが、アイフルでは「おまとめMAX」と「かりかえMAX」について、どちらも原則として勤務先への電話連絡による在籍確認は実施していません。基本的に提出書類による審査を行います。

ただし審査状況によって、アイフルの在籍確認では勤務先への電話を実施する場合があります。その場合は申込者のプライバシーに配慮し、担当者の個人名で連絡してくれます。

おまとめローンの審査結果はメールもしくは電話で届きます。

最終的に提出書類に不備がないことが確認できれば、最短で即日融資が可能です。

3.おまとめローンの契約手続き

アイフルのおまとめローンを契約するときには、Webもしくはアプリから会員ログインし、「契約締結(おまとめローン)」のアイコンから手続きすることができます。

契約手続きをするときには、Web・アプリの画面の案内に従って進めましょう。

契約手続きの途中でわからないことがあったときには、わからないまま進めても、書類不備になってしまい、かえって時間がかかってしまうことが考えられます。

契約手続きでわからないことがあったら、アイフルWebサイト上の「よくあるご質問」やチャットサービスで確認したり、オペレーター(平日9:00~18:00)に相談しましょう。

契約手続きをする際、カードレス・口座振替登録を選択すれば、郵送物は一切ありませんので、家族や周囲にバレにくくなります

ローンカードが欲しい場合も、アイフルの店舗まで取りに行けば郵送を避けることができるので、バレにくいといえます。

4.他社からの借り入れの返済後、アイフルへ返済

おまとめローンの審査が通り契約手続きが終わったら、いよいよ借り入れです。

借りられる金額は利用限度額の上限までで、すでに借りている借り入れ・ローンの返済に必要な金額までです。

アイフルのおまとめローンの場合、まずは一括で融資が受けられます。そのお金全額を、申込者が自分で借入先の各社へ直接返済するかたちをとっています。

借入先の各社への返済が済んだら、おまとめローンで借り入れた額をアイフルへ返済していきます。

アイフルのおまとめローンの返済方法は1ヶ月に一度、口座振替により返済していきます。

アイフルのおまとめローンなら、約定に基づく計画的な返済を行うことができます。計画的な返済を着実に続けていけば、段階的に借入残高が減少していきます。

なお、おまとめローンは、通常のカードローンと違い、追加での融資は受けられません。返済計画をきちんと立てて、自分の力で必ず返済できるように念入りに準備することが大切です。

アイフルのおまとめローンの返済額はいくら?シミュレーションしてみた

お札と電卓の画像

実際にアイフルのおまとめローンを借りたとき、返済額はどのようになるのでしょうか?

ここでは「借入総額」「毎月の返済額「返済回数」などを設定して、返済シミュレーションをしてみました。

自分にとって無理のない返済シミュレーションとはどのようなものなのか?

この機会にぜひご参考にしてください。

借入総額が100万円だったら、毎月の返済額は約2万6,000円、返済回数は53回

借入総額が「50万円」「100万円」「200万円」である場合の「毎月の返済額」「返済総額」「返済回数」について、アイフル公式サイトにある「ご返済シミュレーション」機能を使って調べてみました。

借入総額
50万円
100万円
200万円
金利
年17.5%
年15.0%
年15.0%
毎月の返済額
13,000円
26,000円
36,000円
返済総額
739,090円
1,371,929円
3,436,442円
返済回数
57回
(4年9ヶ月)
53回
(4年5ヶ月)
96回
(8年)

借入総額が多いほど、低い金利が適用される仕組みになっています。50万円を借り入れた場合が最も高い金利(年17.5%)になっており、その分返済回数は多くなっています。

50万円を借りた場合は返済回数は57回で返済総額は739,090円、100万円を借りた場合は返済回数は53回で返済総額は1,371,929円、200万円を借りた場合は返済回数は96回で返済総額は3,436,442円となりました。

借入総額100万円の利息総額は371,929円(=1,371,929円-1,000,000円)ですが、借入総額200万円の利息総額は1,436,442円(=3,436,442円-2,000,000円)です。200万円の借入総額では返済回数(期間)が長くなった分だけ、約106万円も多く返済しなければなりません。

毎月の返済額が3万円だったら、返済総額は約211万円、返済回数は71回

毎月の返済額が「1万円」「2万円」「3万円」とした場合の「返済総額」や「返済回数」について、アイフル公式サイトの「ご返済シミュレーション」で調べてみました。

毎月の返済額
1万円
2万円
3万円
金利
年17.5%
年17.5%
年15.0%
借入総額
200,000円
700,000円
1,400,000円
返済総額
238,210円
986,747円
2,114,530円
返済回数
24回
(2年)
50回
(4年2ヶ月)
71回
(5年11ヶ月)

毎月の返済額が1万円の場合は、借入総額は20万円となり、返済総額は238,210円、返済回数は24回(2年)になります。

毎月の返済額が2万円の場合は、借入総額は70万円となり、返済総額は986,747円、返済回数は50回(4年2ヶ月)になります。

毎月の返済額が3万円の場合は、借入総額は140万円となり、返済総額は2,114,530円、返済回数は71回(5年11ヶ月)になります。

適用される金利は、借入総額100万円を超えるかどうかで変わってきますが、いずれにしても返済回数が少ないほど、返済総額を抑えることが可能になります。

なお、上記で取り扱っている金額や金利、回数などは、あくまでも仮定の数字です。

シミュレーションは誰でも簡単に利用できます。自分の場合だとどうなるのか、さまざまなパターンでシミュレーションを試してみましょう。

アイフルのおまとめローンの審査に落ちたときの対処法

ローンのイメージ画像

アイフルのおまとめローンに申し込んだ結果、審査に落ちてしまったときには、どのように対処すればいいのでしょうか?

主な対処法は下記のとおりです。

具体的な方法については、次の項目から詳しく解説していきます。

審査に落ちてしまった要因を解消する

おまとめローンの審査に落ちてしまう要因・原因があり、それは申込者一人ひとりによって違います。

例えば、審査に通るのか不安なあまり、同時に複数の借入先に申し込んでしまうと、信用情報にその申込情報が登録されます。これが「申し込みブラック」といわれる状態です。

申し込みブラックになれば、基本的に6ヶ月程度以内は新規でローンの審査に通りにくいとされています。

ただ、同時に複数の借入先に申し込んでから6ヶ月以上の期間をあけて、再度おまとめローンに申し込むと、審査に通る可能性は出てきます

また、提出書類の不備や単純な数字の書き間違えなどがあったときにも、審査に落ちてしまう要因になります。

審査に落ちてしまった要因・原因がわかったら、それら要因・原因を解消することが必要になってきます。

可能な限り借入件数を減らしていく

おまとめローンの審査に落ちてしまう要因として、消費者金融や銀行など複数の借入先から借り入れしていることが挙げられます。おまとめローンの審査は、現在の借り入れ状況が影響している可能性が多々あります。

複数の借入先から借り入れをしており、おまとめローンを利用したいときには、借り入れの状況を改善するためにも、できる限り完済して借入件数を減らすことも大事です。

借入件数を減らす目安としては、できれば借入先を3社以内にすることが望ましいでしょう。

いま借りている状況・内容を確認し、どこの借入先を完済するのか、どの借入先をおまとめローンにまとめるのかを考えてみましょう。

自分で借金問題が解決できないときは弁護士に相談する

審査に通るためにやれることをやってみて、それでも審査に通らず、返済が苦しくなってしまうような場合はどのようにすればいいのでしょうか?

借入総額が多額で、おまとめローンも利用できないときには、弁護士に相談・依頼して、「債務整理」を行うのも選択肢の一つです。

債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」という3つの方法があります。

3つの債務整理の方法を以下の表にまとめましたのでご確認ください。

債務整理の3つの方法の特徴とメリット

方法
特徴
メリット
任意整理
・裁判所などの公的機関を通さずに貸金業者などの債権者と直接交渉して借金の減額をしてもらう ・将来利息、経過利息、遅延損害金などが減額できる可能性がある
個人再生
・債務者に返済不能のおそれがあることを裁判所に申し立てて、再生計画の認可決定を受けることで借金を減額してもらう ・借金を5分の1~10分の1程度に減額できる可能性がある
自己破産
・裁判所を介して、一部の債務を除き、すべての債務(借金)の支払い義務を免除(免責)してもらえる ・非免責債権を除いて、借金のほぼ全額を減額できる
・免責後に得た収入や財産は自由に使え、財産の差し押さえも回避可

弁護士の探し方については、以下の方法が挙げられます。

弁護士事務所の中には無料相談を行っているところもあります。

残っている借り入れ・ローンについてどのような解決方法がいいのか、債務整理をしたほうがよいのか迷っているときには、まずは上記に問い合わせて相談をしてみましょう。

アイフルのおまとめローン利用中の他社借入は契約違反(ペナルティ)になる?

ATMからお金を引き出している画像

アイフルのおまとめローンを利用している間に他社から借り入れをすると、どうなってしまうのでしょうか?

おまとめローンを取り扱っている多くの会社は、追加融資を行っていません。また、他社からの新規での借り入れを禁止しているケースがほとんどです。

新規で他社から借り入れをしたときには、契約違反となりペナルティを課されるとも聞きますが、いったいどのようになってしまうのか、解説します。

契約違反に該当し、ペナルティとして借入残高の一括請求されたりすることも

アイフルでは、おまとめローンの利用・返済中に他社からの借り入れたときには、契約違反に該当する可能性があります。

契約違反になったときには、ペナルティとして借入残高を一括請求されたりすることもあるので注意が必要です。

どうしても追加で借りなければならないような状況になってしまったときには、自分で勝手に判断して他社から借りることだけはしてはいけません。

まずはアイフルのコールセンターに現在の状況を申し出て、どのような対策が取れるのかを相談しましょう。

アイフルのおまとめローンに関するQ&A

Q&Aのイメージ画像

アイフルのおまとめローンに申し込みたいと考えている人の中には、いろいろと疑問や不安を抱えている人も少なくないのではないでしょうか?

ここからは、アイフルのおまとめローンに関する「よくある質問」について解説していますので、チェックしてください。

Q.おまとめMAX・かりかえMAXは総量規制中でも利用可能ですか?

消費者金融などの貸金業者からお金を借りるときには、年収の3分の1までしか借りられないという「総量規制」という決まりがあります。

例えば年収300万円の場合、複数の借入先からの借り入れがあっても、借入総額は年収の3分の1までと決まっているため、100万円まで借りられることになります。

なお、よく「借入先1社で年収の3分の1の額まで借りられる」といった勘違いをしてしまう人が見受けられますが、あくまでも複数の借入先からの借入総額が年収の3分の1までですので、ご注意ください。

総量規制のイメージ図

アイフルの「おまとめMAX」「かりかえMAX」は、総量規制の対象外のローン商品です。たとえ総量規制中の状態であっても、アイフルのおまとめローンへの申し込みは可能です。

Q.アイフルのカードローンを申し込む場合、他社解約は必要?

複数の借入先から借り入れがある場合、借入先を整理しなければ審査に不利になる可能性があります。そのとき気になるのが、「他社の借り入れをどのように扱うか」です。

カードローンなどの借り入れの状況においては、「解約」と「完済」があります。

「解約」とは、借金をすべて完済し、これまで利用していたカードローンを使えなくなるように届け出ることをいいます。

一方の「完済」とは、借金は完済しているものの、ローンカードはそのまま残っており、いつでも利用できる状態をいいます。

おまとめローンを申し込むときには、取扱会社によっては「解約証明書」や「完済証明書」が必要と明記されているところもあります。そのような場合は、手続き(基本的に電話で申し出ればOK)をして各種証明書をもらう必要があります。

ただし、アイフルのおまとめローンの場合では、解約証明書や完済証明書の提出は不要です。

Q.アイフルのおまとめローンの利用後、追加借り入れは可能?

アイフルに限らず、基本的におまとめローンは返済のみに特化したローンです。つまり、追加での借り入れはできませんし、増額もできません

アイフルの公式サイトには、以下のように書かれています。

Q.[おまとめMAX・かりかえMAX] 契約後、新たに借入れをしたい場合はどうすればよいですか?

「契約後に新たなお借入れの必要が生じた場合は、まずアイフルにご相談ください。」


参照:アイフル公式サイト「よくあるご質問

アイフルでは、おまとめローンの返済に関する相談に乗ってもらえます。

おまとめローンの返済が厳しくなった場合は、おまとめローンを利用している消費者金融や銀行に早めに正直に打ち合わせて相談してみましょう。

〜おすすめのカードローン一覧〜
1位: アコム
アコム ・ネット申込なら最短30分で借入可能
勤務先への電話確認が原則なし
・初めての契約なら最大30日間の無利息期間
2位: プロミス
プロミス ・原則として電話による在籍確認なし
・web申込なら原則自宅への郵送物なし
・新規契約の場合、最大1,000ポイントのVポイントプレゼント
3位: アイフル
アイフル ・WEB申込なら最短20分(※)で借入可能
・WEB完結なら郵送物もないため周囲に気づかれにくい
・Webからの申込後、フリーダイヤルに電話すると優先して審査を受けられる

※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。

※ランキングは独自の調査や専門家、第三者からの情報を元に算出されています。ランキングの根拠

この記事のまとめ

アイフルのおまとめローンには、「おまとめMAX」と「かりかえMAX」の2種類があります。

アイフルを利用している・利用したことがある人だけでなく、初めてアイフルを利用する人であっても、同じ条件でおまとめローンを利用することが可能です。

アイフルのおまとめローンは総量規制の対象外のため、借入総額は年収の3分の1を超えて利用することができます。

複数の借入先からの借り入れがあり、一括で返済管理がしたいなら、おまとめローンの利用を検討するとよいでしょう。

アイフルのおまとめローンは、銀行ローンやリボ払いもおまとめの対象になるため、借入先を減らして返済管理がやりやすくなるメリットがあります。

ただし、借入残高が多額で、おまとめローンの利用も不可能で、どうしても返済が難しいときには弁護士に相談して、債務整理を検討してみるのも一つの選択肢といえます。

監修者 監修者

飯田 道子

ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)

飯田 道子

金融機関勤務を経て1996年にFP資格を取得。家計の見直しや貯蓄、各種ローンなどを専門分野とし、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行う。著書に『宅建資格を取るまえに読む本(総合資格)』、『 これ1冊で安心! 介護保険のしくみ・使い方・お金のすべて(ナツメ社)』などがある。
【保有資格】
1級ファイナンシャル・プランニング技能士証券外務員Ⅱ種宅地建物取引士合格者福祉住環境コーディネーター2級整理収納アドバイザー1級