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推し活にかかるお金は平均いくら?後悔せずに推すための節約術を解説
推し活にかかるお金は平均いくら?後悔せずに推すための節約術を解説
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推し活に使うお金の平均額や、資金を確保するための節約術などを紹介

推し活をしていると、「まだ学生でお金がない…」「みんなどこから費用を捻出しているの?」と感じることも多いでしょう。

推し活は突き詰めれば際限がないため、何も考えずお金を使っていると生活にも悪影響を及ぼします。

この記事では、推し活に使うお金の平均額や、推し活費用を確保するための節約術などを紹介しています。

この記事を参考に、悔いのない推し活を始めましょう。

推し活に使うお金は平均5,000円未満、中央値は2万円~3万円未満が多い

推し活に使うお金は平均5,000円未満、中央値は2万円~3万円未満が多い

推し活にかける金額には人・分野によって幅がありますが、楽天インサイトの調査では最も多い回答が平均5,000円未満、中央値は2万~3万円未満となっています。

楽天インサイト

画像引用:楽天インサイト

また、株式会社ネオマーケティングが行った別の推し活調査を見ても、全体の90%近くが3万円未満と答えています。

株式会社ネオマーケティング

画像引用:株式会社ネオマーケティング

推し活というと高額な費用をかけているイメージもありますが、実際は無理のない範囲で抑えている人が多いようです。

性別は男性、年代別は若年層ほど高い傾向

先述した株式会社ネオマーケティングの調査を見ると、性別比では男性のほうが推し活の金額が高くなる傾向にあります。

男性 女性
0円~1万円未満 69.2% 80.1%
1万円以上~3万円未満 15.9% 12.84%
3万円以上~5万円未満 8.2% 4.7%
5万円以上~10万円未満 4.0% 1.1%
10万円以上 2.6% 1.3%

また、年齢で比較すると、平均収入が高い30代以上より、社会に出て間もないであろう20代のほうが高くなっています。

20代 30代 40代 50代 60代 70代
0円~1万円未満 62.8% 67.5% 74.5% 77.0% 83.0% 83.3%
1万円以上~3万円未満 19.8% 16.5% 15.5% 14.0% 9.0% 11.4%
3万円以上~5万円未満 13.4% 8.0% 3.5% 6.0% 4.5% 3.8%
5万円以上~10万円未満 1.7% 3.5% 4.5% 2.0% 2.5% 1.5%
10万円以上 2.3% 4.5% 2.0% 1% 1%

参照:株式会社ネオマーケティング

あくまで推測ですが、性別による違いは収入格差や支出項目の違い(美容品の有無など)が、年代別の違いは世帯割合や金融リテラシーの高さなどが影響しているのかもしれません。

小中学生でも年間数万円を推し活で使っている

いまや小中学生も推しがいるのも珍しくない時代です。Nifty株式会社が行ったアンケートによると、小学生は70%以上、中学生は85%以上が推し活にお金を使っています。

ニフティ株式会社

画像引用:ニフティ株式会社

ニフティ株式会社2

画像引用:ニフティ株式会社

なかには年間で5万円以上使う子います。親の立場としては、子供がお金を浪費しないよう目を配らせる必要があるでしょう。

ジャンル別の年間消費金額と活動時間

推し活にかかる費用とジャンルの関係性については、株式会社矢野経済研究所の「オタク」に関する消費者アンケート調査が参考になります。

同調査によると、いわゆる「オタク」と呼ばれる人の年間平均消費金額および1週間の平均オタ活動時間は、以下のようになっています。

矢野経済研究所

画像引用:株式会社矢野経済研究所

消費金額は「PC組み立て/電子工作」の10万5,652円、オタ活動時間は「Vtuber」の15.7時間が突出しています。

また、同調査のコメントでは、時間・お金の両方を多く使うのは「アイドルオタク」と分析されています。これはイベント参加やグッズ購入など、活動が多様であることが理由の一つとして考えられるでしょう。

推し活では何にいくらお金がかかる?分野別の費用相場

推し活では何にいくらお金がかかる?分野別の費用相場

ジャンルによって、推し活にかかる費用の項目・金額もさまざまです。ここからは、ジャンル別に推し活のおおまな費用をシミュレーションしていきます。

アイドル・ミュージシャンオタクの場合

アイドルやミュージシャンの場合、主な出費項目と費用相場は以下の通りです。

  • ライブチケット…3,000円~2万円程度
  • 遠征費用(交通費・宿泊費)…5,000円~5万円程度
  • CD・グッズ購入…1,000円~
  • ファンクラブ会費…1,500円~1万5,000円程度

特に高いのはライブ・遠征費用で、1回行くごとに5万円以上出費する可能性もあります。

CD・グッズは1つずつなら数千円程度からですが、限定品であったり大量に買うもの(抽選券が付いているなど)だったりすると、大きな出費となるでしょう。

舞台・俳優オタクの場合

舞台・俳優もアイドルなどと同様、チケットやグッズ費用などが主な出費項目です。

  • チケット…3,000円~2万円程度
  • 遠征費用(交通費・宿泊費)…5,000円~5万円程度
  • グッズ購入…1,000円~
  • ファンクラブ会費…1,500円~1万5,000円程度

舞台の場合、チケット代が高めに設定されているケースが多いため、1回あたりの出費もかさみやすいでしょう。

また、俳優本人を押すようになると個々のファンクラブ会員費やイベント費用も発生するため、よりお金を使うようになります。

漫画・アニメオタクの場合

漫画・アニメオタクの場合、作品や関連商品の購入費用が主な出費です。

  • 書籍代…600円~6,000円程度
  • DVD・BD代…1万円程度
  • グッズ購入…1,000円~

リアルイベントがあったり、出演している声優まで推すようになると、アイドルや俳優と同じような費用もかさむことになります。

ゲームオタクの場合

ゲームオタクの場合、ゲーム本体や課金コンテンツにお金がかかります。

  • ゲーム機・ソフト…3万5,000~7万円程度
  • ゲーム内課金…100円~

課金を繰り返したりパソコンスペックまでこだわったりすると青天井なので、使い過ぎないよう注意が必要です。

スポーツオタクの場合

スポーツチームや選手を推す場合、観戦にかかるチケットや遠征費用がかかります。

  • 観戦チケット…1,500円~1万円程度
  • 遠征費用(交通費・宿泊費)…5,000円~5万円程度
  • グッズ購入…1,000円~
  • 飲食費…1,000円~

ほかの推し活と比べるとリーズナブルですが、遠方の試合まで現地観戦にこだわるようになると、費用は高くなるでしょう。

推し活費用を確保するための節約術

推し活費用を確保するための節約術

思う存分推し活をするためには、手元にお金がなければいけません。また、推し活に熱を上げてお金を使いすぎると、生活が破綻してしまいます。

ここからは具体的な節約術を紹介するので、日々の無駄をなくして推し活費用を確保しましょう。

ポイ活に力を入れる

ポイ活とはポイント活動の略で、ポイントサイトやキャッシュバックアプリの利用で貯めたポイントを推し活費用に充てる方法です。

推し活と特に相性が良いのはクレジットカードの利用で、チケット代や遠征費などのお金をクレジットカードで支払えば、意識せずともポイントがたまります。

クレジットカードの還元率は0.5%~1%程度が相場ですが、条件を満たすことで数倍のポイントがつくものあります。自分が良く使う場所と相性の良いカードを探してみましょう。

固定費・サブスクを見直す

推し活以外の支出を減らすためには、固定費やサブスクの見直しが効果的です。

  • 電気はこまめに消す
  • 長風呂はなるべく避ける
  • プロパンガスから都市ガスの物件へ引っ越す
  • スマホは格安プランを使う
  • 使っていないサブスクは解約する

しっかりと無駄を削減すれば、数千円~数万円のお金を浮かせられるでしょう。

コンビニはなるべく使わない

便利でつい立ち寄りがちなコンビニですが、全体的に価格が高くなっています。

また、新製品のお菓子や酒類などが常に並んでいるため、衝動買いをしやすい点も問題です。

推しのコンビニ限定商品が出るとき以外はなるべく使わず、普段はスーパーやドラッグストアなどでまとめ買いをすれば、出費を抑えられます。

自炊をする

食費はどうしても必要な出費ですが、外食せず自炊することで節約につながります。

最近は簡単なレシピを紹介しているサイトや動画も多いため、それらを活用して料理に取り組んでみましょう。

ただし、食材を使いきれずに腐らせてしまってはもったいないので、最初は総菜と組み合わせるなどして徐々に慣れいくことが大切です。

予算を決めて推し活費用を管理する

「推しは推せるときに推せ」とは言いますが、際限なくお金を使っていてはいずれ限界が訪れます。

そのときの衝動だけで推し活をしていると、本当にお金をかけたいときに資金が足らず、後悔するかもしれません。

「月に1万円まで」などと予算を決めて、そのなかで推し活をすれば、家計管理もしやすくなります。余った分は推し活貯金として貯めておけば、将来まとまったお金が必要になっても困らないでしょう。

推すことに疲れたら無理しない!いったん離れてみるのも吉


推すことに疲れたら無理しない!いったん離れてみるのも吉

推し活をしていると、さまざまな理由で「推し活疲れ」になる場合もあります。

  • 出費が多くお金の不安が絶えない
  • 推しの供給が多く追いかけるのが大変
  • 推しや運営の言動にもやもやする
  • 界隈での人間関係が面倒
  • 一生推すつもりだったけど燃え尽きてしまった

人は年齢や環境で考え方も変わるものなので、いつか推しに対する熱が冷めてしまうのも自然なことといえます。

そのようなときは、無理して推し活を続けるのではなく、いったん離れてみるのも選択肢の1つです。

推しから離れることで気持ちが復活することもあるため、エネルギーをチャージする期間だと思って少し休んでみましょう。

記事まとめ

記事まとめ

この記事では、推し活のお金に関するさまざまなデータなどを紹介しました。推し活にかかるお金は、推す分野や熱量、活動の内容や頻度によってさまざです。

ほとんどの人は月平均5,000円未満、中央値でも2万~3万円未満が大半ですが、なかには10万円以上のお金が必要なケースもあるでしょう。

後悔なく推し活をするためには、この記事で解説したように普段から節約することが大切です。

また、何より重要なのは、自分自身の財政状況を正しく理解しすることです。ポイ活などで賢く節約し、負担を減らしながら存分に推しを応援しましょう。

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