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保険営業に転職する前に知っておくべき業界の将来性や仕事内容などを解説
近年、営業職の中でも「保険営業」は、高い報酬制度や独立支援制度などから注目を集めている業種です。
しかし、異業種からの転職には、業界特有の知識や働き方の違いに戸惑う方も少なくありません。
この記事では、保険営業への転職を考えている方に向けて、必ず押さえておきたい業界の動向や年収・ノルマの実態についてわかりやすく解説します。
最後には転職におすすめの会社をご紹介するため、次の職場選びの参考にしてください。
保険営業に転職する前に知っておきたい業界の動向や将来性
保険業界は、時代のニーズに合わせた保険の開発やデジタル事業の推進など、成長性のある業界です。
ここでは、生命保険業界、損害保険業界の動向と将来性について解説します。
生命保険業界の動向と将来性
日本の総人口は、2050年代には1億人を割ると報告されています。
上記の理由から、国内市場の大きな成長は考えにくく、生命保険会社は海外展開を進めています。
今後は死亡保障よりも医療や介護保障のニーズが高まっていくでしょう。
また、多くの生命保険会社が健康支援や介護施設運営などのサービス提供にも力を入れています。
国内の時代変化をふまえ海外展開を活性化していくのが、今後の生保業界発展に欠かせないポイントとなるでしょう。
参照元:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)
損害保険業界の動向と将来性
損害保険会社のかつての主流は海上保険でしたが、第二次大戦以降、自動車保険や火災保険、新種保険などが主流になっています。
2010年以降、自然災害の増加を理由に損害保険のニーズが高まっているためです。
損害保険会社に転職する前に、業界では「今何が起きているのか」「今後何に注目すべきか」を知るのが大切です。
以下の損害保険会社は3大損保グループといわれています。
- 東京海上ホールディングス
- MS&ADインシュアランスグループHD
- SOMPOホールディングス
2024年3月期決算では3社とも過去最高の利益を更新しており、業績は好調にみえます。
しかし、火災保険と自動車保険の保険料引き上げ、保険金の支払い増加により火災保険と自動車保険の収支は悪化しているのです。
今後の損保会社は、海外事業展開を進められるか、顧客のニーズに合った商品を開発できるかが注目されます。
転職前に知りたい年収やノルマの実態
保険営業に転職を考える人の中には「ノルマがきつそう」というイメージをもつ人は多いかもしれません。
しかし、近年ではノルマなしの生保会社や代理店も増え、チームで目標達成を目指す形式も珍しくありません。
チームで目標を設定し、達成したときのやりがいを感じられる働き方に変わってきているのです。
厚生労働省が2024年に発表した「令和5年賃金構造基本統計調査」で算出したデータによると、保険営業の平均年収は500.8万円となっています。
年収は転職先を決める上で重要な判断材料です。転職する前に企業の募集要項や実績、休暇制度、入社した社員の声なども知っておくと安心でしょう。
保険営業への転職を成功させるためのヒント
保険営業への転職を成功させるためには、戦略的なアプローチと十分な準備が必要不可欠です。
ここでは、転職活動を効率的に進め、理想の職場を見つけるための具体的なヒントをご紹介します。
自己分析と業界研究の重要性
保険営業への転職を成功させるための第一歩は、自分自身と保険業界を深く理解することです。これまでの職歴や経験を振り返り、保険営業に活かせるスキルや強みを明確にしましょう。
営業経験がある方は具体的な実績を、未経験の方でも接客経験やコミュニケーション能力など、保険営業で重要視される要素を洗い出すことが重要です。
同時に、保険業界の現状と将来性についても徹底的に研究する必要があります。生命保険と損害保険の違い、主要な保険会社の特徴、業界全体の動向を把握することで、面接での質問に的確に答えられるようになります。
転職理由と目標設定も明確にし、なぜ保険営業に転職したいのかを具体的に言語化することで、説得力のある志望動機を作成できます。
効率的な転職活動の進め方
保険営業への転職活動を効率的に進めるためには、複数のチャネルを活用することが重要です。
転職エージェントでは保険業界に特化したサービスを選び、専門知識を持つコンサルタントからのサポートを受けましょう。非公開求人へのアクセスや条件交渉など、個人では難しい部分をサポートしてもらえます。
在職中の転職活動では、スケジュール管理が成功の鍵となります。有給休暇を計画的に活用し、転職活動に必要な時間を確保しましょう。
内定獲得後は、入社前に保険業界の基礎知識を習得し、スムーズなスタートを切れるよう準備することが大切です。
【Pick up 求人】稼ぎやすく勤務環境が整っている会社
保険営業への転職を考えている方におすすめなのが、乗合代理店の「R&C株式会社」です。
R&C株式会社は全国68拠点に事業所を展開しており、コロナ禍でも過去最高の売り上げを達成するなど、業界では異例のスピードで事業拡大中です。
また、保険代理店の中でも高水準の募集人手数料を採用しているため、他の会社よりも稼ぎやすい報酬体系が整っているのがポイントです。
さらには、保険営業の方が陥りやすい「個人プレーに不安がある」「できる人から学べる環境が欲しい」という悩みを解消するため、代理店では珍しい「1拠点1マネージャー制を導入しているため、未経験やスキルに不安がある方でも安心して働くことができます。
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よくある質問【FAQ】
ここでは、保険営業の転職に関するよくある質問について回答します。
保険営業のノルマはきついですか?
保険営業のノルマの厳しさは会社によって異なりますが、近年は働き方改革の影響で従来よりも現実的な目標設定をする会社が増えています。
- 個人ノルマではなくチーム目標を設定する会社も多い
- 未達成でも即座にクビになることは稀
- 研修やサポート体制が充実している会社を選ぶことが重要
転職活動時に、具体的なノルマの内容や達成に向けたサポート体制について質問することをおすすめします。
保険営業への転職で必要な資格はありますか?
保険営業への転職に必須の資格はありませんが、以下の資格があると転職に有利です。
- 生命保険募集人資格(入社後に取得が一般的)
- 損害保険募集人資格
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- 証券外務員資格
これらの資格は入社後に会社のサポートを受けながら取得することも可能です。転職時点で資格がなくても、学習意欲をアピールすることが重要です。
保険営業の離職率はどのぐらいですか?
保険業界全体の離職率は、約8~9割にのぼると言われています。
その背景には、保険営業特有の厳しい営業ノルマや成果へのプレッシャーが多くの営業職員の負担となっていることが挙げられます。さらに、収入の不安定さや新規顧客開拓の難しさも、離職につながる要因の一つです。
他の営業職と比較しても保険営業の離職率はやや高い傾向にありますが、実際には会社の体制や働き方によって大きく差があります。
また、近年では働き方改革や研修制度の充実に取り組む保険会社も増えており、離職率の改善が進みつつあります。
保険営業に向いている人の特徴は?
保険営業に向いている人の特徴は以下の通りです。
- コミュニケーションが得意な人
- 人の役に立ちたい気持ちが強い人
- 数字に対する意識が高い人
- 精神的にタフな人
- 学習意欲が高い人
- 時間管理ができる人(スケジュール管理が得意な人)
これらの特徴に当てはまる人は、保険営業への転職で成功する可能性が高いといえます。
保険営業の仕事内容
保険営業の主な仕事は、保険商品の提案と契約後のアフターフォローです。
お客様からの話を聞き、ニーズに合った保険を提案し、信頼関係を維持していく必要があります。
生保業界には保険会社と代理店があり、それぞれで働き方が異なります。
以下で、保険会社の営業と代理店の営業の違いを確認しておきましょう。
保険会社の営業
保険会社では自社の保険を顧客に販売しており、以下の会社が一例です。
- 日本生命株式会社
- 株式会社かんぽ生命保険
- ジブラルタ生命保険株式会社
保険会社の営業では、電話でアポイントを取得し、既存顧客を訪問するケースが大半です。
営業担当者ごとに担当エリアが決められているため、顧客と関係性を築きやすく管理しやすい特徴があります。
保険会社の営業は以下のような人に向いています。
- お客様と時間をかけて信頼関係を築きたい人
- アフターフォローまで丁寧に行いたい人
- しっかり稼ぎたい人
営業で成果を出すには、まず信頼関係を築くのが大切です。
転職してすぐ実績を上げるのは難しく、アフターフォローまで丁寧にすると顧客から信頼度が上がる方法になるでしょう。
保険会社の中には、実績に応じてインセンティブ制度が整っている会社もあります。
未経験でも営業で実績を上げて稼ぎたい人におすすめの仕事です。
代理店の営業
代理店は保険会社と代理店委託契約を結び、複数の保険会社の商品を顧客に販売しています。
代理店営業の主な仕事は、保険の提案や契約手続き、保険金請求手続き、アフターフォローなどです。
以下のような人は保険代理店の営業に向いています。
- 複数の商品の中から顧客に適したものを提案したい
- 接客スキルに自信がある
営業スキルを高めたいと考えているなら、代理店の営業を検討してみましょう。
代理店では複数の商品から、顧客のニーズに合ったものを提案する力が必要です。
代理店に勤務すると、アポイントなしで窓口に来店した顧客の対応をしなければいけない場合があります。
未経験でも接客スキルに自信がある人や、窓口応対の経験がある人は代理店営業をおすすめします。
保険営業のメリット・デメリット
保険営業にはメリットとデメリットがそれぞれ3つあります。
メリット | デメリット |
---|---|
①営業スキルが身につく | ①勉強し続けなれければいけない |
②実績次第で高収入が見込める | ②勤務時間が顧客に左右される場合がある |
③金融系の知識が身につく | ③雇用形態が個人事業主の場合がある |
保険営業の魅力についても紹介するので、転職を考えている人は参考にしてください。
メリット①営業スキルが身に付く
保険営業では、保険の知識だけでなく、以下のような営業スキルも必要です。
- 聞く力
- クロージング力
顧客の話を聞き、悩みや不安を聞き出す力があれば、潜在ニーズを把握できます。
保険営業にはクロージング力が不可欠です。
クロージングは営業の最終ステップであり、顧客に意思決定をしてもらう場面です。
未経験で転職する人も、営業スキルを磨けば成約につなげやすくなります。
メリット②実績次第で高収入が見込める
保険営業は、実績に応じてインセンティブを得られる場合もある仕事です。
未経験の転職者でも、実績次第で先輩社員より稼げる仕事だといえます。
転職してすぐ実績をあげるのは難しくても、将来的に見込み客を増やしていけば成約率は上がっていくでしょう。
メリット③金融系の知識が身につく
転職するメリットは、資産運用や年金、税制など金融知識が身につく点です。
幅広い知識があれば、顧客の不安に対して保険以外の商品提案や家計の見直しなどができます。
金融知識は、仕事以外に自身が生保商品について検討するときにも役に立ちます。
未経験で転職を検討する人は、保険の種類や資産運用商品など転職前に勉強しておくと安心です。
デメリット①勉強し続けなければいけない
生命保険は顧客の人生にかかわる商品であり、営業は責任感のともなう仕事です。
自社の保険商品や他社商品、税制改正など多くの知識を身につけなければいけません。
たとえば、自社商品と他社商品の長所・短所を勉強し、お客様に伝えられるようにしておく必要があります。
勉強し続けるには努力が必要ですが、顧客の疑問に回答できるようになれば顧客の信頼度も上がります。
未経験で転職を考えている人は、今から保険について勉強しておくと安心です。
デメリット②勤務時間が顧客に左右されることもある
顧客の都合に合わせた勤務時間の変更や土日出勤をするケースがあり、離職者が増える理由の1つになっています。
しかし、土日出勤の代わりに平日休暇を与えられたり、残業をしなくて済むよう出勤時間を遅らせる会社もあります。
保険業界も、働き方改革が進められているのです。
希望にあった会社へ転職するなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
デメリット③転勤が発生する場合がある
保険業界では転勤が多い会社もあります。
全国に支店がある場合、全国転勤の可能性があり、転居が必要になるかもしれません。
転勤を希望しない人は、自宅から通勤可能な範囲で転勤を希望できる保険会社を選びましょう。
転居をともなわない転勤が可能な保険会社もあります。
まとめ
保険営業への転職を考えた際、「気難しそう」「昔ながらの風習が残ってそう」といったマイナスなイメージを抱く方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、ほけん業界全ての会社がそうなのではなく、顧客管理のデジタル化や集客方法の変化により働き方改革をしている企業も一定数あります。
少しでも保険営業という仕事に興味がある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。