生保レディの平均年収・給料はいくら?仕事のやりがいを感じる瞬間も解説

転職前に気になる生保レディの平均年収を大公開!稼ぐ人にはどんな共通点があるのか

生保レディの平均年収・給料はいくら?仕事のやりがいを感じる瞬間も解説

転職先のひとつに「生保レディ」を検討している方にとって、やはり気になるのは“年収”のことではないでしょうか。

保険業界は女性が多く活躍していることもあり、ママ友や知人から「生保レディってどう?」と勧められた経験がある方もいるかもしれません。

とはいえ、「実際どれくらい稼げるの?」「安定した年収を得られるの?」「営業ってハードル高そう…」と、不安や疑問を抱くのも当然です。

この記事では、生保レディの平均年収、稼げる人の特徴、この仕事ならではのやりがいについて、わかりやすく解説していきます。

生保レディを転職先の候補に考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

生保レディの平均年収はいくら?

生命保険を取り扱う女性の保険営業、いわゆる「生保レディ」という仕事は、歩合制の要素が強いことでも知られています。

では実際の平均年収はどれぐらいなのでしょうか。以下で詳しく解説します。

平均年収は388.3万円

厚生労働省の「令和6年 賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、金融業・保険業に就く女性(生保レディ)の平均年収は388.3万円でした。

※厚生労働省の「令和6年 賃金構造基本統計調査 結果の概況」を参考に筆者作成
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2024/dl/05.pdf

年齢別に見ると以下の表の通りです。

年代 男女計(万円) 女性(万円) 男性(万円)
~19歳 220.7 221.0 218.3
20~24歳 300.6 293.2 310.6
25~29歳 357.8 329.8 391.7
30~34歳 431.2 359.8 519.0
35~39歳 503.2 398.5 615.8
40~44歳 557.2 423.7 717.2
45~49歳 585.0 424.7 804.4
50~54歳 595.9 426.4 790.4
55~59歳 566.3 421.7 708.0
60~64歳 434.8 363.0 513.2
64~69歳 416.0 410.2 425.5
全体平均 492.7 388.3 617.0
年代 男女計(万円) 女性(万円) 男性(万円)
~19歳 220.7 221.0 218.3
20~24歳 300.6 293.2 310.6
25~29歳 357.8 329.8 391.7
30~34歳 431.2 359.8 519.0
35~39歳 503.2 398.5 615.8
40~44歳 557.2 423.7 717.2
45~49歳 585.0 424.7 804.4
50~54歳 595.9 426.4 790.4
55~59歳 566.3 421.7 708.0
60~64歳 434.8 363.0 513.2
64~69歳 416.0 410.2 425.5
全体平均 492.7 388.3 617.0

同じ業界で働く男性の平均年収は、617.0万円となっています。男女で平均年収に200万円以上の差があるのは、以下のような理由が考えられます。

  • 厚生労働省が出しているデータには、生保レディのみならず、金融・保険業の事務職の給与も含まれている
  • 事務職に就く割合は男性3割、女性7割といった差がある
  • 比較的年収が高くなる管理職に就く女性が少ない
  • 一部子育て中の女性が時短勤務することにより、女性の年収が低くなっている

この数字だけを見ると、生保レディは決して高収入とは言えない印象を受けるかもしれません。

ただし、この金額はあくまで平均値であり、成果報酬型の給与体系であることから、生保レディの年収は100万円台から1000万円以上まで幅広いのが実情です。

特に、入社直後や未経験者の場合は人脈づくりや営業経験の不足により、収入が安定するまで時間がかかる傾向があります。

一方で、営業成績が良ければインセンティブによって年収が大きく跳ね上がるため、固定給だけで見ると低く見えても、「頑張った分だけ収入につながる」仕事とも言えます。

他業種と比べると稼ぎやすい業界・職種である

生保レディが属する金融・保険業界は、比較的稼ぎやすい業種です。

同じく、厚生労働省の「令和6年 賃金構造基本統計調査 結果の概況」を参考に、平均年収が高い順にランキングを作成しました。(女性のみの年収データを使用)

順位 業種 平均年収
(万円)
1位 電気・ガス・熱供給・水道業 418.3
2位 情報通信業 400.6
3位 金融業、保険業 388.3
4位 教育、学習支援業 388.2
5位 学術研究、専門・技術、サービス業 385.6
6位 鉱業、採石業、砂利採取業 382.2
7位 不動産業、物品賃貸業 351.7
8位 医療、福祉 338.5
9位 建設業 330.8
10位 運輸業、郵便業 321.2

生保レディが属する金融業、保険業の平均年収は3位に位置します。同じ営業職でも固定給制の業界では、年功序列や役職に応じた収入が基本ですが、保険代理店の営業では成果を出せば、1年目からでも年収1000万円も夢ではありません。

稼ぐ生保レディにはどんな特徴がある?高い年収を目指すには

稼ぐ生保レディにはどんな特徴がある?高い年収を目指すには

高収入を実現している生保レディには、いくつかの共通点があります。以下のような特徴を持つ人は、保険営業の世界で成功する可能性が高いです。

コミュニケーション能力が高い

生保レディの仕事では、お客様との信頼関係が何よりも重要です。初対面でも安心感を与えられる対応力や、相手の話をしっかりと聞ける傾聴力がある人は契約率が高くなります。

「この人なら任せられる」と感じてもらうことが、保険契約につながる第一歩です。

平均よりも高い年収を実現している生保レディは、単なる営業ではなく、相談相手としてのポジションを確立する力に長けています。

目標達成意欲が強い

生保レディとして年収をアップさせるには、毎月のノルマや契約件数を達成する意欲が欠かせません。

高収入の生保レディに共通するのは、数字に対して貪欲で、目標達成まで粘り強く行動できるという点です。

厳しい時期でも諦めずに行動を続けられる人は、やがて成果となって帰ってくるでしょう。特にインセンティブ制度を採用している保険会社では、努力が年収に直結するため、モチベーション高く取り組めるかどうかが明暗を分けます。

自己管理能力がある

生保レディは顧客との面談が主な業務となるため、日々のスケジュールを自己管理しなければなりません。

自由度が高い働き方ができる一方で、時間の使い方や計画的に行動できる力が必要になります。

自己管理能力に関連して、稼いでいる生保レディには以下のような共通点があります。

  • 訪問先やアポイントメントの優先順位を明確にする
  • 契約につながる見込み客をリスト化し、日々フォローする
  • 休憩やリフレッシュの時間も確保してコンディションを整える

こうした積み重ねが、長期的な成果と安定した年収につながっていきます。

学習意欲がある

保険商品に限らず、税制や社会保障制度など、生保レディとして知っておくべき知識は日々アップデートされます。

稼げる人ほど空いた時間に読書したり、資格取得のための勉強をしたりと、学ぶ姿勢を常に持っています。

また、お客様からの信頼を得るには「知識の裏付け」が不可欠です。学習意欲がある生保レディは、提案の説得力が増し、契約率が高まるだけでなく、紹介やリピーターを産むきっかけにもつながります。

【転職】保険営業という仕事のやりがいについて

【転職】保険営業という仕事のやりがいについて

生保レディは、年収や働き方の自由度に魅力を感じて転職を検討する人が多い職業です。

女性が働きやすい環境が整っていることでも、働くママ世代からの注目を集めています。

ここでは、生保レディとして働く中で感じられる、主なやりがいについてご紹介します。

自分の頑張りが収入に直結する達成感

生保レディの年収は、基本給に加えてインセンティブが支給される仕組みで、自分の頑張りがそのまま給与に反映されます。

そのため、自分の努力次第では年収を大きく伸ばすことも可能なのです。実際に、年収1000万円を超える生保レディも存在します。

「頑張った分だけ収入が上がる」といった保険営業職ならではの達成感は、一般的な会社員としての固定給では得られにくいやりがいの一つといえるのではないでしょうか。

目標年収に到達した時の充実感は格別で、仕事へのモチベーションも高まります。

お客様の人生に寄り添う意義ある仕事

保険という商品は、万が一のリスクに備えるものであり、顧客の人生設計を支える重要な役割を担っています。

生保レディは、お客様一人一人のライフスタイルや将来設計に耳を傾け、最適な保障プランを提案する必要があるのです。

その過程で築かれる信頼関係や「あなたに相談してよかった」と言われる瞬間には、他の仕事では得難い充実感と誇りを感じることができます。

ただの営業職ではなく、人生に寄り添うパートナーとして社会貢献できる点も、生保レディのやりがいの一つです。

女性が長く働きやすい環境が整っている

生保レディの仕事は、スケジュール調整の自由度が高く、家事や子育てと両立しやすいという点でも注目されています。

多くの保険会社では、女性社員向けの支援制度や研修制度が整っており、ライフステージの変化に応じて柔軟に働ける環境が用意されています。

例として、以下のような福利厚生が用意されています。

  • 産前産後休暇
  • 育児休業
  • 子どもの看護休暇
  • 出生祝い金
  • 時短勤務

実際に、子育て中の主婦や、再就職を目指す女性が生保レディとして活躍するケースも多く見られます。

長く働ける職場としての安定感も転職先として、人気の理由の一つです。

記事まとめ

記事まとめ

生保レディの平均年収は388.3万円ですが、あくまで平均値のデータということは頭に入れておいてください。

多くの保険会社では、成果報酬制度を採用しているため、営業成績次第では年収1000万円以上を実現することも可能です。

これには、営業スキルや自己管理能力、学習意欲の有無が収入に大きく影響するため、自分に適しているかどうかをしっかりと判断することが重要になります。

本記事が、より良い転職先選びの参考になれば幸いです。

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