生命保険の保険料はどれくらいが妥当?少しでも安くする方法を紹介

万が一に備え加入しておきたい生命保険。
とはいえあまり高額な保険料の保険に入ってしまうと負担が大きくなり、日々の生活を圧迫してしまいます。

一方で保険料が安ければ負担は軽くなるものの、保険料の安さだけで生命保険への加入を決めてしまうと、「安かろう悪かろう」になってしまいかねません。

本記事ではそのような事態を防ぐために、保険料が安い生命保険に加入する際のポイントを解説していきます。

自分のライフプランに合った保険を選びたい!種類別の特徴を知ろう

保険といっても種類は多種多様です。闇雲に加入するのではなく、本当に自分に合った保険を選ぶ必要があります。
ここでは3つの保険を例に挙げましょう。

終身保険

終身保険はその名の通り保障が一生涯続くので、「遺族のためにお金を残したい」というニーズに応える保険です。貯蓄性も高いので老後のための蓄えに使ったり、学資保険の役割を兼ねたりと利用幅の広い保険だと言えます。

養老保険

老後に備えてお金を積み立てる保険です。月々保険料を掛け続け、もし途中で亡くなれば死亡保険金が支払われます。満期に達すると死亡保険金と同額の満期保険金を受け取ることができます。しかも、満期保険金の額は満期まで支払った保険料総額と同等額になるため、老後のための貯蓄に適しているというわけです。

しかし養老保険は満期になるとそれ以上更新ができないので、以降の死亡保障がなくなってしまいます。さらに新たに保険に入ろうとしても年齢や健康状態によっては死亡保障のある保険に加入できない可能性が高くなってしまうのです。
したがって、養老保険は遺族に保険金を残したいという人にはあまり向いていません

学資保険

子どもの教育資金を準備する保険で、進学の時期になるとお祝い金という形でまとまったお金を受け取れる保険です。
子どもが大学を卒業する頃になると満期となって今まで支払ってきた掛け金が返ってきます
万が一、契約者である親が亡くなった場合は保険料を支払うことなく学資が受け取れるので、死亡保険としての役割も備えています。

3つの保険を例に挙げましたが、「これは自分に必要だな」「自分にはあまり関係ないな」といった感想を持ったはず。このようにしっかりと必要性を考えて保険を考えることが大事なのです。

生命保険の保険料!皆はどれくらい支払っているの?

令和元年度に生命保険文化センターが実施した「生活保障に関する調査」によると、生命保険と個人年金保険を合わせた男性の年間での保険料平均は23.4万円、女性は平均16.8万円でした。

もっとも多い割合なのは、男性が「12万円から24万円未満(28.3%)」、女性が「12万円未満(40.2%)」でした。これらの結果から、男性の方が女性よりも多くの保険料を支払っていることが分かります。
保険料が多いということは、ほとんどの場合で保障金額も高いということです。つまり、男性が死亡した場合により多くのお金が必要になると考えている人が多いということです。

さらに1世帯あたりの年間保険料を見てみると平均で38.2万円で、金額分布は1位「12万円から24万円未満(16.0%)」2位「12万円未満(14.8%)3位「24万円から36万円未満(12.9%)」と項目ごとの割合の差はそこまでありません。
生命保険は加入する人の家族構成やニーズによって必要な保障額が変わります。個人ごとで考えるよりも世帯ごとで考えた方がより平均化されるため、このような結果になっているのでしょう。

参照:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/令和元年度

年収別の保険料の相場

「どれくらい保険にお金をかけられるか」は、当然収入によって変わるものです。
年収別で1年間にかかる保険料の掛け金分布を比較してみると以下のようになりました。

    ・年収1000万円以上:平均34.1万円
    ・年収700~1000万円未満:平均23.6万円
    ・年収500~700万円未満:平均19.6万円
    ・年収300~500万円未満:平均117.6万円
    ・年収300万円未満 :平均15.9万円

生命保険の掛け金は年収が高い人ほど多くの金額を支払っていることが分かります。
家族構成や考え方によって掛け金をいくらにするかは異なりますが、自分の年収とこれらの平均額を参考にしてプランを組むのがおすすめです。

参照:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/令和元年度

死亡保障の掛け金と保障額はどれくらい?…

死亡した際に支払われる保障の平均金額は、男性が平均1866万円、女性は平均801万円です。男性は女性よりも2倍以上多く受け取れる保険に加入しているのです。

ただし死亡保障額は結婚しているかどうか、子どもの有無など家族構成によって大きなばらつきがあります。もしも独身の場合にはそれほど高い保障額は必要ないでしょう。
子どもがいる場合には生活費や養育費などで大きな保障が必要となりますが、その場合には生命保険以外に遺族年金や会社からの保障など、生命保険以外にもさまざまな保障を受けられる可能性が高いことを考慮しておく必要があります。

これらの保障額がいくらくらいになるのかをあらかじめ計算した上で、それでも足りない分を民間の生命保険で補うようにしましょう。

参照:生命保険文化センター「生命保険の加入金額はいくらくらい?」

いくら支払えばいいのか分からない!平均的な掛け金を参考にしよう

結局、保険にはどれくらいお金をかけるべきなのでしょうか?参考として、生命保険の世帯別保険料は平均で1ヶ月3万2000円ほどです。

もちろん、生活プランの違いによって適切な保険料は異なります。さらに、大事なのは保険料という数字ではなく、自分に必要な保険の種類は何なのか?についてしっかり考えることです。平均値に振り回されずに、自分にとっての優先度や要不要を一度冷静に見つめてみましょう

生命保険をプランニング!必要な保障は何?

生命保険のプランを考える場合、押さえておきたいポイントは2つあります。

「どんな保障を、何のために、いつまでの期間、いくら保障すべきか」を知る

全体像を知ることによって、いくらの保険料をいつまでに払い終わるのか、契約終了時にはいくら戻ってくることになるのかといった具体的な金額を算出しましょう。定期保険にするのか終身保険にするのかによって掛け金や保障金額は大きく変わってくるでしょう。

生命保険は定期的に見直す必要がある

未婚か既婚か、そして子どもの有無など家族構成やライフステージによって理想的なプランは異なります。
今現在の状況で自分がどのような保障を求めているのかということを明確にしましょう。一般的には結婚したときや子どもが生まれたとき、子どもが自立したとき、住宅を購入したとき、仕事をリタイアしたときがプランを見直すべきタイミングだと言われています。

無駄のない保障プランを選ぶ!必要保障額とは

最適な死亡保障金額は各世帯によって異なります。独身者よりも家庭がある人の方が高額な保障が必要になるケースは多いですし、子供がいればさらに多くの保障がいるかもしれません。
いたずらに不安だけ感じて保障額を大きくしても、保険料の負担が大きく日常生活を圧迫していたら意味がありません。大切なのは自分に合った必要保障額を算出しておくことです。

必要保障額とは「一家の大黒柱に万が一の不幸が起きた場合に、残された家族が安心して暮らすために必要な金額」だといえます。そのため、必要保障額を算出するためには現在から未来に向けてどれぐらいのお金が必要になるかシミュレーションしなければなりません。

そのためには、まず現在の収入と支出を明確にすることです。日々の生活費や住宅ローンの返済、おこづかいといった細かい部分まできちんと算出しましょう。家計簿をつけている家庭であれば比較的簡単にできるでしょう。

その後、子供の進学や車の買い替え、住宅ローンの繰り上げ返済といった比較的大きなライフイベントを年次表にして作成してみてください。そうすると「いくらぐらい必要なのか」という目安の金額が算出できます。よくあるパターンとしては、今は住宅ローンを支払っているがローン完済後は比較的余裕ができる、というものです。しかし、そのときも安心はせずに自宅の修繕費の積み立てや老後資金のための貯蓄などの費用を忘れずに計算しておくようにしましょう。

保険見直しのタイミングは「子供の誕生」

保険を見直したくなるタイミングはいくつかありますが、もっとも大切なタイミングは「子供が誕生した時」です。子供が生まれることによる生活費の増加だけでなく、将来的な教育費の捻出まで計算する必要があるからです。

子供が生まれてから大学を卒業するまでに必要な費用は1500万とも3000万円とも言われています。もちろん、大黒柱に万が一があった場合には「遺族年金」などの公的な保障補助をうけられますので、この金額をすべて死亡保険金でまかなう必要はありません。
また子供が大きくなるにつれてこの金額は減っていきますので、ずっと3000万円の保障が必要というわけではありません。

ただし、子供が私立の学校に行くと教育費用がさらにかかる可能性があります。家庭のライフプランを明確に描いておくことで、想定外のケースが起こったら微調整するとよいでしょう。

保険料のプランニングが難しいならプロに相談

生命保険は人生を豊かに暮らすための手段の一つです。しかし保険料を払いすぎてしまうと、人生を十分に楽しむことができずに本末転倒になってしまいます。少なすぎてもいけませんが適正な加入内容を把握し、自分に必要な分だけを検討するようにしましょう。
ただし自分で必要保障額を正確に算出することは時間も労力もかかります。ミスがあると将来的に大きな損失を被ることになるので、できるだけ第三者の目で確認してもらうようにしてください。
保険のプロである保険代理店などで聞けば、そうしたシミュレーションを無料で行ってくれるケースもあるので、利用してみるとよいでしょう。

掛け捨て型なら保険料を抑えられる

掛け捨て型生命保険の保険料には保障分のみが含まれているため、安い保険料で契約期間内の疾病や死亡に備えることができます。
契約期間が終了すると保障もなくなりますが、掛け捨て型の多くは契約者の希望により更新できる仕組みになっています。そのため、家計状況に合わせて、本当に必要な時期だけ保障を受けられます。

ただし、年齢を重ねるにつれて死亡リスクが高まることから、更新するごとに保険料は高くなっていきます。掛け捨て型生命保険に長期的に加入する場合はトータルで見ると保険料が高くなりやすく、注意が必要です。
さらに掛け捨て型では保険料に貯蓄分が含まれていないため、満期を迎えてもお金は戻ってきません。契約期間中に解約した場合も、解約返戻金はないかあってもごくわずかでしょう。

ネット保険ならリーズナブルな保険料で加入できる

ネット上で加入できるネット保険は店舗を持つ必要がなく、営業マンや販売員も不要ですから、保険会社としてはコストをかなり抑えられます。
さらに、高額な広告費をかけてテレビ・雑誌で宣伝せずともインターネットで宣伝できるため広告費も抑えることが可能です。

このように、ネット保険は運営にかかる費用が安いことから、保険料はリーズナブルに設定されています。
また店舗で保険に加入する時は担当者のペースで話を進められてしまうこともありますが、ネット保険なら自分のペースで保険を探せます。保険内容についてじっくりと検討できますし、他社の保険の見積りも出せますから、自分が納得できる保険に加入できるでしょう。

一方でネットで選べる保険の数は少ないので、受けたい保障すべてをネット保険だけでカバーするのは難しい場合もあります

保険料を安くしたいなら…特約は付けない

生命保険は主契約と特約で構成されています。主契約は契約を結ぶ際に必ず付いてくる保障であり、特約は主契約で不足している部分を補うためにオプション的に付ける保障です。

特約によって死亡保障のほかに疾病に関わる保険をプラスで付けることができ、保障内容を充実させられるのです。
しかし特約を付けるとその分保険料は高くなりますから、保険料を安くしたいのであれば、特約を付けずに他の保険や別の手段で特約分をカバーできないか検討してみましょう
また、特約の代わりに複数の主契約に加入すれば、主契約ごとに好みの保険会社を選ぶことができ、不要になった保険はすぐに解約できます。特約を付けて主契約の保障内容を充実させるスタイルだと、特約のみを解約することはできますが、主契約のみを解約することはできません。主契約を解約してしまうと、同時に特約も解約されてしまいます。

・当サイトは、各保険の概要についてご紹介したものです。取扱商品、各保険の名称や補償(保障)内容等は引受保険会社によって異なりますので、ご契約にあたっては、必ず各引受保険会社の「重要事項説明書」をよくご確認ください。ご不明な点等がある場合には、代理店までお問い合わせください。

・このご案内には保険商品内容のすべてが記載されているわけではありませんので、あくまで参考情報としてご利用ください。また、必ず各引受保険会社の「契約概要」やパンフレット等で保険商品全般についてご確認ください。

・お引受内容により保険料が異なる場合がありますので、実際に適用される保険料については代理店または引受保険会社にお問い合わせください。

この記事のまとめ

生命保険に加入する目的は人それぞれ異なりますから、必要とする保障内容もさまざまです。保険料が高ければ必ず自分が納得できる保障内容になっているというわけでもありませんし、自分には必要のない保障に対して保険料を支払っている可能性もあります。

自分が保険に加入する目的を明確にした上で、掛け捨て型の生命保険、ネット保険、特約は付けないなどの工夫をすれば保険料を抑えつつ、必要とする保障を受けることができるでしょう。保険に加入する際は、保険料を安くするポイントを意識してみてください。

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