生命保険の保険料はいくらが適正?平均保険料や保険を選ぶ時のポイント

生命保険の料金相場

生命保険への加入を決めたとしても、自分にとって適切な保険料がわからず悩んでいませんか?

高過ぎる保険料を払って家計を圧迫してしまっては、貯蓄もできません。日々の暮らしと万が一への備えを両立するため、適切な保険料を設定する必要があるでしょう。

ただし適切な保険料は人それぞれ異なります。保険料の目安を考える参考になるよう、さまざまな角度から平均保険料をチェックしましょう。

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生命保険の保険料の平均は年38万2000円(月3万1833円)

「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)によると、生命保険の平均保険料は「年38万2000円(月3万1833円)」です

ただしこの金額はあくまで全体の平均額です加入者の状況に応じて必要な保障は異なり、保障が異なれば保険料も違います。

そこで、年齢や性別・世帯年収・家族構成によって異なる保険料の平均について、生命保険文化センターの調査内容をもとに見ていきましょう。

自分と似た状況の平均保険料を参考にすれば、最適な保険料のイメージを持ちやすくなるはずです。

世帯主年齢別での生命保険の平均保険料は?

年齢によって必要な保障は異なり、生命保険の平均保険料にも下記の通り違いが生じます。

<年齢別の平均保険料>

  • 29歳以下:年間23万3000円(月額1万9416円)
  • 30~34歳:年間29万8000円(月額2万4833円)
  • 35~39歳:年間38万円(月額3万1666円)
  • 40~44歳:年間34万5000円(月額2万8750円)
  • 45~49歳:年間42万7000円(月額3万5583円)
  • 50~54歳:年間48万3000円(月額4万250円)
  • 55~59歳:年間45万3000円(月額3万7750円)

※月間保険料は小数点以下切り捨て

出典:「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)

平均保険料を世帯主年齢別に集計したデータでは、年齢が高くなるほど、平均保険料は上がっていく結果となります

年齢が上がれば、結婚・出産・住宅購入・子どもの入学進学といったようにライフイベントを経験するため、それに応じて備える保険も増えていき保険料も高くなっていくものと考えられます。

上記の平均保険料のデータを見る限り、この平均保険料はおおむね適切な金額といえます。ただし「40歳以降」は少し多めの印象があります。

40歳以降は住宅ローンの返済や子どもの学費の負担が重なる家庭も多い時期。保険の保障内容とともに保険料も見直してよいかもしれません。

性別での生命保険の平均保険料は?

性別によっても平均保険料は異なります。男性の方が女性より年6万6000円(月5500円)多い集計結果です。

<性別ごとの平均保険料>

  • 男性:年間23万4000円(月額1万9500円)
  • 女性:年間16万8000円(月額1万4000円

出典:「令和元年度 生活保障に関する調査」(生命保険文化センター)

専業主婦(夫)であっても、ある程度の保険金額を設定している生命保険に加入していると、万が一の事態にあわてず対応しやすいでしょう。

一方で、配偶者がおらず子どもがいる場合となれば、家事を代行サービスに依頼したりと、出費がかさむケースもあります。子どもが小さな家庭であれば、子どもの保育にかかる費用も増えるでしょう。

大きな保険をかけ過ぎるのは家計の負担になってしまいます。ただし保険を解約し過ぎると将来の経済的リスクに備えられません。保険の中身をよく確認し、男女とも適切な保障の保険へ加入・見直しができるといいでしょう。

世帯年収別での平均保険料

年収によって保険にかけられる金額は異なります。世帯年収別に平均保険料を集計すると、おおむね年収が上がるほど平均保険料も上がる結果です。

<世帯年収別の平均保険料>

  • 200万円未満:年間21万円(月額1万7500円)
  • 200万~300万円未満:年間30万円(月額2万5000円)
  • 300万~400万円未満:年間27万9000円(月額2万3250円)
  • 400万~500万円未満:年間36万9000円(月額3万750円)
  • 500万~600万円未満:年間34万6000円(月額2万8833円)
  • 600万~700万円未満:年間38万円(月額3万1666円)
  • 700万~1000万円未満:年間42万9000円(月額3万5750円)
  • 1000万円以上:年間61万円(月額5万833円)

※月間保険料は小数点以下切り捨て

出典:「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)

全体的には年収とともに上がる平均保険料ですが、上がり方は600万~700万円未満を超えたラインで急激に増える傾向があります

上記のデータを見る限り、どの年収の世帯にもいえるのですが、全体的には保険料を減らし過ぎている傾向があると考えます。家計の中でも保険料のことを後回しにしてしまう世帯が多いようです。

家族構成・ライフステージ別での平均保険料

家族構成・ライフステージ別の平均保険料を集計した結果を見てみましょう。

<ライフステージ別の平均保険料>

  • 夫婦のみ世帯
    ・40歳未満:年間24万3000円(月額2万250円)
    ・40~59歳未満:年間37万3000円(月額3万1083円)
  • 夫婦+子ども世帯
    ・末子乳児:年間34万5000円(月額2万8750円)
    ・末子保育園児幼稚園児:年間41万3000円(月額3万4416円)
    ・末子小中学生:年間40万3000円(月額3万3583円)
    ・末子高校短大大学生:年間46万2000円(月額3万8500円)
    ・末子就学終了:年間45万9000円(月額3万8250円)
  • 高齢者夫婦(60歳以上)世帯
    ・有職:年間32万円(月額2万6666円)
    ・無職:年間25万6000円(月額2万1333円)

※月額保険料は小数点以下切り捨て

出典:「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)

夫婦+子ども世帯で末子が高校・短大・大学生の時期が年間46万2000円(月額3万8500円)と、最も平均保険料が高い結果です。

子どもがいる世帯は、子どもがいない世帯と比較して、子どもの養育費・教育費を重視するためだと考えられますが、生命保険の保険料にかける金額もやや多い傾向にあります。子どもが進学・入学するにつれて、生命保険にお金をかける傾向が顕著に見られます。

【種類別で見る】保険の平均保険料の目安はいくら?

保険には複数の種類があります。その中でも生命保険・医療保険・がん保険・三大疾病保険の平均保険料はいくらくらいなのでしょうか? 一つずつ紹介していきましょう。

生命保険の平均保険料の目安は?

前述の通り、生命保険の平均保険料は年齢や年収が上がるほど高くなる傾向がありました。

<生命保険の平均保険料>

  • 年齢
    ・世帯主30~34歳:年間29万8000円(月額2万4800円)
  • 性別
    ・男性:年間23万4000円(月額1万9500円)
    ・女性:年間16万8000円(月額1万4000円)

※月額保険料は小数点以下切り捨て

出典:「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」「令和元年度 生活保障に関する調査」(生命保険文化センター)

万が一のときの死亡保障に備えられる生命保険(死亡保険)に加入する場合、保険料はもちろんですが、保障内容にも注目しなければいけません。

同じ生命保険でも、一生涯死亡保障が続く「終身保険」と、決められた期間だけ死亡保障を受けられる「定期保険」や「収入保障保険」などがあります。

保険料を安く抑えやすいのは、定期保険や収入保障保険でしょう。

夫婦+子ども世帯で、「子どもが成人するまでの間だけ保障を充実させたい」といった希望をかなえやすいのは定期保険や収入保障保険です。家計を支える一家の大黒柱が死亡したとしても、経済的なダメージを抑えられます。

必要な保障額は家族が増えるタイミングで増加する一方、子どもの成長とともに減っていくことが考えられます。結婚や出産のタイミングはもちろん、子どもの独立時にも保障内容を見直すと適正な保険料をキープしやすいでしょう

医療保険の平均保険料の目安は?

医療保険の平均保険料の目安を30歳男女のケースで紹介します。

入院給付金日額を1万円とし、保険期間・保険料払込期間を終身とした場合の保険料の目安は以下の通りです。

<医療保険の平均保険料の目安>

  • ネット系保険会社
    ・男女共通:年間2万4000~3万6000円(月額2000~3000円)
  • 国内保険会社
    ・男性:年間3万6000~10万8000円(月額3000~9000円)
    ・女性:年間3万6000~12万円(月額3000~1万円)

※保険各社のデータをもとに監修者および編集部が調査

病気やけがで入院や手術をしたときに給付金を受け取れる医療保険は、プランやオプションが豊富に用意されています。

医療保障を手厚くするほど保険料は上がるため、予算と相談しつつ優先順位の高い保障からカバーしましょう

がん保険・三大疾病保険の平均保険料の目安は?

特定の病気に備える「がん保険」や「三大疾病保険」の平均保険料もチェックしましょう。

がんなどの三大疾病は死亡リスクがありますし、治療に時間と費用がかかるケースもあるため、保険で備えておくと安心です。

<三大疾病保険の平均保険料の目安>

  • 条件
    ・30歳男女
    ・入院給付金日額1万円
    ・終身払い
    ・終身型のがん保険
  • 平均保険料
    ・男女共通:年間3万6000~6万円(月額3000~5000円)

※保険各社のデータをもとに監修者および編集部が調査

がん保険はネット系保険会社も国内保険会社も保険料に大きな差はありません。

がん保険を選ぶ場合は、治療が長引いたときの費用や、先進医療を受けるときの費用、治療後に以前と同じペースで働けなくなるリスクも考慮した保障内容にするとよいでしょう

<三大疾病保険の平均保険料の目安>

  • 条件
    ・30歳男女
    ・一時金:500万円
    ・定期払い(30年払い)
    ・保険期間:30年間
  • 平均保険料
    ・男性:年間4万2000~5万1000円(月額3500~4300円)が相場
    ・女性:年間3万9000~4万1000円(月額3300~3500円)が相場

※保険各社のデータをもとに監修者および編集部が調査

三大疾病保険は、日本人の死因の中でも特に多い「がん」「心疾患」「脳血管疾患」に備えられる保険です。所定の条件を満たすとまとまった一時金を受け取れます

がんの場合は診断確定で一時金を受け取れますが、心疾患や脳血管疾患の場合は一定の支払い条件をクリアする必要があるため、加入を検討する際は一時金を受け取る条件について念入りにチェックしておきましょう。

生命保険の保険料を決めて、保険を選ぶ際に判断するポイントは?

生命保険を選ぶときには、どのような基準があるのでしょうか?

以下の5つのポイントについて解説します。

<保険を選ぶポイント>

(1)貯蓄額をベースに考える
(2)月々の保険料額は手取り年収の5%程度以内に抑える
(3)将来的なキャリア展望をベースに考える
(4)将来のライフステージを考慮する
(5)これまでの健康状態を振り返る

自分や家庭の状況を判断のポイントに当てはめて考えると、どのように保険を選ぶとよいか参考になるはずです。

貯蓄額をベースに考える

万が一の事態に現在の貯蓄額では足りないないと考えるなら、生命保険に加入して備えるのが一般的です

特に死亡保障に関しては現在の貯蓄額をもとに不足している分を補うよう、保険金額を設定するのが一般的です。

医療保険に関しても、預貯金額が多くないのであれば、多額にわたる入院・手術などの治療費に対して経済的に安心して備えられます。

月々の保険料額は手取り年収の5%程度以内に抑える

保険料の月額は手取り年収の「5%」を目安に「6~7%」に収まるよう設定するのがよいといえます

例えば

手取り年収が500万円であれば、5%は「年間25万円(月額2万833円)です。6%では「年間30万円(月額2万5000円)、7%では「35万円(月額2万9166円)」と求められます。

ちなみに、「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)によると、支出可能保険料は「年間34万3000円(月額2万8583円)」とされています。

ただし上記のような保険料の割合の目安をベースに考えると、自分にとって必要な保障を備えられない可能性もあります。

保険料も大切ですが、家族構成やライフステージに合わせた必要な保障によって保険料を決めましょう。その上で家計を調整し対応することも重要です。

将来的なキャリア展望をベースに考える

将来のキャリアを考えた上で生命保険の加入を考えることも重要です

例えば、転職後の職種が危険を伴うものなら、転職前に生命保険に加入しておきます。転職後に生命保険に加入すると保険料が上がったり、場合によっては生命保険に加入できない可能性もあるからです。

この先のキャリアを描きつつ生命保険の加入を検討するとよいでしょう。

将来のライフステージを考慮する

ライフステージは必ずしも理想通りに進むものではありません。そのため計画を立てつつも、その時々の状況に合わせて対応できるよう、保険の見直しをすると適切な保険料と保障で生命保険に加入できます

<ライフステージごとの生命保険の加入例>

  • 独身の場合:医療保険
  • 結婚した場合:医療保険+死亡保険
  • 子が独立した場合:医療保険+死亡保険+個人年金保険

他にも出産や住宅購入・子どもの入学進学・定年退職なども、人生の代表的なイベントです。それぞれのタイミングでフレキシブルに対応できるよう、保障内容を変更できる生命保険を選ぶのもポイントといえます。

これまでの健康状態を振り返る

保険料は健康状態によっても異なります。

例えば

「健康体割引」や「非喫煙割引」などを設けている生命保険であれば、健康状態が良好な人ほど保険料を安く抑えられます。加入できる条件がそろっているなら、健康体割引や非喫煙割引利用すると保険料がお得になります。

大切なのは、自分の健康状態を振り返ることで、必要な保障内容や保障額を備えられる保険に加入できるかどうかということです。

この記事のまとめ

生命保険の保険料は年齢・性別などによって異なります。その時々によって必要な保障の種類や金額は違うため、状況に合わせて適した保険を選びましょう。

同じ生命保険でも契約内容によってカバーできる保障は異なります。例えば、子どもが独立するまでの期間限定で手厚い死亡保障を用意したいなら、定期保険や収入保障保険だと保険料を安く抑えられます。

現在の状況はもちろん、将来のライフプランを考慮して計画的に保険へ加入したり、見直ししたりすることも必要でしょう。

これまで述べた平均保険料を参考に必要な保障を検討することで、納得できる保険料で十分な保障内容の保険に加入できるようにしましょう。

監修者 監修者

飯田道子

ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者)

飯田道子

金融機関勤務を経て1996年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行う。どの金融機関にも属さない独立系FP。

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