積立型(貯蓄型)医療保険とは?掛け捨てとの違いやどっちを選ぶべきか解説
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保険のぷろ magazine
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医療保険と介護保険は似たような意味で捉えられがちですが、実際は目的や保障内容などが異なるため、その違いをしっかりと把握する必要があります。
訪問看護や訪問リハビリを利用する際にも、どちらを利用すべきかという話も出てくるかもしれません。
今回は、保険の見直し・新規加入の無料相談を行なっている「保険のぷろ」が、医療保険と介護保険の違いや使い分け方を解説します。
この記事を最後まで読むことで、混同しやすい医療保険と介護保険の内容や、公的制度と民間保険の違いが理解できるため、参考にして下さい。

医療保険は主に病気やケガによる医療費の軽減、介護保険は高齢者や介護が必要な方の日常生活のサポートや介護サービスを提供するもので、2つの保険は大きく違います。
医療保険と介護保険の違いは大きく分けて以下の4つです。
医療保険と介護保険は加入対象となる被保険者の年齢が違います。
公的医療保険は、年齢を問わず、国民全員が被保険者となる社会保険です。全国にある健康保険組合が運営しており、勤務先などにより加入先の組合が違います。
公的介護保険は、40歳になると原則として国民全員が被保険者となる社会保険です。
65歳以上を第1号被保険者、40歳〜64歳は第2号被保険者に区分され、給付を受けられる条件が違います。例外として、64歳以下で生活保護下にある人は加入できません。
民間の医療保険・介護保険は加入が自由で、契約可能年齢は保険会社によって違います。

| 被保険者の年齢 | 自己負担額の割合 |
|---|---|
| 小学校入学前まで | 2割 |
| 小学校入学後から満69歳まで | 3割 |
| 満70歳から満74歳までの前期高齢者 | 2割 |
| 満75歳以上の後期高齢者 | 1割 |

| 保障の種類 | 保障内容 |
|---|---|
| 入院保障 | 病気やケガの入院時に、入院日数に対応した保険金が支給される |
| 手術保障 | 手術1回あたりにつき、所定の保険金が支給される |
| 通院保障 | 外来での通院日数に応じた保険金が支給される |
| 特定疾病保障 | がんや脳卒中などの特定の疾病になったときに一時金が支給される |
| 先進医療保障 | 厚生労働省が認めた高度な医療技術である先進医療を受けたとき、費用の全部または一部が支給される |
| サービスの種類 | 保障内容 |
|---|---|
| 在宅 サービス | 訪問介護・訪問看護・デイサービス・住宅改修費など |
| 地域密着型 サービス | 夜間対応型訪問介護・小規模多機能居宅介護など |
| 施設 サービス | 特別養護老人ホームへの入所・介護老人保健施設への入所など |
医療保険と介護保険は、民間保険と公的保険の組み合わせによって併用できるものとできないものがあります。
| 併用パターン | 併用可否 |
|---|---|
| 公的医療保険と公的介護保険 | × |
| 民間医療保険と民間介護保険 | △ |
| 公的医療保険と民間医療保険 | ◯ |
| 公的介護保険と民間介護保険 | ◯ |
上記の表から分かる通り、公的医療保険と公的介護保険は制度や給付目的に違いがあるため、同時に利用できません。両方が適用される場合、公的介護保険制度が優先されます。
訪問看護とは、利用対象者の主治医より訪問看護指示書が交付されると、看護師による生活の介助や医療処置・医療機器の管理などを在宅で受けられるサービスです。
訪問診療は医師が自宅を訪問して診療するもので、看護師がケアを行う訪問看護とは違います。
訪問看護は公的介護保険と医療保険の同時適用はできません。
介護保険の適用が優先され、介護保険に加入していない40歳未満の方や、第二号保険者で要介護認定を受けていない方などの場合には、医療保険での給付へ切り替わります。

訪問リハビリとは、病院やリハビリ施設へ通うのが難しい方が、在宅でリハビリできるサービスです。
要介護1以上に認定され、医師から必要性を認められた場合に利用できます。健康状態の管理や日常生活の動作、住宅改修の助言などの在宅リハビリサービスを受けることが可能です。
訪問リハビリも訪問看護と同様に、公的介護保険と医療保険の同時適用はできません。
介護保険の適用が優先され、介護保険に加入していない40歳未満の方、第二号保険者で要介護認定を受けていない方などの場合は医療保険を利用します。

本記事では、医療保険と介護保険の違いや使い分け方をわかりやすく解説しました。2つの保険は似ているものの、まったく異なる内容のため、違いを把握しておきましょう。
公的保険で足りない保障をカバーする目的で、民間保険に加入するのがおすすめです。
加入する年齢や保険商品・期間によって保険料に違いがあるため、必要な保障を知るためにはプロに相談するのが良いでしょう。
この記事を参考にして医療保険と介護保険の違いを把握し、あなたに必要な保障を検討してください。