【2021年】スワップポイントを狙えるFX会社を一覧比較!最新状況を踏まえたリスクを徹底解説

目次

スワップポイントとは?押さえるべきポイント4つ

FXで人気の運用の1つに、スワップポイントを狙う方法があります。ここでは、その運用

方法を紹介するために、まずはスワップポイントで重要な4つのポイントから見ていきます。

最初に押さえておきたいのが、そもそもスワップポイントとは何かということです。また、スワップポイントがFX会社によって異なる理由や、人気の通貨ペア、そして最後にスワップポイントの支払いについても紹介します。

1.スワップポイントとは?

FXの取引では、通貨と通貨を交換するわけですが、同時に金利の交換も行われます。2か国の通貨の間に金利差が生じている場合には、その差額を調整するためにスワップポイント(金利差調整分)の受け取りや支払いが行われるのです。

スワップポイントは、ポジションを保有して翌営業日を迎える度に、その日数に応じた金額を受け取る、または支払うことになります。

基本的に「金利が低い国の通貨を売り、金利が高い国の通貨を買う」とスワップポイントの受け取りに、「金利が高い国の通貨を売り、金利が低い国の通貨を買う」とスワップポイントの支払い(マイナススワップと呼びます)になります。

そのため、低金利の日本円がからむクロス円の通貨ペアを買い持ちすれば受け取り、売り持ちすれば支払いになる場合が多いと言えます。

スワップポイントがFX会社によって違うのはなぜ?

スワップポイントは、FX会社(店頭FX)によって異なります。FX会社の目線に立つと、スワップポイントは収益源の1つです。顧客へ支払う分と、顧客から受け取る分の差額が自社の利益となるため、その差をコントロールすることで利益を拡大したり、逆に顧客へ還元したりするのです。

つまり、スワップポイントの金額には、そのFX会社の経営戦略が反映されているといえます。

なお、公的な機関である東京金融取引所が運営する「くりっく365」では、スワップポイントの受け取りと支払いに差を設けることはなく、両者が同一の「一本値」を採用しています。

3.スワップで人気なのはどんな通貨ペア?

スワップポイント狙いの魅力は、毎日コツコツとお金が貯まっていくことで、その魅力が発揮されるのは、スワップポイントが高い通貨ペアです。

数ある通貨ペアの中でも、スワップポイントが高く設定され、多くの投資家から人気を集めているのは、トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドといった高金利通貨と、低金利の日本円を組み合わせた通貨ペアです。

基本的に、新興国は経済成長のために海外からお金を借り入れる必要があり、それゆえ高金利にしています。その影響から、新興国通貨は高いスワップポイントに設定される傾向があるのです。

4.スワップは払うこともある?

冒頭で触れたように、「金利の高い国の通貨を売り、金利が低い国の通貨を買う」ケースはマイナススワップとなり、スワップポイントを支払うことになります。例えば、トルコリラ円の通貨ペアを売り持ちした場合などが、それに該当します。

ちなみに、これはいわゆる高金利通貨だけの話ではないということに注意が必要です。超低金利の日本円がからむクロス円の売り持ちは、ドル円をはじめとする多くの場合でマイナススワップとなる場合が多くあります。

最新の状況は?スワップポイントのリスクを解説

低金利の円を売って外国通貨を買い持ちするという「円キャリートレード」は、毎日コツコツとお金が貯まっていくことが魅力で、2000年代から人気の投資手法でした。

かつては、ドルやポンドなど、主要国の通貨も金利が高かったため、メジャーなクロス円を買い持ちするだけで、決して少なくない額のスワップポイントを貯めることができたのです。

しかし、時代は移り変わり、現在高いスワップポイントになっているのは、主に新興国通貨です。そんな今、スワップポイント狙いの投資には、2種類のリスクがあるといえます。相場の下落リスクと、金利低下リスクです。ここでは、新興国通貨での買い持ちを例に、それぞれのリスクを解説します。

相場下落リスク

相場下落リスクとは、ポジションを買い建てした価格よりも値下がりしてしまい、為替差損が発生することです。

新興国は、政治的にも経済的にも安定性を欠くことから、時に暴落とも呼べる値動きをすることがあります。買い持ち中に暴落してしまうと、その分を含み損として抱えることになったり、強制ロスカットに追い込まれたりする可能性もあります。

スワップポイント狙いとして人気のトルコリラ円は、長期チャートを見れば分かる通り、右肩下がりの推移をしています。

トルコリラ円でスワップポイント運用をする場合は、値下がりし続けているものを買い持ちする行為であるということを、しっかりと認識する必要があります。値下がりも想定しつつ、長期保有によってそれ以上のスワップポイントを貯めようというのが、基本戦略になります。

トルコリラ円月足

トルコリラ円チャート月足

金利低下リスク

新興国通貨は高金利で、高いスワップポイントが設定されていることが魅力ですが、それが将来も継続するわけではありません。政策金利が引き下げられたり、それに伴ってスワップポイントの金額が縮小したりする可能性が、十二分にあります

例えば2019年前半の政策金利を見てみると、トルコは24.00%、メキシコは8.25%、南アフリカは6.75%でした。

それが、2020年年初からの新型コロナウイルス流行による世界的な景気の停滞期に入ると、段階的に利下げが行われ、同年9月にはトルコは10.25%、メキシコは4.25%、南アフリカは3.50%になりました。この利下げの影響により、スワップポイントも縮小している傾向があります。

こういった政策金利の変動により、これまで受取りだったスワップポイントが、支払いに転じる可能性もあります。

リスクを考慮したスワップポイント戦略のススメ

2020年終盤の時点において、スワップポイント運用を検討する際には、トルコリラ円、メキシコペソ円、南アフリカランド円が主要な選択肢になると考えられます。

ただ、単純に買い持ちするだけでは、うまく利益が出せない結果になる可能性があります。それぞれの通貨ペアの大局を確認しつつ、有効な戦略を考えるのがポイントです。

通貨ペアによっては、デイトレのようなハイレバレッジではなく、低レバレッジでトレードに臨むことも戦略の一つになり得るでしょう。

トルコリラ円

長期的に右肩下がりで、安値を更新する流れが継続しており、2020年11月には約12円という史上最安値を記録しました。

そんな流れの中で買い持ちをする必要があるので、12円をさらに下回っていくシナリオを想定しなければなりません。10円なのか、8円なのか、5円なのか、いくらの下落までを想定するかは投資家個人の判断に委ねられますが、その想定に基づいた資金管理を行って、適切なポジション量を買い持ちする必要があります。

トルコリラ円週足

トルコリラ円チャート週足

長期的に右肩下がりの傾向がある中、レンジ相場になる期間も長いのが特徴です。例えば2016年後半から2020年年初までは、概ね5円~6円の間を行き来していました。

ただし、2020年3月のコロナショックにより、そのレンジは下方向へブレイクし、約4.2円という史上最安値を記録しました。

2020年終盤では、その安値から回復している段階であり、元々のレンジの範囲内に戻るのか、それとも新たなレンジを形成するのか、あるいは再び安値の更新に向かうのか、どのシナリオも考えられる状況です。 スワップ運用は、なるべく安いレートで買い建てできるのが理想です。最安値付近まで下落するのを待ってから、買い建てするのが1つの手です。あるいは、試し玉として少ない買い持ちをし、その後に最安値付近まで下がったところで買い増しするという戦略も考えられます。

メキシコペソ円月足

メキシコペソ円チャート月足

南アフリカランド/円

長期的に右肩下がりの傾向がある中、レンジ相場が段階的に下がっているのが特徴です。コロナショックにより、滞在していたレンジを下抜けし、約5.6円という史上最安値を記録しました。

それまでにレンジ相場が推移してきた法則性を尊重するならば、最安値水準を下限とした新たなレンジが形成される可能性を考えることができます。そのシナリオの場合は、なるべくレンジの下限に引きつけてから、買い建てする戦略が有効となりそうです。

南アフリカランド円月足

南アフリカランド円チャート月足

通貨ペア別スワップポイントを解説!

主要なクロス円の通貨ペアについて、最近の金利やスワップポイントの動向をまとめます。

各国の政策金利は、コロナショックをきっかけに、大きく引き下げられているのが特徴です。なお、日本の政策金利は、2016年1月以降、-0.10%が続いているため、クロス円の通貨ペアを買い建てした場合は、基本的にスワップポイントの受け取りとなることが多いです。(ここに記載するのは、2020年11月時点の情報です)

米ドル円のスワップポイント

米国の政策金利は、0.25%です。2019年8月は2.25%でしたが、それから段階的に引き下げられ、2020年2月から3月にかけては、1.75%から0.25%まで引き下げられました。米ドル/円の1万通貨買いスワップポイントには、FX会社によって格差があります。多いところで約15円、少ないところで2~3円です。

豪ドル円のスワップポイント

豪州の政策金利は、0.25%です。2015年1月は2.50%でしたが、それから段階的に引き下げられ、2020年2月から3月にかけては、0.75%から0.25%まで引き下げられました。豪ドル円の1万通貨買いスワップポイントは、かつては高額で人気を集めたものですが、現在は多いところで約7円程度、大半が1~3円程度になっています。

ポンド円のスワップポイント

英国の政策金利は、0.10%です。2018年8月から2020年2月まで0.75%でしたが、3月に0.10%まで引き下げられました。ポンド円の1万通貨買いスワップポイントは、多いところで約5円、少ないところで0~2円程度です。

トルコリラ円のスワップポイント

トルコの政策金利は、10.25%です。2020年8月から9月にかけて、8.25%から10.25%に引き上げられました。コロナショック後に利上げするというのは、希少な例です。トルコリラの特徴として、2019年には24.00%もの高金利だったこともあります。トルコリラ円の1万通貨買いスワップポイントは、多いところで約20円、少ないところで0~5円程度です。

メキシコペソ円のスワップポイント

メキシコの政策金利は、4.25%です。2019年7月は8.25%でしたが、それから段階的に引き下げられました。メキシコペソ円の1万通貨買いスワップポイントは、多いところで約8円、少ないところで1~3円程度です。

南アフリカランド円のスワップポイント

南アフリカの政策金利は、3.50%です。2019年6月は6.75%でしたが、それから段階的に引き下げられました。南アフリカランド円の1万通貨買いスワップポイントは、多いところで約8円、少ないところで0~2円程度です。

スワップポイントは1年間でいくら受け取れる?

ここでは、実際に1年間保有した時にいくらスワップポイントを受け取ることが出来るのか、2020年10月の各社の提供実績をベースに算出しました。

メジャー通貨のスワップポイント(1万通貨)

ドル円
(買い)
ユーロ円
(売り)
ポンド円
(買い)
豪ドル円
(買い)

公式
2,808円3,024円2,688円1,632円

公式
2,700円2,772円516円420円

公式
2,736円3,804円1,944円864円

公式
3,324円3,744円1,956円1,188円

公式
2,604円2,676円504円408円

公式
720円0円360円1,224円

公式
3,432円4,032円2,112円1,368円

公式
2,352円2,088円1,992円1,140円

公式
2,352円2,088円1,992円1,140円

公式
2,808円3,024円2,688円1,632円

高金利通貨のスワップポイント(10万通貨)

リラ円
(買い)
ランド円
(買い)
ペソ円
(買い)

公式
-円24,240円-円

公式
57,480円21,240円16,800円

公式
59,880円21,960円15,480円

公式
64,440円24,720円17,040円

公式
51,360円21,240円21,600円

公式
56,040円21,600円23,040円

公式
97,200円25,080円-円

公式
64,440円21,264円18,780円

公式
84,720円27,424円25,560円

公式
-円24,240円-円

スワップ運用におすすめのFX会社をピックアップ

2021年4月時点での高金利通貨「トルコリラ/円」「南アフリカランド/円」「メキシコ/円」の取り扱いがあり、なおかつスワップ運用に有利な機能や特性を備えたおすすめの口座を照会します。

外為どっとコム

スワップポイントの受け取りは、原則的にそのポジションを決済した段階で発生します。ですが、外為どっとコムではスワップ振替というシステムにより、3,000円以上蓄積されているスワップポイントを手数料なしで取引口座に振り替えることができます

このように振り替えたスワップポイントは取引口座に加算されるため、出金するもよし、新たにポジションを建てる資金にするのもよしです。

LIGHT FX

LIGHT FXも、スワップポイントの事前引き出しができるFX会社の1つです。メキシコペソ/円、トルコリラ/円、南アランド/円といった高金利通貨ペアの取扱があるため、蓄積されたスワップポイントで買い増しすることで、決済せずとも複利運用が可能になります

SBIFXトレード

SBIFXトレードでは、FX業界でもっとも小さい単位となる、1通貨からのトレードが可能です。より細かい単位での売買が可能ということで、ポジション追加の自由度が高いことにつながります。

スワップポイントを得るための長期保有ポジションを、投資家それぞれの余剰資金に合った金額で追加できる点が魅力です。

スワップ運用上達のワンポイント

1円未満のスワップはどうなる?

1,000通貨、あるいはそれ以下の少額でポジションを保有している場合、小数点以下のスワップポイントが発生する場合があります。

この場合の対応はFX会社次第で、主に以下のパターンがあります。

  • 日々の発生ごとに1円未満のスワップポイントは切り捨てられる
  • 1円未満のスワップポイントも蓄積され、決済時に1円未満が切り捨てられる

なお、スワップポイントの切り捨ては受け取り時のみで、支払時には切り上げになるFX会社もあります。

(例)受け取り 2.5円→2.0円
支払い→2.5円→3.0円

どのタイミングで課税される?

ポジション決済時に損益が確定したところで課税の対象となります。

ただし前述の事前受け取りの場合、ポジションを決済しなくても引きだしたスワップポイントは課税の対象です。

支払いスワップにも着目!

スワップポイントというと、どうしても受け取りスワップにばかり目が行きますが、支払いスワップも重要です。

スワップポイントが支払いの状態でポジションを日またぎ保有するほど損失が増えるのと同じですので、少しだけトレードが不利になるともいえます。

支払いスワップポイントがあっても、なおしっかり利益を得られるようなトレード手法であるかを確認しましょう。支払いスワップが少ない口座を選ぶという選択肢もあります。

スキャルピング、デイトレならスワップポイントは無視

スワップポイントが発生するのは、ポジションを保有した状態で日本時間の朝を迎えたときです。ということは、それ以前にポジションをクローズするスキャルピングやデイトレード場合、スワップポイントは受け取りも支払いも関係がないことになります。

FXのスワップポイントについてのQ&A

FXに関するQ&A
  • A

    ポジションを保有した状態で次の営業日になると(ロールオーバーを経ると)、スワップポイントが発生します。ロールオーバーは、ニューヨーク市場のクローズ時点(日本時間の7時、夏時間は6時)に行われ、その後に口座残高へ加算、減算されるのが一般的です。口座残高に反映される具体的な時間は、FX会社によって異なります。

  • A

    スワップポイントは、ロールオーバーを経ることで発生し、その1日分の金額を受け取り、または支払いすることになります。ロールオーバーとは、未決済のポジションの決済日を、自動的に繰り延べる作業のことです。投資家はポジションを保有しているだけで、特別に何かを行わなくても、自動的にスワップポイントの支払い、受け取りが行われます。

  • A

    スワップポイントは、日々変動する短期金利市場の動向を基に算出されるため、毎日変動します。前述の通り、FX会社(店頭FX)が独自に設定するものであり、その金額はFX会社によって大きく異なります。なお、短期金利が急変した際には、受け取り、支払いの方向が逆転したり、買いでも売りでも支払いになったりする場合もあります。

  • A

    土日や(各国の)祝日にも、スワップポイントが発生します。それを平日に付与するため、対象となる日には、普段よりも多い付与日数となります。例えば、土日のスワップポイントについては、前もって特定の曜日(FX会社によって異なります。一般的には木曜朝)に、その日と土日を合わせた3日分が付与されます。

  • A

    両建てとは、買い持ちしているときに、それとは正反対の売り持ちもすることです。同数量の両建てになった場合は、為替変動による損益が相殺されることになります。一方、スワップポイントについては、受け取りと支払いの差額から、支払いが生じる「逆ザヤ」となる可能性があり、経済合理性を欠く取引であるといわれます。

  • A

    政策金利とは、各国の中央銀行が市中銀行に貸し出しする際の金利のことです。中央銀行はこの金利をコントロールすることで、経済の過熱を抑えたり(金利引き上げ)、経済の停滞を刺激したりします(金利引き下げ)。一般的に、利上げは通貨高、利下げは通貨安の要因になると考えられます。

  • A

    スワップポイントは、取引口座に自動的に加算、減算されます。何か特別な要請や操作をする必要はありません。ポジションを決済することなく、スワップポイントだけを受け取ることができるFX会社もあります。

  • A

    スワップポイントの利益は、為替差益と同様に、「先物取引にかかる雑所得等の金額」として確定申告の対象となります。一方、未決済ポジションに対して付与されているスワップポイントについては、確定申告の対象とはなりません。

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