自動車保険とはどういう保険ですか?
更新日:23.01.10

自動車保険とは、自動車事故に関するさまざまな損害を補償してくれる、損害保険の一種です。自動車保険には主に次の2種類に分けられます。
- 自賠責保険(強制保険)
法律(自動車損害賠償保障法)により、原則としてすべての車に強制加入が義務付けられている保険。正式名称は「自動車損害賠償責任保険」といいます。 - 自動車保険(任意保険)
損害保険会社が取り扱う、加入が任意となっている自動車保険。
自賠責保険は、あくまで対人事故のみを補償の対象としており、対物事故や車両損害などは対象となっていません。自賠責保険だけでは補償金額・補償範囲は十分とはいえないのです。そのため、十分な補償金額・補償範囲を確保するのであれば、損害会社が取り扱う自動車保険(任意保険)にも加入する必要が出てくるのです。
自動車保険の種類

自動車保険には主に以下の種類があります。
- 対人賠償保険:自動車事故により他人を死傷させた場合、自賠責保険で支払われる額を超える部分を補償する保険
- 対物賠償保険:自動車事故により他人の財物に与えた損害を補償する保険
- 搭乗者傷害保険:保険の対象となる車両に搭乗しているドライバーや同乗者が自動車事故により死傷した場合に保険金が支払われる保険
- 無保険車傷害保険:保険に加入していない自動車との事故で、ドライバーや同乗者が死亡・後遺障害を負った場合に保険金が支払われる保険
- 車両保険:保険の対象となる自動車が事故に遭ったり、災害や盗難などで損害を受けた場合に保険金が支払われる保険
以上の保険や各種特約などを組み合わせて、自分に合った自動車保険に加入するかたちとなります。
自動車保険の特徴
- 自動車事故におけるさまざまなケースにおいて幅広く補償してくれる
- 無事故の場合、等級が上がり、その分保険料が安くなっていく
- 弁護士による示談交渉サービスを受けられる特約もある
- 自動車保険から支払われる多くの保険金が非課税
自動車保険に加入する際の注意点
- 保険金を支払う事故を起こすと、その分等級が上がり保険料が値上がりする
- もらい事故の場合、損保会社は示談交渉サービスを行ってくれない
保険を検討する際のポイント
自動車保険の保険期間は1年のケースが一般的です。保険期間が終了しても保険を継続する場合、そのまま更新するのもよいでしょう。
もし保険料を節約したいのであれば、インターネットや電話などで申し込んで契約するダイレクト系の損保会社で自動車保険に加入するのもひとつの選択肢です。
最近では、自動車事故で被害者になった場合に弁護士に委任や相談する際にかかる弁護士費用を補償してくれる「弁護士特約」や、運転状況を映像や音声で記録してくれる「ドライブレコーダー特約」など、新しいタイプの特約やサービスが続々登場しています。こういった特約やサービスの充実ぶりで自動車保険選びを行うのもよいでしょう。
・当サイトは、各保険の概要についてご紹介したものです。取扱商品、各保険の名称や補償(保障)内容等は引受保険会社によって異なりますので、ご契約にあたっては、必ず各引受保険会社の「重要事項説明書」をよくご確認ください。ご不明な点等がある場合には、代理店までお問い合わせください。
・このご案内には保険商品内容のすべてが記載されているわけではありませんので、あくまで参考情報としてご利用ください。また、必ず各引受保険会社の「契約概要」やパンフレット等で保険商品全般についてご確認ください。
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