生命保険とはどういう保険ですか?
更新日:23.01.10

生命保険とは、「人」に対する万が一の事態に保障をかける保険商品です。
例えば、保険をかけられている人(=被保険者)が死亡してしまったり、病気やケガをしてしまったり、仕事ができなくなってしまった場合などに保険金・給付金が支払われるというものです。
誰かに万が一の何かがあった際に起こる経済的なリスクをカバーしてくれるのが生命保険の役割といえます。
生命保険は3つのタイプに分けられる
生命保険は、加入する目的に応じて、以下の3つの保障のタイプに分けられます。
- 死亡保障
被保険者が亡くなったり、高度障害状態になったときに保障されるもの(主な商品の種類:定期保険、収入保障保険、終身保険など) - 医療・介護保障
被保険者が病気やケガなどをしたときや、介護が必要な状況になったときに保障されるもの(主な商品の種類:医療保険、がん保険、就業不能保険、介護保険、認知症保険など) - 貯蓄性を兼ねた保障
被保険者に万が一のことがあったときは死亡・高度障害保険金が、被保険者が満期まで無事生存されたときは満期保険金・年金などが支払われる保障があるもの(主な商品の種類:学資保険、養老保険など)
生命保険を検討する際のポイント
生命保険の中には様々な保険商品があります。「あれもこれも必要」となってしまわないためにも、それぞれの事態で「いくら必要か」から逆算して優先順位をつけるとよいでしょう。
もし一家の大黒柱に万が一のことが起きた場合、残された家族の人数が多いほど、その後、多額の生活費がかかります。その生活費の分は大きめの死亡保障を保険で備えることを検討する必要があるでしょう。
一方で独身で養う人がいない場合は死亡保障を用意する必要はありませんが、自分が病気やけがをしたときの治療費のことを考えて、医療保障を確保しておく必要がありそうです。
自分にはどういった経済的なリスクを抱えているのか、そのリスクを回避するためにどのような生命保険が必要なのか、よく検討みましょう。
生命保険控除で税金対策も
「生命保険料控除」という所得控除が活用できます。生命保険に加入して、「生命保険料」「介護医療保険料」「個人年金保険料」を支払った場合、一定の金額の所得控除を受けられるので、税金対策効果が見込めます。
生命保険料控除の手続きは、会社員・公務員なら年末調整で、自営業者なら確定申告で行います。
貯蓄性のある保険なら「契約者貸付」を利用できる場合も
生命保険の中でも、終身保険や学資保険、個人年金保険といった貯蓄性のある保険に加入している場合は、解約返戻金(保険を途中で解約したときに戻ってくるお金)の一定の範囲内で貸し付けを受けられる「契約者貸付」が利用できることがあります。
保険で貯めてきたお金を借りながらも、保険を解約せずに続けられるのが契約者貸付の大きなメリットです。どうしても…というときには利用を検討してみる余地はありそうです。
・当サイトは、各保険の概要についてご紹介したものです。取扱商品、各保険の名称や補償(保障)内容等は引受保険会社によって異なりますので、ご契約にあたっては、必ず各引受保険会社の「重要事項説明書」をよくご確認ください。ご不明な点等がある場合には、代理店までお問い合わせください。
・このご案内には保険商品内容のすべてが記載されているわけではありませんので、あくまで参考情報としてご利用ください。また、必ず各引受保険会社の「契約概要」やパンフレット等で保険商品全般についてご確認ください。
・お引受内容により保険料が異なる場合がありますので、実際に適用される保険料については代理店または引受保険会社にお問い合わせください。