子どもに保険はいつから必要?子ども向けの保険の種類と加入時の注意点

子どもの保険は、万が一病気や怪我に見舞われたときに治療費や入院費の支払いの助けになる医療保険や、園児総合保険といわれる保育園や幼稚園での思わぬ事故に備えるものもあります。

この記事では、子供の健康はもちろん将来を考えた保険への加入のメリットや、園児総合保険についてご紹介します

保険の加入は早いに越したことはない、と思う一方、実は子供のうちから園児総合保険や医療保険に加入すべきかはご家庭の状況によって異なります

ご自身のご家庭、お子様にあった保険や加入タイミングが知りたい、という方はまず一度専門家に相談してみることをオススメしています。

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子供のための医療保険!必要性は?

子どもが病気や怪我をした場合、乳幼児医療の助成を受けることができるので医療費を負担する心配はありません。

しかし、入院した場合は医療費はかかりませんが、交通費や食事代などは実費で支払う必要があります。そのため、入院期間が長引けばその分負担額が大きくなることを覚悟しなければなりません。

子ども向け医療保険には、親が亡くなったときにお金を受け取ることができる育英資金付きのタイプもあります。

医療保険に加入していると、親に万が一のことがあった場合にも備えることができるだけでなく、

入院の付き添いや通院にかかる費用も負担してもらうことができるというメリットがあります。

また、医療費がかかった場合でも、少額の負担で済むので安心です。

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子どもの医療保険加入!入る時期はいつからが良い?

健康なうちに加入させたいと考えるのであれば、生まれてすぐにでも加入させたほうが良いでしょう。

病歴があると加入できる保険が限られてしまうのは大人と同様なので、医療保険の加入を考えているのであれば早い段階で入っておくことがおすすめです。

ただし、家計をトータルで考えたときに、まずは親の医療保険や生命保険を優先したほうが良いケースもあります。

子どもの医療保険に加入する際は、保険料が家計の負担にならないように注意しましょう。 持病の心配がある場合はできるだけ早いタイミングで加入することで、発症後に保険に入れないというリスクを回避することができます。

また、自治体によって乳幼児医療の助成があったり学校で保険に加入している場合は、対象年齢を超えたときに加入を検討することで途切れることなく万が一の備えを続けることが可能です。

治療に長い期間を要する病気や怪我をしてしまった場合、医療保険が家計を支える大きな役割を果たしてくれます。

怪我の備えにも!子どもの保険を選ぶときのポイント

子どもの保険を選ぶなら保障内容をしっかりと確認することがポイントです

手術や治療方法によって保障対象外になってしまう可能性もあるので、必要に応じて特約をつけることも検討しましょう。

特約の種類はさまざまあり、第三者への損害賠償をカバーしてくれるものや親が死亡した後は保険料の払い込みが免除されるものもあります。

また、医療費助成制度によって医療費がかからないことを頭に入れて、各自治体や学校でカバーできる内容と重複していないか確かめることが大切です。

怪我や病気の備えを万全にしたいのであれば、将来の進学資金を確保するための学資保険に医療保険を特約でつけることもできます。別々に加入するよりも安い保険料で済む場合もあるので、特約を上手に活用しましょう。

ただし、保障内容が重複してしまうと無駄な出費になりかねないので注意が必要です。 成長祝金や満期保険金がある場合は、進学や就職のタイミングに合わせて受け取れるようにしておくことで、まとまったお金を準備することができます。

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生命保険は入れておいたほうが良いものなの?

基本的には子どもの生命保険は必要ありませんが、例えば、加入しておいて大学進学のタイミングで解約すれば進学資金の備えとして活用することも可能です

そのため、死亡時の保障として考えるよりも成長して進学するときに備えて保険に加入するという人が多く見られます。

保険料は加入時の年齢によって変わるので、早いうちに加入しておけば、大きくなってから加入するよりも月々の保険料を安くすることができます。

また、養老保険であれば、生存時に支払われる満期保険金だけでなく、万が一死亡した場合でも満期保険金と同額の死亡保険金を受け取ることができます。

養老保険など死亡リスクが少なく解約時の返戻率が高いプランを活用すれば、上手に貯蓄することもできます。

終身保険にするか養老保険にするかによって得られるメリットが異なるので、内容をよく比較してから選ぶと良いでしょう

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園児総合保険ってどういうもの?

園児総合保険は

  1. 生命保険
  2. 傷害保険
  3. 賠償責任保険

の三種類の保険で構成されていることがほとんどです。

それぞれについて説明していきます。

生命保険

  • 親が重度の後遺症を負ったり、不幸があったりした際に補償をする保険
  • 教育費、および育英費用などを保証

生命保険の死亡保険と同じようなものと考えてください。
ただし、事故死の場合のみ適用される保険もあるので完全に生命保険と同じと思い込むのは危険です。内容については入念にチェックするようにしましょう。

傷害保険

  • 幼稚園でなんらかの行動をしている時に怪我をした際の保険
  • 入院費用、通院費用、手術費用などを保証

幼稚園の外側で怪我をした際には幼稚園事業者向けの賠償責任保険で補償されることもあります。この保険の内容を充実させると保険料がその分上がりやすくなります。

保険料を節約したいのであれば、補償内容はじっくり考えるようにしましょう。

賠償責任保険

  • 自分の子どもが乱暴して他の子供に怪我をさせたり、友達の持ち物を壊してしまった時などに適用される保険

賠償責任は状況次第で数千万円になるケースもあり得ます。子どもには賠償責任能力はないので、親が代わりに賠償を行うことになります。
賠償責任に対する保険のニーズは今後も高まっていくでしょう。

幼稚園の園児総合保険の注意点

園児総合保険はどれも欠かせないもののように思えるかもしれませんが、一度冷静に考えてみましょう。本当に園児総合保険は必要でしょうか。

加入の前に考えるべき注意点を3つご説明します。

  • ①生命保険の二重加入になる可能性がある

結婚や出産を機に生命保険に入る人は多いでしょう。つまり子どものいる親は既に生命保険に入っている確率が高いのです。

その場合、生命保険と園児総合保険で内容が重複している部分は無駄になります。もしもの時にそなえるなら、園児総合保険より生命保険を見直す方が賢い選択といえます。

  • ②保険料が割高

園児総合保険は生命保険、傷害保険、賠償責任保険の三つがセットになっているため保険料は割高になります。

どれか一つ、二つ必要なものだけという形を取ることができません。安くてお得な保険を自分で組み合わせた方が保険料を安くすますことができるのではないでしょうか。

  • 傷害保険の必要性が低い

園児総合保険の一つである傷害保険の必要性は、一般的には低いといわれています。
病院で支払う幼稚園児の健康保険負担額は原則2割ですが、市町村では子供医療費の助成を行っているところがほとんどです。

園児総合保険に加入しなくても子供の医療費はかなり安くなるのです。市町村によって医療費助成制度は異なるので一度確認してみましょう。

園児総合保険に入るなら!対策すべきことは?

園児総合保険に入ろうと考えたなら、現時点で加入している保険の内容を見直すことからはじめていきましょう

園児総合保険の種類の表

園児総合保険の生命保険

まず園児総合保険の生命保険ですが、これは他の生命保険に加入しているのであれば二重加入のリスクを伴います
育英資金に関しては二重で受け取ることも可能ですが、そこまでするかどうかは検討が必要になるでしょう。

また、園児総合保険の生命保険は事故死など限定された補償になっているケースもあるので、万が一の備えとして生命保険との違いをよく確認しましょう。

園児総合保険の障害保険

次に傷害保険ですが、これも公的保険で子供の怪我や食中毒などは大方カバーされているので、わざわざ園児総合保険に入る必要があるかと聞かれると疑問です

前述したとおり自治体によって差があるので確認は必要ですが、乳幼児医療費助成制度のおかげで自己負担が無料という地域も少なくないようです。

園児総合保険は通院に関する補償が食中毒など一部の疾患に限定されているのもデメリットです。病気に関する補償範囲はかなり小さいといえるでしょう。

賠償責任保険の生命保険

最後に賠償責任保険についてですが、これは火災保険や自動車保険の特約として付与されている個人賠償責任保険でカバーすることができます

このタイプの保険は家族全体がカバーされているのが基本のため子どもも対象となります。 支払いの形式や補償額は会社によりますが、年間6000円も払えば賠償金1億円程度は受け取れるのではないでしょうか。

園児総合保険は他の保険に入っていれば、ほとんどカバーできてしまう内容です。 もし他の保険に入っておらず、子どもが小さい間の一時的な補償として考えるなら有効でしょう。

・当サイトは、各保険の概要についてご紹介したものです。取扱商品、各保険の名称や補償(保障)内容等は引受保険会社によって異なりますので、ご契約にあたっては、必ず各引受保険会社の「重要事項説明書」をよくご確認ください。ご不明な点等がある場合には、代理店までお問い合わせください。

・このご案内には保険商品内容のすべてが記載されているわけではありませんので、あくまで参考情報としてご利用ください。また、必ず各引受保険会社の「契約概要」やパンフレット等で保険商品全般についてご確認ください。

・お引受内容により保険料が異なる場合がありますので、実際に適用される保険料については代理店または引受保険会社にお問い合わせください。

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