投資信託におすすめのネット証券比較|おすすめの商品と選び方

「投資を始めてみたいけど、どのネット証券で口座開設すればいいかわからない」
「ネット証券によって扱う投資信託の商品に違いはあるの?」
などの疑問をもっている人も多いのではないでしょうか?

ネット証券によって取り扱っている投資信託の商品数や種類は異なります。この記事では、投資信託を始めたい方におすすめのネット証券、初心者向けの投資信託の商品を紹介します。

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手塚 大輔

ファイナンシャル・プランナー/証券外務員

手塚 大輔

地方銀行に8年勤務し、住宅ローン・カードローン・フリーローンなど個人ローンの他、事業性融資・創業融資など幅広い業務を担当。ファイナンシャルプランナーの資格を有する。 100件あまりのフリーローン、住宅ローン数十件、その他に投資信託・個人年金・国債販売も取り扱う。 現在は、飲食店のオーナーを務める傍ら、金融ライターとして大手メディアでの寄稿や監修を数多く担当。

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投資信託におすすめのネット証券会社5社比較

投資信託をこれから始めるという方に口座開設をおすすめしたいネット証券は、以下の5社です。

ネット証券 投資信託本数 最低投資額
楽天証券 2,698 100円
SBI証券 2,667 100円
松井証券 1,395 100円
auカブコム証券 1,333 100円
マネックス証券 1,178 100円

※上記のネット証券はいずれも投資信託の買い付け手数料が無料(ノーロード)となっています。

※投資信託本数は2021年3月時点のものです。

これらのネット証券は「取扱銘柄が多い」「少額(100円)から投資できる」「手数料無料(ノーロード)」という共通した特徴があるので、投資信託に興味がある方におすすめです。それぞれのネット証券の特徴や使ってみた感想を紹介します。

これから投資信託を本格的に始める方はつみたてNISAがおすすめ

NISAとは一定の金額内で購入した金融商品で発生した利益が非課税になる制度です。

つみたてNISAでは、毎年40万円までNISA口座(非課税口座)に積み立て投資できます。非課税になるという点以外にも、投資対象が金融庁の基準をもとに限定された投資信託商品に限られている点も初心者にとっては魅力的と言えるでしょう。

参考:つみたてNISAの概要〜金融庁〜

*以下で紹介する5社はいずれもつみたてNISAに対応しております。

*NISA口座の開設可能数は1人1口座となっています。つみたてNISAと一般NISAのどちらか一方のみ口座開設可能です。

楽天証券

楽天証券のLP画像

楽天証券で投資信託を購入するメリットは以下の4つです。

  • 取扱商品数がネット証券会社の中でも業界最多水準
  • 「投資信託の残高10万円ごとに楽天スーパーポイントを毎月4ポイントもらえる」または「投資信託の残高に応じて毎月最大1,000ポイント・年間最大12,000ポイントもらえる」
  • 手数料コース「超割」でETF(上場投資信託)の購入手数料を大幅割引
  • クレジットカード決済による積立投資可能

楽天証券は取扱商品数が多く、楽天スーパーポイントの還元などもあります。また、楽天カードでクレジットカードによる積み立て購入ができ、カード利用した場合、積立額の1%のポイントを受け取り可能です。

投資信託本数 2,698本
最低投資額 100円
ポイント投資 楽天スーパーポイント

SBI証券

SBI証券の公式サイトの画像

SBI証券で投資信託を購入するメリットは3つです。

  • つみたてNISAの投資信託本数が多い
  • 投資信託の残高に応じて毎月Tポイントを受け取れる
  • ファンドの成長に応じて信託報酬が下がる商品(eMAXIS Slim)の取り扱いが多い

SBI証券はつみたてNISAに対応した金融商品を幅広く取り扱っています。

また、投資信託の保有額に応じてTポイントを受け取ることができ、貯まったTポイントを活用して再投資も可能です。さらに、手数料の低さを追求した「eMAXIS Slim」シリーズを多数取り扱っています。

投資信託本数 2,667本
最低投資額 100円
ポイント投資 Tポイント

松井証券

松井証券のLP画像

松井証券で投資信託を購入するメリットは以下の3つです。

  • ロボアドが投資のサポートをしてくれる
  • 投資信託残高に応じて毎月現金が還元される(ポイントで受け取ることもできる)
  • 貯まったポイントで投資信託を購入可能

松井証券で投資信託を取引する際の特徴の一つに「投信工房」というロボアドバイザーがあります。ロボアドバイザーがポートフォリオなどを管理してくれるため、初心者にも心強いサービスと言えるでしょう。

私も投資信託を始めて、すぐにはどれを買っていいかわからなかったのですが、簡単な質問に答えるだけで、自分に合う投資信託の商品の組み合わせと、積立金額のシミュレーションをしてもらえました。... ※簡単な質問に答えるだけで、利用者にとって最適なポートフォリオを作成してくれるので、はじめての投資信託で「何に投資していいかわからない」という人におすすめです。

*シミュレーションは65歳までに貯まる金額と1〜10年先までで算出可能です。

投資信託本数 1,395本
最低投資額 100円
ポイント投資 松井証券ポイント

auカブコム証券

auカブコム証券

auカブコム証券で投資信託を購入するメリットは以下の3つです。

  • 投資信託残高に応じて毎月Pontaポイントを獲得できる
  • 基準価額や積立完了がスマホやパソコンに自動で通知される
  • 投資信託(一般型)を信用、先物・オプション、FX取引の担保として活用できる

最大の特徴は、投資信託残高を、信用、先物・オプション、FX取引の担保として活用できるという点です。信用取引などを行う際に、わざわざ証拠金を入金する必要がなく、auカブコム証券の投資信託残高を証拠金として活用できます。

また、スクリーニング機能が充実している点も魅力の一つです。テクニカル指標が一目でわかるカブスコープなどの機能もあるため、投資先を選びきれない初心者に口座開設をおすすめしたいネット証券と言えます。

投資信託本数 1,333本
最低投資額 100円
ポイント投資 Pontaポイント

マネックス証券

マネックス証券

マネックス証券で投資信託を購入するメリットは以下の2つです。

  • 積み立て頻度を柔軟に設定できる(月1回/毎日で設定可能)
  • 投資信託の残高に応じてマネックスポイントが貯まる

マネックス証券では、毎月1回の積み立て/毎日の積み立て、2つの種類から投資信託の積み立てを選択できます。リスクをできるかぎり分散したいという人は毎日の積み立てを選択するとよいでしょう。

また、投資信託の月内平均残高の最大0.08%(年率)をポイントとして受け取ることも可能です。受け取ったポイントはAmazonギフト券やTポイント、nanacoポイント、WAONポイントなどに交換できます。

投資信託本数 1,178本
最低投資額 100円
ポイント投資 マネックスポイント

【初心者向け】投資信託(ファンド)の選び方

投資初心者にとって「どのネット証券を選ぶのか」も重要ですが、「どんな投資信託の商品を選べばいいのか」も知っておきたいポイントですよね。

投資信託の選び方として5つのポイントをあげることができます。

  • 投資対象の種類
  • 運用成績
  • 純資産総額
  • コスト
  • 売買回転率

投資信託の種類は、「投資対象資産に株式が含まれる(株式投資信託)のか、含まれない(公社債投資信託)のか」「投資対象地域が国内か海外か」という違いで決定します。一般的には以下の順にリスクが高いといわれています。

『海外株式投資信託>国内株式投資信託>海外公社債投資信託>国内公社債投資信託』

自分の投資スタイルに合わせて投資信託の商品を選択しましょう。

投資信託(ファンド)選びの注意点

また、投資信託を選ぶ際は運用会社が開示している過去3〜5年程度の運用実績も確認するようにしています。過去3〜5年程度の中長期の運用実績を確認することによって、短期的な運用成績の変動に左右されずにファンドの運用実績を判断しやすくなります。

その他にも、売買回転率と純資産額も確認するようにしています。売買回転率とは、投資信託に組み入れられている株式や債券を売買する頻度です。一般的に「売買回転率が低いと低リスク」「売買回転率が高いと高リスク」となります。

投資信託の純資産総額が大きいほど、繰上償還(信託期間が終了する前に投資信託の運用が終了すること)のリスクが小さくなるといえます。私は純資産総額が200億円以上を目安にファンドを選んでいます。

また、人気の投資信託以外のファンドに投資する際も、純資産総額が10億円以下のファンドには極力手を出さないよう意識しています。

ファンドごとの特徴と違い

ファンドには「どのような運用形態で利益を目指すのか」が異なり、以下の3つに分類されます。

  • インデックスファンド
  • バランスファンド
  • アクティブファンド

株式投資信託も公社債投資信託も、運用方針によって上記3つに分類されることとなります。それぞれの特徴や違いについて説明します。

インデックスファンド

インデックスファンドとは、ベンチマーク(指標)に連動した運用成績を目指すファンドです。

例えば、日経平均株価のインデックスファンドであれば、日経平均が上がれば同じだけ上がり、下がれば同じだけ下がるという動きを目指して運用します。

ベンチマークとしては、日経平均株価・ダウ平均株価・債券指数・REIT指数・コモディティ指数など、さまざまな指標が用いられます。

バランスファンド

バランスファンドとは、1つの投資信託の中に複数の異なる資産を混在させているファンドです。

1つのファンドの中に値動きの異なる商品を入れることで、リスクを分散させています。例えば、債券と株式に投資をして、株価が下がったときに債券の価格が上昇するといった形でリスク分散をしている点が特徴的です。

短期的な値動きが比較的小さいので、中長期で資産運用をしたい方に向いている投資信託だといえるでしょう。

アクティブファンド

アクティブファンドとは、ファンドマネージャーが独自の判断や知見に基づいて、ベンチマーク以上の収益を目指すファンドです。

インデックスファンドとは異なり、銘柄の入れ替えに伴う売買などにコストがかかるので手数料が高く設定されている傾向にあります。また、ファンドマネージャーの能力により運用成績が左右されるので「どのファンドを選ぶのか」が非常に重要です。

どちらかというとハイリスク・ハイリターンの商品となるため、初心者にはあまりおすすめできない投資信託の商品です。

初心者におすすめの投資信託(ファンド)7選

それでは初心者におすすめしたい投資信託を7本ご紹介していきます。

  • eMAXIS Slim先進国株式インデックス
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 次世代通信関連 世界株式戦略ファンド
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  • ひふみプラス
  • ニッセイ日経225インデックス

これらの投資信託は純資産総額が大きく、取引コストも低くなっているため、初心者にも始めやすいでしょう。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

  • 日本以外の先進国株式へ投資
  • 信託報酬:0.1023%(税込)
  • 純資産総額:1,682.62億円

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」でも7位に選ばれたファンドです。

MSCIコクサイ・インデックスをベンチマークにしており、組み入れ比率はアメリカが約7割となっています。

ソフトウェア・サービス、医薬品・バイオテクノ・ライフ、メディア・娯楽、資本財、テクノロジー・ハードウェア・機器が組み入れ上位業種となっており、アップル・マイクロソフト・アマゾン・フェイスブックの4社が12%程度の比率を占めています。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

  • 全米の小〜大までの株価指標に連動した運用成果を目指す
  • 信託報酬:0.1620%(税込)
  • 純資産総額:2,065.41億円

楽天・全米株式インデックス・ファンドは「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」でも11位に選ばれました。信託報酬が比較的低い投資信託(ファンド)です。

米国株式市場の小〜大型株までの時価総額を加重平均し、株価指数に連動した運用成果を目指しています。米国株式を幅広く網羅しているので、米国株式に興味のある人にはおすすめです。

次世代通信関連 世界株式戦略ファンド

  • 世界の次世代通信関連企業の株式に投資
  • 信託報酬:1.1880%(税込)
  • 純資産総額:7,192.11億円

次世代通信関連企業や5G通信技術の発展に期待したい方におすすめしたい投資信託(ファンド)です。2021年3月時点の組み入れ比率は米国株式が約60%、中国株式が約12%、日本株式が約5%となっています。

今後5Gがさらに普及することによって、ファンドの成長も期待することができる投資信託です。投資信託の純資産総額ランキングでも6位と、非常に大きなファンドであり、スケールメリットも期待できます。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

  • 世界各国の株式、公社債、REITに分散投資
  • 信託報酬:0.1540%(税込)
  • 純資産総額:797.71億円

このファンドの特徴は、以下の8つの資産へ均等割合で投資を行ってリスクを分散させている点です。

国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REITへ分散して投資を行っており、リスクの軽減を図っています。リスクが分散されているため、投資初心者にもおすすめしたい投資信託です。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

  • 国内外の株式と債券に分散投資
  • 信託報酬:0.5900%(税込)
  • 純資産総額:2,435.78億円

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」でも4位に選ばれたファンドです。

日本/海外の株式/債券に分散して投資を行います。投資割合は株式50%、債券50%と株式と債券を半々で行い、リスク分散を図っています。

日本と米国など異なる市場や商品に分散投資して、リスクを軽減しているため、初心者にはおすすめしたい投資信託商品の一つです。

ひふみプラス

  • 国内株式を中心に海外株式にも投資
  • 信託報酬:1.078%
  • 純資産総額:4,584.51億円

国内外の上場株式で成長が見込まれ、市場価値が割安となっている銘柄を選別して長期視点で投資しています。徹底した調査・分析によって割安な銘柄を発掘したり、状況に応じて株式と現金の比率を変えたりするなど積極的な運用が特徴です。

また、つみたてNISAで買える数少ないアクティブ型投資信託の一つで、金融庁が定める要件を満たす投資信託でもあります。

ニッセイ日経225インデックスファンド

  • 日経225に採用されている日本を代表する企業の株式に投資
  • 信託報酬:0.275%
  • 純資産総額:1,893.96億円

日経平均に採用されている銘柄の中から、200銘柄以上に等株数投資を行い、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目標として運用されています。

日本在住であれば、日経平均は馴染みのある指標だと思いますので、国内在住の投資初心者におすすめの投資信託です。

まとめ

最後に投資信託の商品選びのポイントとおすすめの商品を改めて紹介します。

投資のポイントとして、長期・積立・分散という言葉がよく使われます。長期的に貯めたい金額や毎月の積立金額を設定して、計画的にコツコツ積み立てましょう。また、リスクに備えて分散投資しておくのも非常に重要です。不安な方はまずは少額から始めてみることをおすすめします。

投資信託の商品選びのポイント

  • 投資信託の種類
  • 運用成績
  • 純資産総額
  • コスト
  • 売買回転率

おすすめの投資信託の商品

  • eMAXIS Slim先進国株式インデックス
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 次世代通信関連 世界株式戦略ファンド
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  • ひふみプラス
  • ニッセイ日経225インデックス

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