ゴールドカード
ゴールドカード取得に必要な年収や年齢の目安とは?審査基準を解説
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ゴールドカードの審査基準は?審査難易度の低いカード6選と、審査通過率を高めるための対策についてもご紹介

高いステータス性と豊富な特典が魅力のゴールドカード。

申し込みを検討しているものの、「審査の内容がわからない」「審査に通る自信がない」などの疑問や不安を抱えている人も少なくないはずです。

そこでこの記事では、ゴールドカードの審査基準について詳しく解説。

審査難易度の低いカード6選と、審査通過率を高めるための対策についてもご紹介します。

ゴールドカードへの申込をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

ゴールドカードの審査基準

ゴールドカードの審査基準

ここではゴールドカードの審査基準について、覚えておきたい4つのポイントをご紹介します。

  • クレジットカードの審査基準は非公開
  • ゴールドカードならではの加入条件がある
  • 同じゴールドカードでも審査基準や難易度が違う
  • 招待されたゴールドカードであれば審査に通過する確率が高い

それぞれについて詳しく解説します。

クレジットカードの審査基準は非公開

クレジットカードの審査基準は、基本的に「非公開」となっています。

職業や年収、家族構成、持ち家の有無、過去のカード利用状況、借り入れ状況などが審査のポイントになることは明らかですが、実際に「年収がいくら以上ならクリア」といった具体的な条件は公表されていません。

また、審査基準はカード会社によっても異なります。

つまり、「この条件ならどこのカード会社の審査にも通る」「どこに申し込んでも絶対に落ちることはない」などと断言することは基本的にできないのです。

そのうえで、この記事ではゴールドカードの審査に通過するための様々な要因について考察していきます。

年収や年齢が重要?ゴールドカードならではの加入条件

ゴールドカードの審査基準はしっかりと明かされていないものの、やはり以下のような条件が基準となっていることが間違いありません。

  • 年収
  • 職業
  • 勤続年数
  • 年齢・住居など仕事以外の情報
  • 個人信用情報機関の登録情報

それぞれ詳しく説明していきます。

審査通過の年収は300万円が目安。それ以上に「継続した安定収入」があることが重要

やはり審査で重要な項目になるのが、年収です。

カード会社も利用者の支払いが滞ると損失が出るので、しっかりと判定されるポイントになります。

先ほどお伝えしたように、ゴールドカードにも種類があり、それぞれのカードによって基準が変わります。

年会費の安いカードであれば、年収200万円程度でも収入が安定していれば審査は問題はないでしょう。

一方で、アメックスゴールドのような年会費が高いカードでは、年収400万〜500万円以上を目安としている場合が多いです。

職業は大まかな属性を問われるのが一般的。やはり公務員のような安定した職種は有利

職業は、正社員や派遣社員、アルバイトやパートといった具体的な就業形態を問われることは少なく、以下のような「属性」を問われるのが一般的です。

  • 会社員や公務員、自営業(申込者本人に収入があるか)
  • 専業主婦や専業主夫(申込者の配偶者に収入があるか)
  • 学生(申込者の世帯主に収入があるか)
  • 年金や不動産といった収入があるか(国からの扶助や家賃収入があるか)

ただし、審査基準が厳しいゴールドカードの場合はカード会社から「在籍確認」の連絡がくることもあります。

ここで嘘をついていたことがばれてしまうと、その時点で審査落ちとなってしまいます。

悪質性が高いと判断された場合はカード会社が独自に保有しているクレヒスで「社内ブラック」となり、半永久的にその会社でカードが作れなくなる恐れもあるため注意が必要です。

勤続年数は長いほうが有利

勤続年数は、短いよりも長いほうが返済能力が高いと判断されやすくなります。

しかし、他の年収や職業などの属性が高ければ勤続年数が短くてもゴールドカードが発行されることもあるため、絶対に一定年数以上の勤続年数が必要というわけではありません。

言い換えれば、年収がそれほど高くなくても倒産リスクの少ない会社(電力会社や鉄道会社)等で長く勤務していれば、返済能力が高いと判断されることもあるのです。

最近は、副業が高じて起業する方や本業とは別に不動産所得などの不労所得を得ている方が多くなっています。

そのため、すべての要素を総合的に判断してゴールドカードを発行するかを決定する傾向が強くなっているようです。

申込者の年齢・住居など仕事以外の情報でも支払い能力を判断

ゴールドカード申込者の仕事以外の情報も、審査における重要なポイントとなっています。

仕事以外の情報として、以下のような項目があります。

  • 年齢
  • 住居(持ち家か賃貸か)
  • 申込者本人が世帯主か
  • 固定回線の電話番号保有の有無
  • 配偶者や扶養親族の有無
  • ローンの有無

申請者にどれくらいの支払能力があるかを審査する要素になっています。

個人信用情報機関の登録情報から個人の信用度を判断

ゴールドカードの審査基準でもっとも重要視されるのが、個人信用情報機関の登録情報です。

いわゆる「クレジットヒストリー(クレヒス)」と呼ばれているもので、

  • 過去に返済遅滞をしていないか
  • 金融事故を起こしていないか

といった履歴を元に、ゴールドカードを発行するかを決定することになります。

そのため、申込者の返済能力が高いと判断されても、過去に消費者金融やカードローンで金融事故を起こしたことや自己破産したことがある場合は、ゴールドカードの審査に落ちてしまう可能性が高くなるでしょう。

最新のゴールドカードの審査基準は、時代の流れに応じた柔軟な対応が見受けられます。

同じゴールドカードでも審査基準や難易度が違う

同じゴールドカードでも審査基準や難易度が違う

一口にゴールドカードといってもいろいろなブランドがあり、各社が独自の審査基準を設けています。

そのため、審査基準が比較的甘く緩いとされるゴールドカードがあったり、逆に審査基準が厳しく難易度が高いゴールドカードもあったりすることを覚えておきましょう。

一般に、ゴールドカードの中でもステータスが高めのカードは年会費も高額で、審査基準も厳しくなります。

招待されたゴールドカードであれば審査に通過する確率が高い

ゴールドカードの中には、カード会社からの招待を受けて、発行できるものも多くあります。

招待という言葉からも分かる通り、直接申し込みする場合と比較すると、招待されたケースの方が、ゴールドカードの審査を突破できる可能性は高いといえるでしょう。

比較的難易度の低いカード6選

以下のような特徴を持つゴールドカードは、審査に通過しやすい傾向があります。

  • 初年度年会費無料
  • 年会費が安い
  • 条件次第で年会費永年無料
  • 空港ラウンジや海外・国内旅行傷害保険などの付帯サービスが比較的少ない
  • 20代限定

ここでは、比較的審査難易度の低いゴールドカード4選をご紹介します。

エポスゴールドカード

エポスゴールドカード

エポスゴールドカードは、丸井グループのカード会社であるエポスカードから発行されるゴールドカードです。

申込資格 ・20歳以上(学生不可)
・安定した継続収入がある方
年会費 5,000円(税込) ※条件付き無料
国際ブランド Visa
ポイント還元率 0.5% (選べるショップで3倍)
海外旅行保険 最高5,000万円 ※利用付帯
国内旅行保険 なし
ショッピング保険 なし
空港ラウンジ 国内主要19空港、ハワイ、韓国
追加カード ETC、家族
公式HP https://www.eposcard.co.jp/goldcard/main.html

おすすめポイント

  • ポイントの有効期限が無期限
  • 利用額に応じてボーナスポイントがもらえる
  • 「選べるポイントアップ」で3ショップまでポイントが3倍になる
  • 国内外の空港ラウンジが無料で使える
  • エポスゴールドカードは還元率1.5%以上を狙える

利用額に応じてボーナスポイントがもらえたり、「選べるポイントアップ」で3ショップまでポイント3倍することができるなど、ポイント面に長所が多いため、ポイ活を楽しみたい方におすすめのカードです。

エポスゴールドカードは、エポスカードを使うことでインビテーション(招待)が届き、発行できます。

インビテーションの条件は明示されていませんが、年間利用額50万円以上で翌年以降永年無料であることを考えると、月5万円ほど利用しているとインビテーションが届くと考えられるでしょう。

実際、月5万円の利用を続けていたら合計30万円ほどの利用でインビテーションが届いたという事例もあります。

また、インビテーションによってゴールドカードを持った場合は、年会費が永年無料に。

審査を避けて確実にゴールドカードを作りたい方は必見です。

イオンゴールドカード

イオンゴールドカード

「イオンゴールドカード」は、イオンフィナンシャルサービスが発行しているクレジットカードです。

申込資格 招待のみ
年会費 無料
国際ブランド Visa、Mastercard、JCB
ポイント還元率 0.5% (イオン系列店で2倍)
海外旅行保険 最高5,000万円 ※利用付帯
国内旅行保険 最高3,000万円 ※利用付帯
ショッピング保険 最高300万円
空港ラウンジ 国内主要6空港
追加カード ETC、家族
公式HP https://www.aeon.co.jp/card/lp/gold/

おすすめポイント

  • ショッピングセーフティ保険、国内・海外旅行傷害保険など付帯保険が手厚い
  • 「お客様感謝デー」や「各種キャンペーン」など、イオンカードの特典を受けられる
  • 全国のイオンラウンジが使える
  • 国内の主要空港ラウンジが使える

普段からイオングループ店舗をよく使う人にとっては、イオンゴールドカードを持っておくとポイントが効率的に貯められるためとてもお得。

また、国内旅行によく行く人なら国内の主要空港ラウンジを無料で利用できたり、全国のイオン店舗のラウンジが利用できるため、旅行やショッピング好きな方にもおすすめです。

イオンゴールドカードは、完全招待制のゴールドカードです。

イオンカードを年間100万円以上利用することでインビテーション(招待)をもらえます。

ただし、エポスカードが30万円〜50万円程でインビテーションが届くことを考えると、少しハードルが高く感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

dカード GOLD

dカード GOLD

dカード ゴールドは、NTTドコモが発行するクレジットカードです。

申込資格 ・満20歳以上(学生を除く)
・本人に安定した継続収入があること
年会費 11,000円(税込)
国際ブランド Visa、Mastercard
ポイント還元率 1.0% (特約店での利用で最大7%)
海外旅行保険 最高5,000万円 ※利用付帯
国内旅行保険 最高5,000万円 ※利用付帯
ショッピング保険 最高300万円
空港ラウンジ 国内主要34空港、ハワイ
追加カード ETC、家族
公式HP https://dcard.docomo.ne.jp/st/dcard_gold/index.html

おすすめポイント

  • 特約店や加盟店でのお買い物でポイント還元率最大7%
  • ドコモの回線契約があるお客さま向けのおトクなサービスが満載
  • 国内外の空港ラウンジが無料で使える
  • 国内・海外旅行保険の最高補償額は圧巻の5,000万円

圧巻のポイント還元率や充実した付帯保険は、dカード ゴールドならではの特徴であり、11,000円(税込)という年会費を払ってでも入会する価値のあるカードです。

dカード GOLDは、流通系クレジットカードのゴールドカード。

流通系クレジットカードは、自社サービスの利用者をより多く増やすために作っているので、審査基準が比較的低く、審査に通りやすいと言われています。

これだけお得感満載のdカード ゴールドですが、ゴールドカードの中では狙い目です。

楽天ゴールドカード

楽天ゴールドカード

楽天ゴールドカードは、楽天グループが提供するクレジットカードです。

申込資格 ・満20歳以上(学生を除く)
・本人に安定した継続収入があること
年会費 2,200円(税込)
国際ブランド Visa、Mastercard、JCB
ポイント還元率 1.0% (楽天市場でのお買い物で3.0%~4.0%までアップ)
海外旅行保険 最高2,000万円 ※利用付帯
国内旅行保険 なし
ショッピング保険 最高30万円
空港ラウンジ 国内主要34空港、ハワイ
追加カード ETC、家族
公式HP https://www.rakuten-card.co.jp/overseas/privilege/lounge/japan/

おすすめポイント

  • 年会費が2,200円とゴールドカードの中でも格安
  • 楽天ゴールドカードはご利用可能額が最高200万円
  • 楽天市場・楽天ブックスで誕生日月はポイントアップ
  • ETCカードが無料
  • 空港ラウンジが年間2回まで無料で利用できる
  • 世界44拠点のトラベルデスクが無料で利用できる
  • 楽天証券でのクレカ積立で還元率アップ

楽天ゴールドカードは審査難易度が低く、比較的作りやすいのが特徴。

楽天ゴールドカードの申込み対象は「原則として20歳以上の安定した収入のある方」のみとなっています。

年会費も2,200円(税込)と格安年会費のゴールドカードに分類されるので、年収や勤続年数に不安のある方でも作りやすいのが嬉しいポイントです。

クレジットヒストリーに自信のない方なら、まずは年会費無料の楽天カードへ申込むのも1つの手です。

楽天カード会員限定の「楽天ゴールドカード新規入会キャンペーン」が常時開催されているので新規入会しやすくなっていることに加えて、カード切替という形で審査が行われるので楽天ゴールドカードが作りやすくなると考えることができます。

JCB GOLD EXTAGE

JCB GOLD EXTAGE

JCB GOLD EXTAGEは日本唯一の国際ブランド「JCB」が直接発行している、20代限定のゴールドカード。

申込資格 20歳以上29歳以下(学生を除く)
年会費 初年度無料 翌年3,300円(税込)
国際ブランド JCB
ポイント還元率 0.75%(入会3ヶ月は3倍)
海外旅行保険 最高5,000万円 ※利用付帯
国内旅行保険 最高5,000万円 ※利用付帯
ショッピング保険 最高200万円
空港ラウンジ 国内主要33空港
追加カード ETC、家族
公式HP https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/extagegold/

おすすめポイント

  • 年会費初年度無料&次年度も3,300円と低価格
  • Oki Dokiポイントが入会後3ヵ月間は3倍!入会後4ヵ月目以降は1.5倍
  • 海外利用でOki Dokiポイントが2倍!優待店利用で大幅アップ
  • JCBゴールドと同じ空港ラウンジが使える
  • 入会3ヶ月は還元率3倍

ゴールドカードは審査基準がある程度高く設定されており、30代になるまで取得しづらいのが現実。

しかし敢えてターゲット層を20代に絞ったJCB GOLD EXTAGEは入手しやすく、サービスもJCBゴールド並みに充実しているのが特徴です。

海外・国内旅行保険や空港ラウンジサービスが充実しているため、特に20代で出張が多い人や将来的にJCBザ・クラスを持ちたい人におすすめです。

三井住友カード プライムゴールド

三井住友カード プライムゴールド

三井住友カード プライムゴールドは、20代の利用者限定のゴールドカード。

申込資格 ・満20歳以上30歳未満(学生を除く)
・本人に安定継続収入のある方
年会費 初年度無料 翌年5,500円(税込)
国際ブランド Visa、Mastercard
ポイント還元率 0.5%
海外旅行保険 最高5,000万円 ※利用付帯
国内旅行保険 最高5,000万円 ※利用付帯
ショッピング保険 最高300万円
空港ラウンジ 国内主要27空港、ハワイ
追加カード ETC、家族
公式HP https://www.smbc-card.com/mem/update/kirikae_smbc_pg.jsp

おすすめポイント

  • 三井住友カード ゴールドの半額の年会費でほぼ同等のサービス
  • 30歳で三井住友カード ゴールドに自動ランクアップ
  • 宿泊予約サービス利用で5〜7%割引
  • 国内主要空港ラウンジサービスが無料
  • ドクターコール24で急な体調不良も安心

敢えてターゲット層を絞った三井住友カード プライムゴールドは、審査も難しくなく入手しやすい上に、サービスも三井住友ゴールド並みに充実しているのが特徴。

「20代でゴールドカードを持ちたい方」「一般カードにはないサービスを受けたい方」「将来三井住友カードプラチナを狙っている方」にはおすすめのカードです。

ゴールドカードの審査に落ちる5つの要因

ゴールドカードの審査に落ちる5つの要因

ここでは、ゴールドカードの審査に落ちる5つの要因について解説します。

要因① 申し込み資格を満たしていない

ゴールドカードに限らず、クレジットカードは各カード申し込み資格が定められています。

例えば申し込み資格が「25歳以上で本人に安定継続収入のある方」となっているカードの場合、25歳未満の方や本人収入がない専業主婦の方などは申し込みができません。

カードを申し込む前には申し込み資格についての記載をよく確認しておきましょう。

要因② 年収が不足している

どのクレジットカード会社も必要年収については明記していませんが、申し込みに際しては一定の年収が求められます。

2000年代前半までは、「年収500万円程度」が基準でしたが、2020年以降のゴールドカードの基準は、「年収300万円」程度が目安とも言われています。

格安ゴールドカードなら平均年収程度の収入があれば十分に審査通過の可能性がありますが、ゴールドカードの場合は平均年収以上の収入が求められる場合もあるため注意が必要です。

要因③ 申し込み内容に不備がある

ゴールドカード申込時の内容に不備があった場合は、審査に落ちてしまいます。

単なる書き間違いであれば、修正すれば審査に通る場合もありますが、印象はあまり良くありません。

虚偽の申請をしたと判断されると、そのまま審査落ちになってしまうため、申し込み前にしっかりと確認しましょう。

「勤め先の会社名が無記入・会社の住所を書き間違える」などはありがちなミスなので、特に気をつける必要があります。

要因④ クレジットヒストリー(クレヒス)に問題がある

クレジットヒストリー(クレヒス)とは、簡単にいうとクレジットカードやローンの利用履歴です。

クレヒスに問題がある場合、主な原因は以下のようになっています。

  • クレヒスに傷がある
  • クレヒスがない

過去の延滞・滞納など、クレヒスの信用情報に傷があると、ゴールドカードの審査に落ちる可能性が高いです。

また、「クレヒスがない」とは、今までにカードやローンを利用したことがなく、クレヒスが真っ白な「スーパーホワイト」という状態を指します。

このスーパーホワイトという状態は、過去に金融事故を起こしてカードやローンが数年間利用できなくなり、クレヒスが真っ白になった人と見分けがつかないため、カード会社に警戒されて審査落ちの恐れが高まるのです。

クレヒスは、ゴールドカードの審査基準では重要な指標となっているので、審査に落ちている方は、これまでのキャッシング利用履歴などを確認しておきましょう。

要因⑤ 多重責務経験がある

過去に多重責務経験がある場合、ゴールドカードの審査に落ちる可能性が高いです。

他社からの多額の借入をしていたり、金融事故を起こしていたりすると、申し込み時点でふるいに掛けられます。

支払いのほとんどがリボ払い、クレジットカードの所持枚数が多すぎる場合も、審査が厳しくなる傾向にあります。

複数の会社からの借り入れは、お金に余裕が無い・返済能力が低いと見なされるので、計画的に申し込むようにしましょう。

また、貸金業法の「総量規制」という制度によって「個人への貸し付けは年収の3分の1以下に制限されている」ということも覚えておきましょう。

すでに借り入れがある場合は審査落ちしたり、審査に通過してもカードの限度額が抑えられることがあるため注意が必要です。

なお、クレジットカードのショッピング枠は割賦販売法のため総量規制の対象外となります。

ゴールドカード審査通過のための5つの対策

ゴールドカード審査通過のための5つの対策

ゴールドカードの審査に通過するために、以下の5つの対策をしておきましょう。

  • 年齢や年収に見合ったゴールドカードを申し込む
  • 一般カードでクレヒスを積む
  • リボ払いは利用しない
  • キャッシング枠は希望しない
  • 短期間に複数のカードを申し込まない(申込ブラック対策)

それぞれについて解説します。

年齢や年収に見合ったゴールドカードを申し込む

ゴールドカードといっても審査難易度はピンきりです。

銀行系カードの三井住友カードゴールドのように申し込み資格が30歳以上で審査が厳しいゴールドカードもあれば、楽天ゴールドカードのように20歳以上から申し込めて専業主婦や学生でも持てるゴールドカードもあります。

憧れのゴールドカードがある方は、一般カードからのランクアップがおすすめですが、ブランドやステータス性にこだわりがない方は審査の甘いゴールドカードへの申し込みを検討してみてもいいでしょう。

審査が甘いゴールドカードといっても、特典内容が劣っているわけではありません。

特にポイント還元率を重視する方には審査が甘い格安ゴールドカードがおすすめですよ。

一般カードでクレヒスを積む

「ゴールドカードの審査基準を満たしていない…」という方はまず一般カードへの申し込みがおすすめです。

地道に感じるかもしれませんが、直接ゴールドカードを申し込むより審査の難易度はグッとさがります。

数か月~数年利用した後、再度ゴールドカードの申込審査に挑戦しましょう。

審査基準である年収が少し足りていなかったとしても、自社での利用実績が積めているので審査通過が可能になります。

この時、三井住友カードゴールドを目指している方は三井住友カード、JCBゴールドを目指している方はJCB一般カードに申し込みましょう。

リボ払いは利用しない

すでに別のクレジットカードを持っている場合、リボ払いは利用しないようにしましょう。

キャッシングを利用していなくても、高額なリボ払いの利用が問題視されて審査で不利になるケースがあります。

リボ払いは毎月の支払いを抑えられる支払い方法のため、リボ払いを利用している=お金に困っているのではないかと疑われるのです。

この場合、新たにカードを発行すると延滞などのリスクが伴うため、カード会社側としては審査を慎重に行わざるを得ません。

リボ払いを利用している場合は、繰り上げ返済を行って残債をなくしてから申し込みましょう。

キャッシング枠は希望しない

カードの申し込み時にキャッシング枠を希望すると総量規制の関係により審査が厳しくなるため、キャッシング枠は希望しないで申し込んだ方が審査通過率はアップします。

カードを作ってもキャッシングを利用する予定がなければ「なし(0円)」にして申し込んでください。

キャッシング機能付きのカードなら、入会した後でもキャシング枠を付けることができます。
この場合は別途キャッシング枠を付けるための審査が行われますが、もし審査に落ちてもカードはそのまま使えるので安心です。

クレジットカードの入会時にキャッシング枠を希望すると、審査が厳しくなるだけではなく、審査に必要な期間も長くなる可能性が高いです。

クレジットカードの入会時にキャッシング枠を同時に希望するのであれば、審査難易度が上がることに加え、審査期間が長くなる可能性も想定しておく必要があります。

短期間に複数のカードを申し込まない(申込ブラック対策)

申込ブラックとは、短期間の間に複数社へ申込を行い、その情報が信用情報機関に登録されている状態を言います。

申込ブラックになると、貸倒れリスクや犯罪行為などが懸念され、審査通過が難しくなる場合があるため、注意しなければなりません。

「短期間に複数の申し込み」の申し込み枚数はカード会社によって異なりますが、目安としては一か月の間に3枚以上のカードを申し込むと申し込みブラックになってしまう恐れがあるといわれています。

延滞や貸倒で起こるブラックリスト入りよりも、誰にでも起こり得るのが申し込みブラックの怖いところです。

記事まとめ

記事まとめ

この記事では、ゴールドカードの審査基準について詳しく解説。

審査難易度の低いカード6選と、審査通過率を高めるための対策についてもご紹介しました。

ゴールドカードの審査基準はしっかりと明かされていないものの、やはり以下のような条件が基準となっていることが間違いありません。

  • 審査通過の年収は300万円が目安。それ以上に「継続した安定収入」があることが重要
  • 職業は大まかな属性を問われるのが一般的。やはり公務員のような安定した職種は有利
  • 勤続年数は長いほうが有利
  • 申込者の年齢・住居など仕事以外の情報でも支払い能力を判断
  • 個人信用情報機関の登録情報から個人の信用度を判断

「上記の条件は満たしていないけどゴールドカードが持ちたい」という方は、年会費が無料または低額のカードや、年齢制限を設けているカードの審査に挑戦してみることをおすすめします。

自分にぴったりな1枚を見つけて、ワンランク上のカードライフを楽しみましょう。

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