カードローンの無利息期間のメリットは?返済負担が減るおすすめ商品9選を紹介
更新日:2023.09.28

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カードローンの中には、無利息で借り入れできる期間(無利息期間)を設けているところがあります。
特に消費者金融のカードローンは無利息期間を設けているケースが多いです。
この記事では、無利息期間の特徴・仕組みと無利息期間の長いカードローンを紹介します
さらに編集部が厳選する無利息期間があるカードローンの特徴や、無利息期間を利用する際の注意点などについても紹介していきます。
カードローンの無利息期間における注目ポイント
- 金利(利息)がかからずに借入できるカードローンの無利息期間を活用すると、その分返済総額を減らせる
- 無利息期間だけでなく、金利の低さや借入・返済のしやすさなど、カードローン選びは総合的に判断する必要がある
- 無利息期間の起算日は「契約日」になるケースと「借入日」になるケースがある
目次
編集部厳選!無利息期間があるカードローン9商品を徹底紹介

レイク | JCB CARD LOAN FAIT | プロミス | PayPay銀行カードローン | アコム | アイフル | セントラル | キャッシングのフタバ | LINEポケットマネー | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
無利息期間 | 180日間or60日間 | 2.5ヶ月 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
無利息期間の適用 | 契約日の翌日から | 初回借入日から | 初回借入日の翌日から | 初回借入日から | 契約日の翌日から | 契約日の翌日から | 契約日の翌日から | 契約日の翌日から | 契約日から |
金利 | 年4.5%~18.0% | 年4.4%~12.5% | 年4.5%~17.8% | 年1.59%~18.0% | 年3.0%~年18.0% | 年3.0%~18.0% | 年4.8%~18.0% | 年14.945%~19.945% | 年3.0%~18.0% |
無利息期間を設けているカードローンがどれだけあるのか、主だったカードローンを厳選したのが上記の商品です。
上記を見てのとおり、消費者金融のカードローンは、無利息期間を設定しているところが多いことが見て取れます。
無利息期間の長さのほか、無利息期間が適用となる起算日や金利の低さを基準にして、各社のカードローンを比較した上で選ぶのがおすすめです。
ここでは、注目したい無利息期間のあるカードローンを厳選してご紹介します。
レイク:無利息期間は契約日の翌日から「180日間」または「60日間」のいずれかを選べる

無利息期間 |
※60日間の場合はWeb申し込みの人限定 ※極度額200万円を超える場合は30日間の無利息期間となる |
コンビニATM | 〇 |
---|---|---|---|
実質年率(金利) | 年4.5%~18.0% | スマホATM取引 | ○ |
融資時間 | 最短即日 | Web完結 | 〇 |
在籍確認の電話有無 | 原則なし | カードレス | ○ |
限度額 | 500万円 | 郵送物の回避 | 可 |
月々の返済額 | 月4,000円~ | 担保、連帯保証人 | 不要 |
土日融資対応 | 〇 | 年齢条件 | 満20歳~70歳 |
商品の特徴
- 在籍確認の電話は原則なし
- カードレスで利用できる
メリット
- 無利息期間が他社より長めに設定されている
- 無利息期間は2種類あり、自分に合う方を選択できる
利用が向いている人
- 無利息期間を長めに活用したい人
- 職場への在籍確認の電話を避けたい人
レイクの場合は、無利息期間を60日間(Web申し込み、限度額200万円以下の場合に限る)、または借入額のうち5万円分を180日間から選べます。
5万円以下の少額の借り入れであれば、約半年間にわたり無利息で借り入れができるのは魅力的です。
無利息期間中は元金分の返済だけ行います。
ローンカード発行は不要なためカードレスで利用でき、勤務先への在籍確認の電話がないのはメリットです。
ただし、レイクの金利が年4.5%~18.0%と、一般的な消費者金融のカードローンと比較して高めなのは注意点といえます。
JCB CARD LOAN FAITH:最大2.5ヶ月分の利息がキャッシュバックされる

無利息期間 | 最大2.5ヶ月分 | コンビニATM | 〇 |
---|---|---|---|
実質年率(金利) | 年4.4%~12.5% | スマホATM取引 | × |
融資時間 | 最短即日 | Web完結 | 〇 |
在籍確認の電話有無 | あり | カードレス | × |
限度額 | 500万円 | 郵送物の回避 | × |
月々の返済額 | 5,000円~ | 担保、連帯保証人 | 不要 |
土日融資対応 | 〇 | 年齢条件 | 20歳以上58歳以下 |
商品の特徴
- JCBクレジットカードのキャッシングより低金利で借り入れができる
- キャッシング1回払い(5万円が上限)であれば、年5.0%で借り入れができる
メリット
- 無利息期間が最大2.5ヶ月分と長めに設定されている
- 上限金利が12.5%と他社と比較して低めに設定されている
利用が向いている人
- 低金利を求める人
- 総量規制の対象なので、借り入れは年収の3分の1で問題ない人
JCB CARD LOAN FAITHは、上限金利が12.5%と他社と比較しても低めに設定されており、無利息期間も最大2.5ヶ月分と長めなのがメリットです。
利息は一度支払った後にキャッシュバックされる仕組みになっています。
なお、無利息期間が適用されるのはキャンペーン期間中に利用した分に限ります。
ただし、JCB公式サイトでは「本キャンペーン終了後、同じ内容のキャンペーンを再度実施する可能性があります。」と明言しており、今後も利息キャッシュバックのキャンペーンが定期的に続くケースが考えられます。
メリットが多いJCB CARD LOAN FAITHですが、申込年齢が58歳までとなっている点は、他社と比較するとやや厳しいといえるでしょう。
プロミス:初回借入日の翌日から30日間が無利息となる

無利息期間 | 初回借入日の翌日から30日間 | コンビニATM | 〇 |
---|---|---|---|
実質年率(金利) | 年4.5%~17.8% | スマホATM取引 | ○ |
融資時間 | 最短即日 | Web完結 | 〇 |
在籍確認の電話有無 | 原則なし | カードレス | ○ |
限度額 | 500万円 | 郵送物の回避 | ○ |
月々の返済額 | 月1,000円~ | 担保、連帯保証人 | 不要 |
土日融資対応 | 〇 | 年齢条件 | 18歳~74歳 |
商品の特徴
- 最短即日融資が可能
- 金利が年4.5%~17.8%と一般的なカードローンと比較してやや高め
メリット
- 初回利用日の翌日から30日間が無利息になる
- 原則職場への在籍確認の電話がない
利用が向いている人
- すぐに利用する予定はないけれど、カードローンの契約をしたい人
- カードレスで利用したい人
プロミスの無利息期間は、契約日ではなく、利用日の翌日から30日間が無利息になります。
「すぐに利用する予定はないけれど、将来のためにカードローンの契約をしたい」という人に向いているといえるでしょう。
職場への在籍確認の電話は原則なく、さらにカードレスで利用が可能です。
家族や職場にバレたくない人にとっては安心して利用できるサービスといえます。
ただし、プロミスの金利は年4.5%~17.8%と、一般の消費者金融のカードローンと比較してやや高めな点は注意が必要です。
PayPay銀行カードローン:初回の借入日から30日間が無利息となる

無利息期間 | 初回借入日から30日間 | コンビニATM | 〇 |
---|---|---|---|
実質年率(金利) | 年1.59%~18.0% | スマホATM取引 | × |
融資時間 | 数日 | Web完結 | 〇 |
在籍確認の電話有無 | あり | カードレス | × |
限度額 | 1,000万円 | 郵送物の回避 | × |
月々の返済額 | 月1,000円~ | 担保、連帯保証人 | 不要 |
土日融資対応 | 〇 | 年齢条件 | 20歳以上70歳未満 |
商品の特徴
- 初回借入日から30日間無利息で借り入れ可能
- 最大1,000万円まで借り入れできる
メリット
- ATMはPayPay銀行の普通預金口座キャッシュカードで借り入れ可能
- 主婦やアルバイトの人でも申し込み可能
利用が向いている人
- 銀行のカードローンを利用したい人
- 職場への在籍確認の電話があっても問題ない人
PayPay銀行カードローンでは、初回借入日から30日間無利息で利用できます。
PayPay銀行カードローンは上限金利が年18.0%と、一般的な銀行のカードローンとしては高めに設定されていますが、銀行のカードローンの利用にこだわりたい人に向いています。
また、収入がない専業主婦(夫)の人でも、配偶者の収入次第で借り入れができるのはメリットです。
PayPay銀行カードローンを利用するためには、PayPay銀行の普通預金口座を開設しなければならず、ATMではキャッシュカードを利用する必要があります。
そのため、自宅へのカードなどの郵送物を回避することはできません。
さらに、原則職場へ電話による在籍確認があり、PayPay銀行の名称と担当者名を名乗って電話がかかってくるので、その点は注意しましょう。
アコム:契約日の翌日から30日間は無利息となる

無利息期間 | 契約日の翌日から30日間 | コンビニATM | 〇 |
---|---|---|---|
実質年率(金利) | 年3.0%~年18.0% | スマホATM取引 | ○ |
融資時間 | 最短即日 | Web完結 | 〇 |
在籍確認の電話有無 | 原則なし | カードレス | ○ |
限度額 | 800万円 | 郵送物の回避 | ○ |
月々の返済額 | 月1,000円~ | 担保、連帯保証人 | 不要 |
土日融資対応 | 〇 | 年齢条件 | 20歳以上 |
商品の特徴
- 返済サイクルを「毎月指定日」と「35日ごと」のいずれかから選べる
- アコムを初めて利用する人は24時間365日オペレーターに電話相談できる
メリット
- 申し込みから最短20分で借り入れが可能
- 職場への在籍確認の電話は原則なし
利用が向いている人
- カードレスで利用したい人
- 契約後すぐに借り入れがしたい人
アコムを初めて利用する場合は、契約日の翌日から30日間、無利息で借り入れができます。
最短即日融資も可能なので、すぐにお金を借りる必要がある人に向いています。
返済のサイクルは、「毎月指定日」と「35日ごと」から好きな方を選べます。
返済にゆとりが欲しい人は、35日ごとの返済サイクルを選択するとよいでしょう。
職場への在籍確認の電話は原則ないので、職場の人にバレたくない人も安心できそうです。
ローンカードの発行は必須ではなく、スマホATMを利用すればセブン銀行ATMから借入や返済ができます。
ただし、アコムの金利は年3.0%~18.0%と、一般的なカードローンと比較して高めなのは注意しておきたいところです。
アイフル:契約日の翌日から30日間が無利息になる

無利息期間 | 契約日の翌日から30日間 | コンビニATM | 〇 |
---|---|---|---|
実質年率(金利) | 年3.0%~18.0% | スマホATM取引 | ○ |
融資時間 | 最短即日 | Web完結 | 〇 |
在籍確認の電話有無 | なし | カードレス | ○ |
限度額 | 800万円 | 郵送物の回避 | ○ |
月々の返済額 | 月4,000円~ | 担保、連帯保証人 | 不要 |
土日融資対応 | 〇 | 年齢条件 | 満20歳~69歳 |
商品の特徴
- 無利息期間は契約日翌日から30日間
- カードレスを選択すれば、郵送物一切なしで借り入れ可能
メリット
- 申し込みから最短20分で借り入れできる
- 職場への在籍確認の電話が原則ない。電話が必要な場合も本人に了承を得てから
利用が向いている人
- なるべく早めにお金を借りたい人
- 職場への在籍確認の電話連絡を避けたい人
アイフルの場合は、契約日の翌日から30日間、無利息で借り入れができます。
すでに借り入れをする予定があり、契約後すぐにでも利用したい人におすすめです。
在籍確認の電話は原則なく、仮に在籍確認が必要な場合も申込者本人に了承を得てから行う流れになっています。
借り入れや返済に関して不安なことがある場合、電話での相談だけではなく、チャットロボットにも質問できるので、電話が苦手な人も安心です。
なお、アイフルの金利は年3.0%~18.0%で、かつ毎月の返済額も最低4,000円からと、他社と比較して高い点に注意が必要です。
セントラル:契約日の翌日から30日間が無利息になる

無利息期間 | 契約日の翌日から30日間 | コンビニATM | 〇 |
---|---|---|---|
実質年率(金利) | 年4.8%~18.0% | スマホATM取引 | × |
融資時間 | 最短即日 | Web完結 | 〇 |
在籍確認の電話有無 | なし | カードレス | × |
限度額 | 300万円 | 郵送物の回避 | ○ |
月々の返済額 | 月4,000円~ | 担保、連帯保証人 | 不要 |
土日融資対応 | 〇 | 年齢条件 | 20歳以上 |
商品の特徴
- 自動契約機を利用すればその場でカード発行が可能
- セブン銀行のATMで借入・返済などの利用が可能
メリット
- 無人契約機を使えば自宅への郵送物の回避が可能
- 当日14時までの申し込みで最短即日で融資対応してもらえる
利用が向いている人
- 自宅にローン専用カードが届かないようにしたい人
- セブン銀行のATMが近くにある人
約50年の歴史がある消費者金融のセントラルでは、契約日の翌日から30日間、無利息で借り入れができます。
セントラルの無人契約機を利用すれば、その場でカード発行ができるので、自宅への郵送物を回避できます。
カードローンの利用を家族や周囲にバレたくない人にとって、無人契約機の存在はメリットといえるでしょう。
セントラルの無人契約機は年中無休で利用できますが、無人契約機が設置されているのは東京都・神奈川県・埼玉県・岡山県・愛媛県・香川県・高知県に限られています。
ただしセントラルは、セブン銀行のATMで借入・返済などができるので、全国どこに住んでいても利用が可能です。
当日14時までの申し込みで最短即日で融資対応してもらえるので、早くお金を借りたい人に向いています。
キャッシングのフタバ:契約日の翌日から30日間が無利息になる

無利息期間 | 契約日の翌日から30日間 | コンビニATM | × |
---|---|---|---|
実質年率(金利) | 年14.945%~19.945% | スマホATM取引 | × |
融資時間 | 最短即日 | Web完結 | × |
在籍確認の電話有無 | あり | カードレス | ○ |
限度額 | 50万円 | 郵送物の回避 | × |
月々の返済額 | 月2,300円~ | 担保、連帯保証人 | 不要 |
土日融資対応 | × | 年齢条件 | 20歳以上73歳以下 |
商品の特徴
- 限度額が50万円と低めで、金利は年14.945%~19.945%と高め
- 一度借り入れた金額から返済を進める証書貸付。限度額内で繰り返して借り入れはできない
メリット
- カードレスで利用できる
- 平日16時までに審査が完了すれば、当日の借り入れが可能
利用が向いている人
- 急ぎではあるが、少額の借り入れで問題ない人
- 借り入れをこれ以上増やしたくない強い意思がある人
フタバでは、契約日の翌日から30日間は無利息で借り入れができます。
フタバは、限度額内で何回も借り入れができる一般的なカードローンのスタイルではなく、一度借り入れた額の返済のみを行う証書貸付のスタイルを採用しています。
借り入れをこれ以上増やしたくない強い意思がある人におすすめします。
在籍確認のため職場へ電話連絡があるケースもありますが、プライバシーに配慮して担当者の個人名でかけてくれます。
契約に関する書類が自宅に送られてくるので、郵送物を避けたい人は気をつける必要があります。
なお、フタバでは他社(消費者金融)での借り入れが4社以内の人しか申し込めません。
LINEポケットマネー:契約日から30日分の利息がキャッシュバック

無利息期間 | 契約日から30日間 | コンビニATM | × |
---|---|---|---|
実質年率(金利) | 年3.0%~18.0% | スマホATM取引 | × |
融資時間 | 最短即日 | Web完結 | 〇 |
在籍確認の電話有無 | 原則なし | カードレス | ○ |
限度額 | 300万円 | 郵送物の回避 | ○ |
月々の返済額 | 月500円~ | 担保、連帯保証人 | 不要 |
土日融資対応 | 〇 | 年齢条件 | 満20歳~65歳 |
商品の特徴
- 無利息期間は契約日から30日間。LINE Payにキャッシュバックされる
- 借りたお金はLINE Payへチャージまたは指定する銀行口座へ振り込み
メリット
- 振り込んだお金は自分の好きな銀行口座に入金できる
- いつも普段使いしているLINEで気軽に借り入れができる
利用が向いている人
- 最短即日融資が可能なので、すぐにお金が必要な人
- 少額の借り入れで問題ない人
LINEポケットマネーには「スタンダードプラン」「マイペースプラン」「プレミアムプラン」の3種類のプランがあります。
LINEポケットマネーで無利息期間を利用できるプランはスタンダードプランだけで、契約日から30日間、無利息で借り入れができます。
なお、無利息期間を利用できるスタンダードプランの限度額は50万円と、他社と比較して低い点に注意が必要です。
いつも利用しているLINEから気軽に少額で借り入れがしたい人に向いています。
カードローンの無利息期間は本当にお得?特徴・メリットも解説
カードローンによっては、無利息期間を設けている商品もあります。
ここでは、カードローンの無利息期間とは何なのか、無利息期間にはどんなメリットがあるのか、無利息期間を活用すると本当にお得になるのかについて詳しく解説しましょう。
カードローンの無利息期間とは金利(利息)がかからずに借入ができる期間
カードローンの無利息期間とは、カードローンで通常かかる金利(利息)がかからずに借り入れができる期間をいいます。
主に大手の消費者金融、また銀行の一部では無利息期間のサービスを提供しています。
無利息期間には大きく分けて、以下の2種類のパターンがあります。
- 毎月の返済額に変化はなく元金の返済だけ進むパターン
- いったん金利(利息)の支払いをした後に、利息分がキャッシュバックされるパターン

一般的には、無利息期間中は利息分を除いた元金分だけの返済が進み、無利息期間が終了すれば利息の支払いがスタートするケースが多いです。
無利息期間は常にサービスとしてあるわけではなく、期間限定のキャンペーンとして提供したり、さらには無利息期間が延長したりするサービスを行うところもあります。
競合他社に勝つために無利息期間を設けるカードローン会社は多い

カードローンは消費者金融や銀行など数多くの会社で提供している商品で、ライバルが非常に多いです。
カードローンは無担保・無保証で融資するのでリスクはあるものの、担保のあるローンと比較して金利を高く設定できるため、利益率が高いローン商品といえます。
高い利益率といった特徴がカードローンにあるため、カードローン会社は顧客を囲い込むことを目的に、無利息期間をアピールしてカードローンの利用を促す戦略を進めているのです。
カードローンの無利息期間を利用すれば返済総額を軽減できるのがメリット
カードローンの無利息期間を利用することにより、金利(利息)の負担を軽減できる点がメリットです。
例えば1年間の借り入れで、30日分の利息が無料になるケースで考えてみましょう。
本来であれば1年間(=12ヶ月分)の利息を支払う必要がありますが、最初の1ヶ月分の利息の支払いが不要となるので、その分返済総額を減らすことができます。
特に借入金額が大きいほど、無利息期間の恩恵を受けることになります。
なお、無利息期間中に借入額を全額返済してしまえば、金利(利息)を支払う必要がなくなります。
融資の審査担当を経験した元銀行員の一言
カードローンの無利息期間を活用すれば、その期間は金利(利息)を支払うことなく借り入れができます。
例えば「ボーナスが入るまでの2~3週間だけ借りたい」といったように、短期でお金が必要な人にとって、無利息期間はお得なサービスといえるでしょう。
ただし、カードローンの利用に慣れて、明確な目的なく借り入れを続けるのは避けましょう。
いつの間にか借入額が膨らみ、後々の返済が困難になってしまう可能性があるからです。
本当に必要なときに返済の目途が立つ場合にのみ、カードローンや無利息期間を利用するようにしましょう。
多くの消費者金融のカードローンは無利息期間の特典がある

消費者金融と銀行のカードローンを比較すると、消費者金融のほうが無利息期間の特典を用意しているところが多いです。
消費者金融の多くがカードローンをメイン商品としているのに対し、銀行はカードローン以外の金融商品もあるので、消費者金融ほど顧客の囲い込みが必要ないことが想像できます。
また、消費者金融のカードローンと比較して銀行のカードローンのほうが金利が低く、その金利をメリットに顧客が利用してくれるケースが多いです。
そのため、銀行のカードローンではあえて無利息期間を設定する必要がないともいえそうです。
無利息期間でどれだけ得する?返済シミュレーションをチェックしてみた
そもそもカードローンで無利息期間を利用できると、具体的にどれだけ得をするのでしょうか?
大手消費者金融であるレイクの返済シミュレーションを利用してチェックしてみましょう。
まずは、借入額10万円を金利年18.0%で31回の返済する場合を見てみましょう。
借入の条件 |
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毎月の返済額(元金+利息) | 4,000円 |
返済の総額 | 12万3,448円 |
利息の合計 | 2万3,448円 |
無利息期間により得する金額 | 約1,500円 |
毎月の返済額は元金と利息を合わせて4,000円で、返済総額は12万3,448円、利息の合計は2万3,448円でした。
レイクの無利息期間を活用すると、1ヶ月目の利息である約1,500円が無利息となり、その分は元金の支払いに充当されます。
つまり、本来であれば毎月の返済額である4,000円のうち、元金は約2,500円で利息は約1,500円なのですが、1ヶ月目は元金4,000円分がまるまる返済に回されるのです。
次に、借入額100万円を金利年15.0%で49回で返済する場合を見てみます。
借入の条件 |
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毎月の返済額(元金+利息) | 2万7,000円 |
返済の総額 | 132万1,541円 |
利息の合計 | 32万1,541円 |
無利息期間により得する金額 | 約1万2,500円 |
毎月の返済額は2万7,000円で返済総額は132万1,541円、利息の合計は32万1,541円です。
1ヶ月目の利息は約1万2,500円なので、無利息期間を活用すれば、毎月の返済額2万7,000円がまるまる元金の返済に充当され、得することになるのです。
以上のように、借入額が大きくなるほど、無利息期間の恩恵が大きくなるというわけです。
無利息期間のあるカードローンの得する選び方|3つのポイントを解説
無利息期間のあるカードローンを選ぶ際には、下記の3つのポイントを意識してみましょう。
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
1.無利息期間だけでなく金利の低さにも注目
無利息期間に借り入れて、無利息期間中に全額を返済する場合は、実質無利息で借り入れができるので、金利の高さを気にする必要はありません。
しかし、カードローンを長期間にわたり利用する予定があるのであれば、無利息期間だけにとらわれるのではなく、「金利の低さ(=利息の少なさ)」も大切になります。
仮に無利息期間がないカードローンを利用しても、金利が低い場合は、返済総額が少なくなる可能性が高くなります。
比較的高金利のカードローンで無利息期間を利用するより、無利息期間はなくても金利が低いカードローンを利用したほうが、返済総額が少なくなるケースはあり得ます。
カードローン各社の公式サイトにある返済シミュレーションを試して、返済総額を比較してみるとよいでしょう。
2.優遇特典にも注目
カードローン会社によっては、無利息期間以外にもお得な優遇特典を実施していることがあります。
例えば、みずほ銀行カードローンの場合、みずほ銀行の住宅ローンを借り入れていると、カードローンの金利が年0.5%引き下げられます。
また、楽天銀行スーパーローンの場合だと、金利が半額になるだけでなく、新規入会で1,000楽天ポイントが付与されるキャンペーンをしています。
金利の引き下げやポイントの付与など、何がどうお得になるのか、自分が気になるカードローンをチェックしてみましょう。
3.借入・返済のしやすさもチェック

借入・返済のしやすさもカードローンを選ぶ上で大切な基準となります。
例えば、とにかく今すぐお金が必要であれば、最短即日融資が可能なカードローンを選ぶとよいでしょう。
ATMだけでなく、アプリでも借り入れができるカードローンを選べば、場所に関係なく借り入れができて便利です。
返済に関しても、振り込みしか対応していないと手間がかかったり返済を忘れたりしてしまう可能性がありますが、毎月自動引き落としの設定ができれば返済忘れを防げます。
無利息期間だけではなく、借入・返済のしやすさについても必ずチェックしてください。
カードローンの無利息期間の4つの注意点
カードローンの無利息期間は、一定の期間利息なしで借り入れができるお得なサービスといえます。
しかし無利息期間の利用を検討する際は、下記の4点に注意しましょう。
それぞれの注意点について解説します。
1.無利息期間の起算日に注意
無利息期間は「契約日」または「借入日」のどちらかが起算日になっているのが一般的です。
契約日の場合は、すぐにカードローンを借り入れをしないと、無利息期間を活用できないので注意する必要があります。
一方で借入日の場合は、契約後初めてカードローンを借り入れるときに無利息期間が適用になります。
すぐにカードローンで借り入れをする予定がない人は、無利息期間が借入日を起算日としている商品をおすすめします。
2.無利息期間中の利息はないが毎月の返済はあることに注意
カードローンに無利息期間がある場合は、利息の支払いが不要になるか、または利息がキャッシュバックされることになります。
しかし、たとえ利息がなくなるとしても、毎月の返済は通常通り行う必要があります。
毎月の返済が遅延してしまうと、無利息期間が適用されずその期間の利息が徴収されるほか、遅延損害金も請求されてしまうので注意しましょう。
3.初回契約のみの場合しか無利息期間は利用できない
一般的にカードローンの無利息期間は、初回契約の場合のみ利用できます。
例えば2回目以降の借入では、無利息期間は利用できません。
また、無利息期間があるカードローンを解約した後に再度契約できたとしても、無利息期間の利用はできないので注意しましょう。
4.利息が後ほどキャッシュバックされるケースもある
無利息期間はそもそも利息分を返済しないケースが多いです。
しかし、JCB CARD LOAN FAITHなどのように、一度利息を支払った後にキャッシュバックされるケースもあります。
その場合、利息がキャッシュバックされるまで一定の時間がかかる点に注意しましょう。
カードローンの無利息期間に関するQ&A
最後に、カードローンの無利息期間についてよくある疑問・質問にお答えします。
-
A
無利息期間とは、カードローンの借入時に利息が発生しない期間をいいます。
特に消費者金融のカードローンでは、無利息期間の特典を設けているケースが多いです。
-
A
無利息期間があるカードローンは、利息なしにできる期間がある分、利息の負担を軽減できるメリットがあります。
支払う利息を減らすことができれば、その結果、返済総額も減ります。
また、無利息期間中は利息の支払いがなくなるので、その分元金の返済を早く進められる点もメリットとして挙げられます。
-
A
カードローンでは限度額が設定されており、その限度額の範囲なら何度でも借り入れが可能です。
無利息期間中に借入額を完済できれば、支払う利息はゼロになります。
例えば、50万円の限度額があって、1週目に10万円、2週目に追加で5万円、3週目に追加で3万円借り入れたとします。
もし無利息期間中に借入額合計18万円をすべて返済できれば、利息の支払いは不要になるのです。
-
A
無利息期間中だからといって返済がストップするわけではありません。
その間、元金の返済は続けなければならない点は注意が必要です。
仮に元金の返済を遅延すると、無利息期間中に発生する予定だった利息に加えて、支払いを滞納した際に発生する「遅延損害金」を支払う必要があります。
-
A
無利息期間もカードローン選びのポイントになりますが、カードローンの「金利」が低いかについても確認すべきでしょう。
特に長期で借り入れをする予定がある人は、選んだカードローンの金利が低いほど返済総額も軽くなるケースがあるのです。
一般的に銀行のカードローンは消費者金融のカードローンよりも金利が低いです。
実際に銀行や消費者金融の公式サイトにある返済シミュレーションを使って、返済総額を比較してみることをおすすめします。
-
A
銀行のカードローンで無利息期間を設定しているところは多くありません。
一方で、例えば住宅ローンを利用している人はカードローンの金利を年0.5%引き下げるなど、金利での優遇特典を受けられる商品を見かけます。
銀行のカードローン選びの際には、無利息期間以外でどのような特典やキャンペーンがあるのか、チェックしておきましょう。