銀行カードローン
千葉銀行カードローンの利用条件は?審査や借入可能額について解説
千葉銀行カードローンの利用条件は?審査や借入可能額について解説
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千葉銀行カードローンについて、基本情報や金利、借入条件を解説

千葉銀行のカードローンは、金利や月々の返済額も低く、銀行カードローンとして使いやすい1枚です。

しかし、千葉銀行が地方銀行であるゆえに、「メガバンクのカードローンよりサービスが悪いのでは?」「使い勝手が悪そう」といった不安を持つ人も少なくありません。

そこでこの記事では、千葉銀行カードローンの基本的な情報を紹介するとともに、審査の流れや返済方法、利用条件などを詳しく解説していきます。

カードローン選びで悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考に千葉銀行カードローンの利用を検討してみましょう。

千葉銀行カードローンの基本情報

千葉銀行カードローンの基本情報

千葉銀行は、国内184拠点・海外6拠点のネットワークを持っており、地方銀行のなかではトップクラスの経営規模を誇ります。CMなどで千葉銀行を知った人も多いでしょう。

その千葉銀行が展開しているカードローン「ちばぎんカードローン クイックパワー<アドバンス>」は、全国のATMやインターネットバンキングでどこでも借入・返済が可能です。

利用限度額 10万円~800万円
金利 年1.4%~14.8%
利用条件 次の条件をすべて満たす方。
・満20歳以上満65歳未満。
・安定した収入がある(パート・アルバイトを含む。年金収入のみは不可)。
・千葉県および千葉銀行の指定エリアに在住・勤務している。
・エム・ユー信用保証(株)の保証が受けられる。
※外国人の場合は永住許可が必要。
千葉銀行の口座 必要
審査期間 問い合わせ
借入・返済方法 ・千葉銀行ATM
・全国の提携ATM
・アプリ・インターネットバンキング
返済引き落とし日 毎月1日
返済額 最低2,000円~
Web申し込み 可能
在籍確認 あり
郵送物 あり(ローンカード)

参照:カードローン|千葉銀行

地方銀行だからといってサービスが落ちるわけでもなく、千葉銀行カードローンの借入上限や金利はメガバンクと比べても遜色ありません。とくに、最低金利はもっとも低くなっています。

銀行 借入限度額 利率
千葉銀行カードローン クイックパワー<アドバンス> 10万円~800万円 1.4%~14.8%
三井住友銀行カードローン 10万円~800万円 1.5%~14.5%
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック 10万円~500万円 1.8%~14.6%
みずほ銀行カードローン 10万円~800万円 2%~14%

利用条件にあてはまるなら、借入先候補として魅力的なカードローンの1つです。

千葉銀行カードローンは千葉県周辺エリアに在住・勤務していることが利用条件

千葉銀行カードローンは千葉県周辺エリアに在住・勤務していることが利用条件

千葉銀行カードローンの注意点は、千葉県やその近郊に在住もしくは勤務していないと利用できないことです。

在住については、以下のエリアに住んでいれば条件を満たせます。

  • 千葉県(全域)
  • 東京都(全域)
  • 茨城県(全域)
  • 埼玉県(全域)
  • 神奈川県(横浜市・川崎市のみ)

一方、勤務については、東京都と埼玉県で以下の地域指定があります。

東京都 23区、西東京市、武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市
埼玉県 さいたま市岩槻区、川口市、春日部市、草加市、越谷市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町、杉戸町、幸手市

「在住」と「勤務」で地域に若干の違いがあるため注意しましょう。

金利は年1.4%~14.8%で借入限度額ごとに変わる

金利は年1.4%~14.8%で借入限度額ごとに変わる<

千葉銀行カードローンの金利は、借入限度額(極度額)に応じて段階的に変わります。

借入限度額 金利(年利)
100万円未満 14.8%
100万円以上~290万円以下 9.0%~12.0%
300万円以上~340万円以下 6.0%~12.0%
350万円以上~400万円以下 5.5%
410万円以上~500万円以下 4.3%
510万円以上~650万円以下 4.0%
660万円以上~800万円以下 1.4%~3.5%

借入限度額は、年収や職業、過去の借入実績などによります。カードローン契約時は低くても、後から審査を受けることで増額が可能です。

審査から借入までの流れ

審査から借入までの流れ

千葉銀行カードローンの審査は、次のように進みます。

  1. 申し込み(本人確認資料の提出)
  2. 仮審査
  3. 必要書類の提出
  4. 正式審査
  5. 借入

申込方法は4種類あり、細かい部分で違いがあります。

申込方法 やり方 審査結果の通知
パソコン・スマートフォン ・千葉銀行のホームページから申し込み
・書類はすべてWeb上で提出。
メール、電話、郵送のいずれか
電話 ・フリーダイヤル(0120-68-7878)に問い合わせ
・書類はFAXもしくは郵送で提出。
※受付時間:9:00~21:00(12月31日~1月3日を除く)
SMS(ショートメッセージ)、電話、郵送のいずれか
FAX ・FAX用番号(0120-17-7889)に利用申込書、本人確認資料を提出。 電話、郵送のいずれか
郵送 ・千葉銀行のローン受付センター(千葉市中央区今井2丁目11番1号)へ利用申込書、本人確認資料を提出。 電話、郵送のいずれか

電話で申し込む場合、受付時間が9:00~21:00(年末年始を除く)と決まっているので注意しましょう。

パソコン・スマートフォンを使ったWeb申し込みが、手軽でいつでも申し込めるのでおすすめです。

審査に必要な書類

千葉銀行のカードローンでは、申し込み時に提出する本人確認資料と、正式審査時に提出する必要書類があります。

本人確認資料としては、以下のいずれかを提出します。

  • 運転免許証
  • パスポート(顔写真のページと所持人記入欄の両方)
  • 個人番号カード(表面のみ)
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

正式審査時の必要書類としては、50万円超の極度額を希望する場合に所得証明書類の写しが必要です。具体的には、以下のいずれかを提出します。

  • 源泉徴収票
  • 住民税決定通知書
  • 給与明細書(3か月以内のもの)・賞与明細書(過去1年分)
  • 確定申告書 第一表(収入金額等が確認できるページ)

その他、個々の状況や借入条件によっては、ほかの資料も必要になる場合があります。

融資を受けられるのは申し込みから数日後

融資を受けられるのは申し込みから数日後

千葉銀行のカードローンは審査期間を公表していませんが、一般的には1日以上かかります。つまり、即日融資は受けられない点に注意が必要です。

ただし、カードローン入金サービスを申し込めば、契約と同時に口座振込で借り入れられます。また、ちばぎんアプリやインターネットバンキングでの借入も可能です。

ATMでは、正式審査から数日程度で郵送されるローンカードで借りられます。

返済額は毎月2,000円~、毎月自動で引き落とされる

返済額は毎月2,000円~、毎月自動で引き落とされる

千葉銀行カードローンの返済方法は、口座からの自動引き落としです。毎月1日に、支払い残高に応じた返済額が引き落とされます。

支払い残高ごとの返済額は次の通りです。

支払い残高 返済額
10万円以下 2,000円
10万円超20万円以下 4,000円
20万円超30万円以下 6,000円
30万円超40万円以下 8,000円
40万円超50万円以下 10,000円
50万円超100万円以下 15,000円
100万円超150万円以下 20,000円
150万円超200万円以下 25,000円
200万円超250万円以下 30,000円
250万円超300万円以下 35,000円
300万円超350万円以下 40,000円
350万円超400万円以下 45,000円
400万円超450万円以下 50,000円
450万円超500万円以下 55,000円
500万円超600万円以下 60,000円
600万円超700万円以下 65,000円
700万円超800万円以下 70,000円

返済額は利息も含めた金額なので、引き落とし額のすべてが元金返済に充てられるわけではないので注意しましょう。

なお、支払い残高にもとづく返済とは別に、任意で繰上返済も可能です。千葉銀行ATMおよび提携ATM(コンビニや他金融機関)、もしくはアプリ・インターネットバンキングで返済できます。

千葉銀行カードローンの利用がおすすめな人の特徴

千葉銀行カードローンの利用がおすすめな人の特徴

千葉銀行カードローンの利用がおすすめなのは、以下にあげる要素のいずれかがあてはまる人です。

  • 千葉県に在住・勤務している人
  • 申し込みから借入までスムーズに進めたい人
  • 月々の返済負担を抑えたい人
  • 最大限度額で借りられる人(年収が2,000万円以上の人)

千葉銀行の本拠地である千葉県に在住・勤務していれば気軽に店舗ATMへ行けるため、借入・返済がしやすくおすすめできます。

また、「カードローン入金サービス」によって契約と同時に借入ができるので、「ローンカードが届いてから改めて借入手続きをする」といった手間がかからない点もメリットです。

さらに、返済額は最低2,000円~と低めに設定されているため、毎月の返済に追われたくない人も利用しやすくなっています。

なお、最大限度額については最低金利(1.4%)で借りられるかどうかがポイントです。最大限度額が660万円からなので、ローンは総量規制(年収の1/3までしか借りられない規制)を考慮すると、「660万円×3=年収1,980万円」が最低金利で借りられる基準となります。

これらの条件にあてはまらなくても、ほかの銀行と比べて決してサービスは悪くないため、ぜひ借入先候補として千葉銀行のカードローンを検討してみましょう。

記事まとめ

記事まとめ

千葉銀行のカードローンは、返済額や金利が低く、全国どこでも借入・返済ができるカードローンです。千葉銀行自体の経営規模も大きいため、安心して借り入れができます。

ただし、契約には千葉銀行の口座開設が必要であり、千葉やその周辺エリアに居住・勤務していないと契約できない点はデメリットです。

逆に、千葉県周辺に住んでいれば利便性が高いので、条件をクリアできる人はぜひ千葉銀行のカードローンを利用してみましょう。

監修者プロフィール
菱村真比古
菱村真比古
ファイナンシャルプランナー
10種の金融資格と中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャルプランナー。NISA、住宅ローン、社会保障制度などが複雑に絡み合うライフプランを明快シンプルに紐解きます。中でも《菱村式老後資金計算法》は将来に不安を抱える子育て世代に好評。生命保険と金融サービス業界の最高水準として世界中で認知されている独立組織MDRTの正会員。『お金のエキスパート』として講演や営業マンの育成など幅広い領域で活動している。

【資格情報】
・住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー
・日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー
・生命保険協会認定トータルライフコンサルタント
・CCAA クレジットカードアドバイザー
・相続診断協会認定 相続診断士 
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